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2021/08/31

特別対談(三浦友史先生)

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心身統一合氣道会 会報』では各分野の第一線の方との特別対談を行っています。バックナンバーをWebで不定期に公開しています。

長岡技術科学大学の三浦友史教授との対談記事を公開しました。

三浦先生は東京工業大学合氣道部の卒業生で、私の先輩にあたります。現在も心身統一合氣道の稽古を継続なさっています。合氣道を日常でどのように活かすか、合氣道部の伝統などをお話しました。

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2021/08/27

柏屋幸一先生が監督する映画が映画祭で受賞しました!

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柏屋幸一先生(心身統一合氣道8段)が監督・脚本・演出を務めた映画が、パリの映画祭 Beyond The Curve International Film Festival (BTCIFF)から Women’s Film 部門で受賞しました。

映画名は"Looking for Ai"で、柏屋幸一先生が責任者を務めるMidland Ki Federationの関係者も多数出演しています。

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2021/08/01

不動心

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嫌なことを言われ、それが氣になって目の前のことに集中できない。誰でもそんな経験があるのではないでしょうか。

一つのことにとらわれると、他のことに心を使えなくなってしまう。この状態を「心が停止している」といいます。

心身統一合氣道の技の稽古でも、同じことが起こるときがあります。

相手が力いっぱい自分の手首を持つと、持たれたところが氣になって、まったく動けなくなってしまうのです。

確かに持たれた場所は動かないかもしれませんが、少し冷静になれば、持たれていない場所は、自由に動かせることが分かるはずです。指先から、あるいは本体から動けば、何の問題もなく対処できます。

しかし、ひとたび「持たれた」ことにとらわれて、心が停止すると、その発想すら持てなくなり、まったく動けなくなってしまうのです。

これは実におそろしいことです。

日常生活でいえば、これが「気になること」にあたるわけです。心が一つのことにとらわれてしまうと、「何もできない」と勘違いしてしまって、心を前向きに使うこともできなくなります。

心の停止状態を防ぐには、いったいどうしたら良いのでしょうか。


それには心の性質を理解することが第一歩です。

心の動きを波に例えれば、本来は波が静まっています。そこに水滴が落ちると、その瞬間、水面に波が立つのは当たり前で、その波はまた無限小に静まっていきます。

私たちの心も同じです。

事が生じたときに、心が動くのは当たり前のことです。「心を動かさないように」「影響を受けないように」と抵抗をすると、水面は静まるどころか、余計に波立ってしまうものです。

嬉しいときは嬉しい、悲しいときは悲しい。「喜んではいけない」「悲しんではいけない」と抑圧する必要はなく、心から喜び、心から悲しんで良いのです。

悪口を言われたら、氣になるのが当たり前。「氣にしないように」と抵抗するから、余計に心が乱されるのです。大いに氣にして、その上でまた無限小に静まっていくだけです。

竹やぶに風が吹き込んで来たら、音がするのが当たり前です。竹やぶから風が過ぎ去ったら、音がしなくなるのも当たり前。それこそ「天地自然の理」であり、心の動きも然りということです。

大事なことは「動いても良い」と捉えること。波立っても良いのです。その上で、次の瞬間に元の静かな状態に戻っていくだけです。

すると、何事にも「さあ、いらっしゃい!」という気持ちで迎えられます。


「不動心」とは、心が動かなくなることではありません。心が動かなくなったら大変で、ましてや厚顔になることでもありません。

さらに、「心を静める」とは、感受性が鈍くなることではありません。感受性はより豊かに、そして感じたことに振り回されなくなります。

事が生じた瞬間、心は動きますが、次の瞬間にはまた静まっていきます。この状態を「心が静止している」といいます。

同じく止まっているように見えても、「停止」と「静止」では大違いです。

この辺りのことは鼎談本『動じない。』で広岡達朗さんと王貞治さんも、ご自身の体験を通じて語っていらっしゃいます。


心身統一合氣道では、「氣の呼吸法」や「氣の意志法」で稽古します。

外界からの刺激に、その都度、心が乱されていては技にはなりません。心が静止している状態だからこそ自在に対応することができます。

この稽古は道場だけではなく、日常でこそ実践する価値があります。むしろ、日常の方がより難易度が高いものです。

頭の理解ではなくて、身体の訓練だからこそ、実際に役に立ちます。私自身も日々、実践しています。

長引く新型コロナウイルスの影響で心は停止しやすくなっています。

一つ一つのことにとらわれず、いつでも心を前向きに使えるように、ご一緒に「不動心」を磨いて参りましょう。

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