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2019年3月の5件の記事

2019/03/15

新刊のお知らせ

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藤平信一です。

4月8日(月)にワニブックスPLUS新書から新刊が出ます。氣の新書シリーズの第三弾です。

「氣」の道場 - 健康長寿・成功・人氣の源は「氣」にあった -

人生100年時代を迎え、現在では80代、90代であっても、世の中の最前線で活躍される方がいらっしゃいます。『心身統一合氣道会 会報』で対談させて頂いた皆さんは、氣力でみなぎっていました。私は、「氣力」こそ人間が生きていく上で最も大事なものだと思っています。その源泉はいったいどこにあるのでしょうか。

私はいま40代。子どもの頃、いまの自分はまったく想像出来ませんでした。同じように、80代、90代になった自分のこともまったく想像ができません。年を重ねれば身体のあちらこちらに何らかの不具合があるでしょうが、社会生活を送るのに十分な健やかさがあるとき、80歳からの人生をどのように過ごすかは人生における大きなテーマになるはずです。

日本の大手芸能プロダクション「株式会社ホリプロ」の創業者である堀威夫様が、心身統一合氣道の稽古を始めたのは80歳のときでした。堀さんは現在、ホリプロのファウンダー(創業者)という立場で、会社経営からは完全に退き、ホリプロの重要な事業に関わっていらっしゃいます。 そのため、日々忙しく過ごされていますが、可能な限り毎週欠かさず稽古に通っています。

現在は86歳、もう6年も道場に足を運び続けています。道場で毎週のようにお会いする堀さんから、氣の観点で「氣力」の源泉を学びたいと思い、このたび一冊の本にすることになりました。 おそらく、この本ではわたしの言葉よりも堀さんの言葉のなかに大事なことがたくさん含まれていると思います。

本書を手に取って頂けましたら幸せです。

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2019/03/12

指導員講習会(神奈川)

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藤平信一です。

「指導員講習会(神奈川)」で指導しました。主に首都圏の道場・教室から21名の指導者が参加しました。

指導内容については「心身統一合氣道会 指導者心得」でご覧頂けます。アクセスするには、指導員専用のIDとパスワードが必要です。


指導員講習会について

心身統一合氣道の指導には指導資格が必要です。心身統一合氣道会では学び続ける者のみ指導できます。

東京・大阪・名古屋・仙台・福岡など全国主要都市で年間を通じて開催される指導員講習会で学んでいます。

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2019/03/11

心身統一合氣道会 会報

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藤平信一です。

一般社団法人 心身統一合氣道会の会報誌「心身統一合氣道会 会報」の最新号が発行されます。4月上旬から全国の会員の皆様のお手元に届く予定です。

帯津三敬病院の名誉院長で、83歳の現役医師である帯津良一先生との特別対談が掲載されています。

次号は2019年7月に発行する予定です。

これまでの会報誌の情報はこちらをご覧下さい。

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2019/03/09

指導員講習会(大阪)

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藤平信一です。

「指導員講習会(大阪)」で指導しました。主に関西圏の道場・教室から19名の指導者が参加しました。

指導内容については「心身統一合氣道会 指導者心得」でご覧頂けます。アクセスするには、指導員専用のIDとパスワードが必要です。


指導員講習会について

心身統一合氣道の指導には指導資格が必要です。心身統一合氣道会では学び続ける者のみ指導できます。

東京・大阪・名古屋・仙台・福岡など全国主要都市で年間を通じて開催される指導員講習会で学んでいます。

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2019/03/01

意識する、ということ

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自分が自然にしていること、出来ていることを言葉にすることで、パフォーマンスが悪くなることがあります。 それまで無意識で出来ていたことを「意識」することによって、同じように出来なくなってしまうのです。

私はこれを7年前に経験しました。次世代の指導者を集中的に育成するため、3年間ほど特別な機会を設け、それぞれの指導者と頻繁に接していたときのことです。

「氣」や「心」のように、本当に大事なものには「形」がありません。 その大事なものを伝えるために、私自身で言葉になっていないこと、感覚的に会得していること、自分が無意識に出来ていることなどを、一つずつ整理して言葉にしていく必要がありました。

「変化」は間もなく表れました。

言葉にしたことによって、それまでと同じようには出来なくなっていたのです。「無意識」の領域から「意識」の領域に持ち出してしまったのでしょう。

すっかり不調に陥ってしまいました。それでも育成は続けなければいけませんので、ひどい不調に耐えながら、これからの指導者を育てる「基礎」を作り上げました。このときの苦しさは経験したことのないものでした。

さいわいなことに、言葉にしたことをあらためて訓練することにより、私の不調は解消され、また元に戻っていきました。おそらく「意識」の領域から「無意識」の領域に戻ったのでしょう。

こういったことは、日々の稽古でも起きています。

例えば、「バランスを取る」という意識がそうです。「自然な姿勢には自然な安定がある」のですから、本来であれば、バランスは意識して「取る」のではなく、自然に「取れる」はずです。 しかし、意識してバランスを取ってしまうと逆に乱してしまうのです。

本当にバランスが取れているときは、特別な感覚はないものです。もし、自分が「バランスを取っている」と意識しているとしたら、それは本物ではありません。実際のところ、バランスが乱れているから意識するのです。

日頃から、つま先立ちをして足先まで氣が通うように訓練しておくと、それが習慣になって、いつの間にか自然にバランスが取れています。氣がついたら「よろめかなくなっていた」「転ばなくなっていた」 「疲れなくなっていた」と感じるのであれば本物です。

これは姿勢の話だけではなく、物事におけるバランス感覚も同じです。バランス感覚が良い人は、意識してバランスを取ってはいないのです。極めて自然なことなので、バランスを取っている自覚もありません。

トップアスリートを指導していると、「なぜそれを出来るのか」をアスリート自身がまったく言葉に出来ないことがあります。

私自身が経験から学んだ通り、自然に出来ていることを意識させると、パフォーマンスはかえって悪くなってしまいます。そのため、指導の際には細心の注意を払い、「無意識」の領域のものは「無意識」のまま伝わるような工夫をしています。

私たちは、まずは「無意識」でしていることを「意識」して訓練します。しかし、これだけでは「身についた」ことにはなりません。「意識」して出来ることを「無意識」で出来るように訓練が必要なのです。

「稽古」とは、私はこのプロセスを繰り返すことだと捉えています。

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