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2011/08/01

スポーツに氣を活かす

テレビや新聞などの報道でご存じの方も多いと思いますが、大リーグ名門のロサンゼルスドジャースが経営破綻しました。

2010年1月から、若手有望選手の育成プログラムとして、心身統一合氣道会では、定期的に指導者を送っています。最初の一年間は私自身が現地に行って指導していましたので、球団の経営状態が良くないことは知っていました。しかし、経営破綻にまで悪化するとは想像もしませんでした。

経営陣は極めて困難な状況に直面していることと思いますが、何事にもプラスとマイナスの両面があるように、現在の状況が成長・発展のチャンスになることもあります。今こそ若手有望選手たちが力を発揮する時です。今後もプログラムは継続しますので、全力でサポートします。

この一年間だけでも、様々なスポーツ選手と縁がありました。どのスポーツでも共通していることは、成果を発揮するには、土台となる姿勢が安定していることです。姿勢が不安定で崩れていると、ボールを投げるにも打つにも、ボールを蹴るにも上手くいきません。

姿勢を安定させようとして、踏ん張る姿勢を取る人がいます。すると、身体には力が入ります。この姿勢が安定しているか「氣のテスト」で確かめてみると、頑張っている割に不安定であることが分かります。

自然な姿勢には自然な安定があります。人間の姿勢は本来、安定しているのが当たり前であり、力んだり、虚脱状態になることで不安定になります。自然な姿勢を身につければ、意識しなくても安定は持続し、激しい動きの中でも安定を維持することが出来ます。心身統一合氣道では、この自然な姿勢のことを、「心身統一した状態(統一体)」と呼んでいます。

多くのスポーツ選手が統一体を求めて学んでいます。

他にも、どのスポーツでも共通しているのは、大事な場面で、持っている力を発揮出来るかどうかです。この課題の解決法は「心を静める」ことです。

通常、落ち着いているとき、我々の意識は下腹にあります。日常生活では、その意識が頭の方に上がることがあります。日本語では、「怒る」ことを「頭に来る」と言います。何が頭に来るのかと言えば、意識が頭に来る訳です。また、日本語では、「緊張する」ことを「上がる」と言います。これも同じことですね。

せっかく安定した姿勢を学んでも、意識が頭の方に来ると、その安定は失われます。大事な場面で力を発揮出来ないのは、意識が上がるからです。

同じ下腹でも、力の入らない場所を「臍下の一点」と言いますが、臍下の一点に心を静める訓練をすることが大切なのです。ちなみに、「臍下丹田」という言葉は下腹全体を指す言葉で、「臍下の一点」とは異なるものです。この辺りは、拙著「心を静める(幻冬舎)」で丁寧に説明をしていますので、まだお読みでない方はお読み頂けたら幸いです。

 
多くのスポーツ選手が臍下の一点を学んでいます。

心身統一合氣道会の各道場・教室では、合氣道の技ではなく、安定した姿勢や呼吸法を学ぶ「心身統一道」のクラスもあります。スポーツの向上に活用したいという方は、ぜひお越しください。今後も、心身統一合氣道会の指導員や会員には当然のこと、様々な分野で、成長・発展を願う人々をサポートして参ります。
 

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