心身統一合氣道会 会報

一般社団法人 心身統一合氣道会の会報誌である『心身統一合氣道会 会報』が間もなく発行されます。
4月上旬から、全国の会員の皆さんのお手元にお届けいたします。
野球評論家の広岡達朗様との特別対談を掲載しています。本年2月に発売された『広岡達朗 人生の答え』の続きとなる対談です。
次号は7月下旬に発行する予定です。
これまで発行した会報誌に関してはこちらをご覧下さい。
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一般社団法人 心身統一合氣道会の会報誌である『心身統一合氣道会 会報』が間もなく発行されます。
4月上旬から、全国の会員の皆さんのお手元にお届けいたします。
野球評論家の広岡達朗様との特別対談を掲載しています。本年2月に発売された『広岡達朗 人生の答え』の続きとなる対談です。
次号は7月下旬に発行する予定です。
これまで発行した会報誌に関してはこちらをご覧下さい。
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「指導者講習(東京)」で指導しました。東京周辺の道場・教室から23名の指導者が参加しました。
新型コロナウイルスの感染拡大している中での実施したので、これまで以上に防止対策を徹底し、検温と体調確認、全員マスク着用、手洗い・アルコール消毒、常時換気の環境で行いました。
新たに2名を指導者に任命しました。
心身統一合氣道を指導するには指導資格(師範・審査員・指導員・准指導員)が必要です。段位やキャリアに関係なく、学び続ける者だけが指導資格を有することができます。
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『広岡達朗 人生の答え』が発売されて約3週間、日本全国で多くの皆さんにお読み頂いています。このたび増刷が決まりました。
本日の毎日新聞の朝刊の書籍広告では、工藤公康さんの推薦コメントが掲載されています。それとは別に、本書の推薦も頂きました。心から感謝しております。
一人でも多くの方に、本書をお読み頂けたら幸せです。
30代になって大切だと気づき、
40代になって、実践したことで少し分かり、
50代で広岡さんのやってきたことが半分くらい理解できた。
(気づき→実践→理解)
チームを率いることの重要性。背負わなければいけない責任。自分が何と思われようともやり遂げる覚悟。監督をやって初めて、理解した部分もある。
今は分からなくて良い。経験して分かるようなれ。
自分だったら折れてしまいかねないような状況でも自分を貫き通す姿勢、確個たる信念が広岡さんにはある。
工藤公康
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5/3(火)~5/5(木)に心身統一合氣道会の会員の皆さんを対象とした特別オンラインイベントを開催いたします。
特別オンラインイベント 「氣」「心身統一道」に浸る3日間 2022年春
心身統一合氣道の稽古の根幹である「氣」、そして「心身統一道」の理解を深める絶好の機会です。詳細については、近日発表いたします。
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「指導者講習(広島)」で指導しました。中国地方の道場・教室から6名の指導者が参加しました。
新型コロナウイルスの感染拡大している中での実施でしたので、これまで以上に防止対策を徹底し、検温と体調確認、全員マスク着用、手洗い・アルコール消毒、常時換気の環境で行いました。
新たに2名を指導員に任命しました。
心身統一合氣道を指導するには指導資格(師範・審査員・指導員・准指導員)が必要です。段位やキャリアに関係なく、学び続ける者だけが指導資格を有することができます。
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「指導者講習(大阪)」で指導しました。近畿地方の道場・教室から28名の指導者が参加しました。
新型コロナウイルスの感染拡大している中での実施したので、これまで以上に防止対策を徹底し、検温と体調確認、全員マスク着用、手洗い・アルコール消毒、常時換気の環境で行いました。
心身統一合氣道を指導するには指導資格(師範・審査員・指導員・准指導員)が必要です。段位やキャリアに関係なく、学び続ける者だけが指導資格を有することができます。
指導者講習は全国の主要都市で開催し、私が直に指導しています。
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「指導者講習(神奈川)」で指導しました。東京・神奈川の道場・教室から31名の指導者が参加しました。
新型コロナウイルスの感染拡大している中での実施したので、これまで以上に防止対策を徹底し、検温と体調確認、全員マスク着用、手洗い・アルコール消毒、常時換気の環境で行いました。
新たに1名を指導員に任命しました。
心身統一合氣道を指導するには指導資格(師範・審査員・指導員・准指導員)が必要です。段位やキャリアに関係なく、学び続ける者だけが指導資格を有することができます。
指導者講習は全国の主要都市で開催し、私が直に指導しています。
