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2010/02/01

学ぶ能力

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を日常に活用する事が目的です。

読むだけではなく、積極的に課題に取り組んで下さい。実践を通して得た学びは一生の財産となります。


藤平信一です。

先日、懇意にしている大学教授と会食をしました。私も大学の一般教養の授業で指導している関係で、学生の「学ぶ能力」についての話題になりました。

いつの時代であっても、「最近の若い者は」と言われますが、それでも確かに、最近の学生には驚かされることがあります。大学教授と私の共通認識は、今の学生は、自分の頭で考える能力が欠如していることです。

「1+1=?」という問題には、「2」という正解があります。しかし、現実の問題には前もって決まった答えはなく、自分自身で答えを探すほかありません。

先日、ある大学生から進路について相談を受けたのですが、こんな質問から会話が始まりました。

「私はどの職業に就いたら良いのでしょうか?」

私は占い師ではないので、答えは持っていません。

話を良く聞けば、親から強く勧められて大学に進学したものの、卒業時に進路を決められず、大学院まで進んだそうです。二十代半ばにもなって、大学院生にもなって、自分の頭で考える力がないことに驚きました。

現在の「決まった答えを得る」ことしかさせない教育では、これからの時代に対応していくことは出来ません。

「私はこの男性と結婚した方が良いですか?」

これは、私が今まで受けた究極の質問です。助言は出来ても、私が決断を出来る訳がありません。

道場の中でも同じような質問を受けることがあります。

「この技はどうすれば出来ますか?」

この質問は、より深く学ぶための質問ではなく、自分の頭で考えるのを止めるための質問です。自分の頭で考えることをせず、安易に正解を求めています。

もし、より深く学ぶための質問ならば、「_____________」と、なるはずです。

私が指導する際は、上達するためのヒントだけを与え、あとは自分自身の力で体得するように指導しています。すると、心身統一合氣道の稽古が、自分の頭で考えて、工夫し、身につける重要な訓練になります。

つまり、学ぶ力が向上して行きます。学ぶ能力は、仕事を含め、ありとあらゆることに活きます。正解らしきものを与えられ、考えることを止めてしまったら、いつまで経っても学ぶ能力は得られません。

心身統一合氣道の指導に限らず、指導的立場の人は、今一度、指導とは何かを考える必要があります。

指導とは、______________ことです。だからこそ、学ぶ能力が向上するのです。

【課題】

___には何が入りますか。正解は無限にあります。

※ これは「藤平信一メールマガジン」の掲載記事です。

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