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2021/07/29

新所沢教室(埼玉)のSNSを紹介します

Shintokorozawa


新所沢教室のSNS(YouTube)を紹介します。

心身統一合氣道会では「ソーシャルメディア利用ガイドライン」に基づき情報発信しています。

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2021/07/20

三宅義和様との対談を公開しました(2)

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YouTubeの心身統一合氣道会公式チャンネルで、英会話イーオンの代表取締役社長(対談時)の三宅義和様との対談続編を公開しました。

動画はこちらからご覧頂けます。心身統一合氣道会 会報』のために収録した対談を再編集しています。

「学習」とは本来楽しいものであること、多忙なビジネスパーソンが心身統一合氣道の稽古をする意義などをお話いただいています。

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2021/07/13

服部茂章様のレースチームが優勝しました!

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心身統一合氣道会 会報』で対談した服部茂章様が監督を務めるレースチームが、NASCAR Camping World Truck Series(NCWTS)で優勝しました。上の写真で、最前列の左から二番目が服部さんです。

Nascar_2


写真でも心からの喜びが伝わって来ます。

服部さんからメッセージを頂きました。ご本人の了解を得て、このブログで紹介したいと思います。


皆様、ありがとうございます❗️

今期はあと少しのところでなかなか優勝する事が出来ず苦しんでいましたが、いつも教わっているようになるべく意識を上げないように心がけて戦って来ました。今回やっと結果が出ましたので少しホッとしています。

USはワクチン接種によりほぼ平常の生活に戻っています。日本も早くコロナ前の状態に戻る事を願っております。

週明けには一時帰国の予定にしていますので、待機期間が終わりましたら稽古に参加させて頂こうと思います。引き続きよろしくお願い致します🙇‍♂️🙇‍♂️

服部

服部さんと私との特別対談はこちらでご覧頂けます。

レースという厳しい世界において、心身統一合氣道の稽古で得たことがどのように活きるかお話になっています。

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2021/07/08

動画「会長対談者紹介」を公開しました

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YouTubeの心身統一合氣道会公式チャンネルで「会長対談者紹介」を公開しました。ぜひご覧ください。

ミノワマンさん(総合格闘家)、小西浩文さん(無酸素登頂登山家)、青井博幸さん(経営コンサルタント)が登場します。

皆さん、熱心に心身統一合氣道の稽古に励んでいらっしゃいます。

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2021/07/01

全身で捉える

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私には、子どもの頃からお世話になっている歯科医の先生がいます。

先日、クリニックでの検診でたまたま一緒になった方で、全盲の大学教授(心理学:聴覚振動知覚)をご紹介頂きました。

明るく朗らかな方で、すぐに打ち解けて話をさせて頂きました。NHK総合「あさイチ」に私が生出演した回をご覧頂いていたようでした。

あまりに自然なので始めは氣がつきませんでしたが、相手の姿は見えていないはずなのに、相手に心をしっかり向けてお話になります。

その後、教授のご著書を拝読して、その意味が分かりました。

音が描く日常風景 : 振動知覚的自己がもたらすもの
伊藤精英(著) 金子書房

教授はスポーツの事故で失明をした後、視覚以外の複数の感覚が、有機的に組織化されていくプロセスを経験されたそうです。

本では、音がいったい何を指し示すのか、音をどのように聴いているのか、音が生活とどのように結びつくのかが書かれていました。

一例をあげれば、音を聴くことで障害物の位置を把握しているそうです。健常者が目隠しをして一時的に視覚情報を遮断したとしても、同じことをするのは難しいとのこと。

人間の身体は本当にすごいもので、一つの感覚を失ったとしても、他の感覚がそれを補っていくことが分かります。全身を一つとしてみれば、部分が相補的に機能しているのです。

教授は、「音」を通じて私を「見ていた」のでした。


心身統一合氣道会でも、全盲の指導者が活躍しています。

健常者と同じ様に昇段審査を受験して、見事に合格しました。審査を見守っていて私が最も驚いたのは、視覚の情報がないにも関わらず、前回り受身をしていたことでした。

視覚以外の複数の感覚によって、距離を正確に掴んでいるからこそ、安全にできるのでしょう。


全身を一つに捉えることを「統一を保つ」といいます。反対に、身体を部分で捉えることを「統一を乱す」といいます。

技の稽古で、相手を投げようとして腕や肩に力みが生じるのは、まさに身体を部分的に使った結果、統一が乱れているのです。

心身統一合氣道の技は、統一を保つことによって初めてできます。全身を一つに用いて投げるときにできるのです。

初心者の皆さんは「統一を保つ」と言われても感覚が分かりませんので、「折れない腕」を稽古します。

片腕を前に出して、パートナーにその腕を力いっぱい曲げさせます。

「曲げられないように」と腕に力が入ると、土台が崩れてしまい、結果として腕は曲がってしまいます。

バランスの取れた姿勢を確認した後、土台を保ってさえいれば、相手がどれだけ力いっぱい曲げても影響を受けません。

「部分」で支えるのではなく「全身」で支えることによって、ほとんど力を入れていないのに影響を受けなくなることを体験し、「全身を捉える」という感覚を初めて得られるのです。

心身統一合氣道の稽古で最も重要なのは「土台づくり」です。全身で捉えることで、持っている力が存分に発揮されます。

まさに「全身全霊」です。

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