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「指導者講習(名古屋)」で指導しました。中部地方の道場・教室から13名の指導者が参加しました。
新型コロナウイルスの感染拡大している中での実施したので、これまで以上に防止対策を徹底し、検温と体調確認、全員マスク着用、手洗い・アルコール消毒、常時換気の環境で行いました。
心身統一合氣道を指導するには指導資格(師範・審査員・指導員・准指導員)が必要です。段位やキャリアに関係なく、学び続ける者だけが指導資格を有することができます。
指導者講習は全国の主要都市で開催し、私が直に指導しています。
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本日発売の新刊、『「調子いい! 」が続く姿勢と呼吸の整え方』のオンライン体験講習(参加無料)のご案内です。
心身統一合氣道会のサイトの特設ページから、事前エントリー形式でお申し込みいただけます。
30分間で様々な体験をして頂きますので、本書をお読み頂いた上で参加されると理解が深まると思います。
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私が内弟子修行していたときの話です。
最初の年は、稽古の時間よりも掃除の時間が圧倒的に長く、「掃除するために内弟子になったわけではないのに」と思っていました。
そんな心の状態が「氣」で伝わってしまったのでしょう。あるとき、藤平光一先生に呼び出されて、「毎日、掃除ばかりしているので不満そうだな」と尋ねられました。
私は「そんなことはありません!」と答えましたが、「嘘を言うな」と…。氣の先生に誤魔化しは通じません。私は「なぜ、こんなに掃除ばかりなのか分かりません」と打ち明けました。
藤平光一先生は「それは、目先のことしか見ていないからだ」と答え、内弟子修行においては、たとえ今は意味が分からなかったとしても、「できない」「意味ない」「関係ない」という言葉は使うな、と言いました。
さらに、「同じやるなら、楽しくやる工夫をしなさい」と言われたのです。
それならばと、私は日々、目標を決めて掃除することを始めました。
一つ一つの作業の時間をはかり、段取りを良くして目標時間内で終えよう。掃除の順番を変えて、いちばん能率の良い流れをみつけよう。掃除用具の置き場所を工夫することで、動きの無駄をなくそう。
そういった工夫の積み重ねによって、昨日より今日、今日より明日が、少しずつ良くなっていくことが感覚的に分かりました。嫌々取り組んでいたことで、どれだけ時間を無駄にしたかも自覚を持ちました。
あれから25年が経ち、現在の自分ならば良く分かります。
何事においても、この姿勢があるから成長します。心身統一合氣道の稽古に取り組む基本姿勢、「そのもの」だったのです。
内弟子時代、私は目先ばかりを見ていたので、「いったいこれが何の役に立つのか」と、毎日の掃除の時間が無意味に感じられました。
先のことまで見えていれば、掃除の意味を私は理解できたのかもしれません。しかし、若く未熟な頃は視野が狭く、目先にとらわれやすいので、あの状態では理解はできなかったことでしょう。
先生を信じて実践したからこそ得られたものでした。「先を生きている」からこそ、大事な方向を指し示していたのです。
人間は「目先のこと」にとらわれやすいものです。目先の成果や利益しか頭にないと、部分最適で物事を判断してしまいます。
特に、「人を育てる」ことは時間がかかるので、目先のことばかりになると、人を育てることを疎かにしたり、放棄したりします。
それは国や組織における衰退の表れであり、日本が抱える大きな問題の一つです。これを防ぐには、「目先のことにとらわれない」ための具体的な工夫や対策が必要です。
私にとって、それは「年配者の話を大事に聴く」ことなのです。
現代社会では年配者を「老害」と揶揄する風潮がありますが、とんでもないことです。長い時間をかけて一つ一つ工夫を積み重ねて来た方は、目先のことではなく「何が大事か」を語っています。
20歳のときに50歳の自分は想像できませんし、50歳のときに80歳の自分は想像できません。誰しも「今、この瞬間」を初めて経験しているのですから、本当のところは何も分かっていないはずです。
「一生」というスパンでみて、はじめて分かることがあります。だからこそ、私は90歳を迎える広岡達朗さんのお話を大事にしています。私だけの財産にせずに、『広岡達朗 人生の答え』という本にしました。
この本の企画で、「気持ちの切り替えが下手で、失敗を引きずってしまいます」という広岡さんへの質問がありました。
広岡さんはこのようにお答えになりました。
「それは気持ちの切り替えが下手なのではなく、目先のことに心が向いているのです。失敗したら落ち込むこともある。落ち込んだとしても、また先を見ればよいのです。人生、そこでおしまいではないのだから。」
ああ、なるほど。氣が滞ると目先のことしか見えなくなります。だから、失敗が「人生の終わり」のように感じて立ち直ることができない。先まで見えているから、その失敗は成功の元になるわけです。
気持ちは無理に切り替える必要などなく、まずは氣の滞りを解消して、未来に向けて氣が通えば、自然に心は前向きに変わっていきます。
目先ではなく、先を見るための「氣」の学びなのです。
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