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2023/06/20

心身統一合氣道会 会報

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一般社団法人 心身統一合氣道会の会報誌である『心身統一合氣道会 会報』が間もなく発行されます。

7月から順次、全国の会員の皆様のお手元にお届けいたします。

本号では、公立はこだて未来大学の伊藤精英教授のお話をお聞きしました。伊藤先生は生まれつき弱視で、10代で全盲となりました。現在、北海道から東京まで心身統一合氣道の稽古に通われています。

次号は2023年10月に発行する予定です。これまで発行した会報誌に関してはこちらをご覧下さい。

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2023/06/18

指導者講習(栃木)

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「指導者講習(栃木)」で指導しました。27名が参加しました。

新たに1名を指導者に任命しました。


心身統一合氣道を指導するには指導資格(師範・審査員・指導員・准指導員)が必要です。段位やキャリアに関係なく、学び続ける者だけが指導資格を有することができます。

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2023/06/11

東京工業大学合氣道部 55周年記念行事

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東京工業大学合氣道部55周年記念行事に、心身統一合氣道会 会長の立場でお招き頂き、現師範の小原英雄師範と参列いたしました。

私は同部の卒業生(第27代)であり、当時、お世話になった諸先輩の前で主賓を務めることになりました。何ともいえない感覚でした……。

50周年記念行事を盛大に行った後なので、小規模な行事を行う予定であったそうですが、70名以上の参加者が集まって盛会でした。

久しぶりに合氣道部の同期と再開し、学生の頃の感覚が鮮やかに蘇りました。学生合氣道部の素晴らしいところだと再認識しました。

東京工業大学合氣道部の益々の発展を願いますと共に、いち卒業生として、私に出来ることで今後もサポートをして参ります。

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2023/06/04

指導者講習(静岡)

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「指導者講習(静岡)」で指導しました。13名が参加しました。

新たに3名を指導者に任命しました。


心身統一合氣道を指導するには指導資格(師範・審査員・指導員・准指導員)が必要です。段位やキャリアに関係なく、学び続ける者だけが指導資格を有することができます。

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2023/06/02

大和哲也選手(K-1スーパーライト級 現王者)

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K-1スーパーライト級の現チャンピオンである大和哲也選手が本部道場(東京)を来訪され、私が3時間ほど指導をしました。

日頃は太心館道場(名古屋)で戸田貴之師範の指導を受けています。格闘技界の心身統一合氣道の理解者です。

大和さんはトップレベルの格闘家であるだけではなく、実直で、世の中に貢献すべく高い志を持っている選手です。

どうか応援を宜しくお願いいたします。

大和選手の今後の益々のご活躍を心からお祈りしています。

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2023/06/01

より広く、より深く

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2020年からNetflixで配信されている韓国ドラマ「愛の不時着」、すでにご覧になった方も多いことでしょう。

このドラマは韓国の国内のテレビチャンネルでも放送されましたが、世界に向けて発信する前提で制作されました。

そのため、国内の目先の視聴率や評価を過度に気にかけることなく、世界に通じる作品を目指し、時間と予算をかけて作られたそうです。

異なる言葉や文化で通じるものこそ真のエンターテインメントであり、世界190カ国に配信されて人気を得ていることが、その実証です。

この制作スタジオでは、世界に向けてドラマを制作し続けています。


心身統一合氣道においても、言葉・文化・宗教を超えて伝わってこそ、真の内容だと捉えています。

限られた対象者だけに伝えて、理解されることを目指すのだとしたら、決して最高のものにはなりません。

この視点で、常に私は自身の指導内容や技能を磨いています。

先日は、アメリカのミシガン大学のMBAコースの学生に指導しました(ブログ記事はこちら)。

私が師範を務める慶應義塾體育會合氣道部の卒業生が同校に進学し、同級生を母国に案内するプログラムを担うことになりました。

卒業生たっての希望で、この一環で私が指導することになりました。

当然のことながら、「合氣道」を知らない学生が多くいるわけです。合氣道で用いる固有名詞は全く通じませんし、そもそも英語での指導です。本質的な内容でなければ伝わりません。

勿論、日本文化に触れるというだけでも一定の価値はあるのですが、学生たちが腹落ちするように伝わるかで指導の真価が問われます。

共通するのは、「体験」こそ、最も伝わる手段であることです。

講習では「自然な姿勢(統一体)」「臍下の一点」「日常生活の動作への活用」を、直に相手して一人一人に体験して頂きました。

学生たちは驚きの声をあげ、その高い理解力に私も驚きました。

臍下の一点に心が静まっている状態から生じる動作はぶつからない。

ビジネスにおいて、特に、リーダーシップやコミュニケーションで、「心を静める」ことが重要であることを瞬時に理解していました。

プログラムが総て無事に終わった後に、面白い話を耳にしました。講習の翌日、観光で行った屋形船の中で腕相撲大会をしたそうです。

優勝した学生は、相手を負かすというマインドではパフォーマンスを発揮できないので、心を静め相手を理解することを徹底しました。

学んだことをすぐに活かしていて、しっかり伝わったようです。今回の経験がどのように学業や仕事で活かされるのか楽しみです。


同じ環境、同じ対象者に伝えるだけでは、指導技能は磨かれません。

「変わらない」ことは楽ではあるのですが、向上しないのです。ゆえに私は、自ら求めて異なる環境や対象者に伝えることをしています。

  • 言語・文化・宗教の異なる人に伝わるか。
  • お子さんに伝わるか。ご年配の方に伝わるか。
  • 障害をお持ちの人に伝わるか。
  • アスリートに伝わるか。アーティストに伝わるか。
  • 企業・団体といった集団に伝わるか。
  • 書籍で伝わるか。文字で伝わるか。
  • テレビで伝わるか。ラジオで伝わるか。

普遍性と再現性をもって、より広く、より深く伝わるのが真の内容です。

今後もあらゆる挑戦を続けていきたいと思います。

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