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2020/08/21

特別対談(金ヶ江悦子様)

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心身統一合氣道会 会報』では各分野の第一線の方との特別対談を行っています。バックナンバーをWebで不定期に公開しています。

今回は2010年度ミス・インターナショナル日本代表の金ヶ江悦子様との対談を掲載しています。

金ヶ江さんは現在、トータルビューティーディレクターとして、モデルの育成やミスコンテストの日本代表を目指す方を指導なさっています。なぜ心身統一合氣道を学ばれるのかを中心にお聞きしました。

対談はこちらからご覧頂けます。

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2020/08/17

日めくりカレンダーが発売されました

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日めくりカレンダー「藤平光一先生 珠玉の言葉」が出来ました。

「生きるということは、氣を出すことである」「飽きずに基本を練り上げれば、必ずものになる」など、藤平光一先生の31の言葉を日本語と英語で日めくりにしたものです。

定価は1,100円(税込)です。

本部事務局の窓口(東京・大阪・名古屋・仙台・栃木)でお求めになれます。各道場・教室で購入を希望される場合は、所属する道場・教室の責任者までご相談下さい。

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2020/08/06

【最新版】新型コロナウイルスの感染拡大防止のガイドライン

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心身統一合氣道会の「新型コロナウイルスの感染拡大防止のガイドライン」が更新されました(2020年8月6日発表)。

このガイドラインは、新型コロナウイルスに関する科学的知見に基づき、会員の皆様が安全・安心に稽古できるように定めたものです。内容は随時更新し、全国の道場・教室に周知徹底をいたします。

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2020/08/03

《音声付き》受身の目的

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心身統一合氣道の稽古では、「心身統一合氣道の五原則」に基づき、相手の心を尊重して、導き投げることを学びます。

 心身統一合氣道の五原則

 一、氣が出ている
 二、相手の心を知る
 三、相手の氣を尊ぶ
 四、相手の立場に立つ
 五、率先窮行(そっせんきゅうこう)

例えば、すごく力の強い人がいて、力ずくで投げたとしましょう。相手が心の中で抵抗し、相手の心に遺恨が残るようであれば、「投げる」ことにはならないということです。

日常でいえば、権力を持った人がいて、命令したとしましょう。相手が心の中で抵抗し、嫌々、命令に従っているようであれば、「人を動かす」ことにはならないのと同じです。

相手の状態をみて、どこに向かおうとしているか理解した上で、その行き先を導くからこそ、人を動かすことになります。技も同じことで、これが相手を導き投げるということです。

そもそも、心身統一合氣道の稽古に「勝ち」「負け」はありません。投げた人が「勝ち」、投げられた人が「負け」ではありません。

「人を育てる」のに「勝ち」「負け」が存在しないのと同じで、導く者が「勝ち」、導かれる者が「負け」ではないからです。


心身統一合氣道の「受身」は、「自分の身を守る」ことを指します。受身とは、単に投げられて転がることではありません。

「受身」という言葉のイメージから受動的に捉える方が多いですが、受身とは本来、極めて能動的なものです。

私たちの人生がそうであるように、投げられた時点で終了ではなく、実際には、その後も続いているわけです。

投げられることによって姿勢(体勢)を崩してダメージを受けてしまうと、すぐに立ち上がることも、次に備えることも出来ません。特に、頭部を打ち付けてしまうと、生命に関わります。

ゆえに、受身が不可欠ということです。

心身統一合氣道の受身では、基本的に、畳を叩くこともしません。常に、身体が地面に滑らかに着くように受身を取ります。

極端な例ですが、アスファルトのような固い地面であっても、ダメージを最小限に、瞬時に次に備えられるように取ります。

つまり、受身とは、投げられて自分の身を守ることだけではなく、次の動きに備えることが目的なのです。


何年か前にプロボクサーを指導した際、受身に深く関心を持つ選手がいました。

この選手の話によれば、相手に打たれたダメージだけではなく、ダウンの際に、床に打ち付けられるダメージが大きいとのこと。二重のダメージによって、心が折れやすいと言っていました。

無意識の領域で出来るように、受身を身につけたいとのことでした。その後、この選手はしっかり稽古をして体得しました。

実はこれ、私たちの日常も同じことです。

失敗やトラブルが生じることで、ダウンを奪われることがあります。しかし、人生はそこで終わりではありません。そんなときこそ受身が必要であり、いかに立て直せるかが大切です。

心を能動的に用いて、瞬時に、次に備えられることも心の強さです。

しかし、姿勢(体勢)が乱れてしまうと、それが出来なくなります。

これは精神論ではなく、実際に身体を使って訓練することによって、はじめて体得できるものです。

心身統一合氣道を稽古している皆さんは、投げることだけではなく、正しい目的で、受身も磨いて頂きたいと思います。

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