藤平信一です。
この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、検証するための記事です。読むだけでは意味がありません。
何事を身に付けるにも実践することは基本です。しかし、ただ実践するのではなく、その結果、何がどの様に変わったかを検証することが重要です。
単なる知識として得た学びは、失いやすいものです。一方で、自ら実践し、検証して得た学びは失うことはありません。まずは1ヶ月間、実践・検証して下さい。
「素直に学ぶ」
コップに水を注ぎます。思い浮かべて下さい。
コップの中に水がいっぱい入っていたら、そこに新しい水を注ぐことは出来ません。コップに新しい水を注ぐためには、コップの水を一度空ける必要があります。
私たちが新しいことを学ぶ時も同じことです。
私は年間で2,000人以上の方に指導しており、そのうち、約300人はほぼ毎週指導しています。したがって、その成長を見守ることが出来ます。
成長する人とあまり成長しない人がいますが、そこには”ある違い”があります。勿論、私の指導の仕方にもあるのですが、それだけではありません。
何だと思われますか?
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それは、私が指導することを「よく見て始める」か、「よく見ずに始める」かの違いです。
私の真似をするか、自分なりにするか、です。「守・破・離」というところの「守」がありません。わざわざ私のところに学びに来ているはずなのに、私の指導を「よく見ない」というのも、変な話ですね。すでに自分なりの考えがある訳です。
すでに、コップは水でいっぱいになっているので新しい水は入らないのです。
物事を身につける上で最も重要なのは「素直さ」です。素直さとは、人に対して従順であることではありません。また、人の言いなりになることでもありません。
相手が伝えることを自分なりの考えや解釈ではなく、そのまま理解する姿勢です。自分が学ぶものの価値を認めたならば、素直に学ぶことが成長の秘訣なのです。
私が育成している内弟子の中にも、素直な内弟子と、素直でない内弟子がいます。
例えば、私が「この本を読んだ方が良い」と勧めます。素直な内弟子は「なぜ自分に勧められたか」知るため、すぐに読み始めます。素直でない内弟子は、何らかの理由をつけて怠ります。
いくら私の指導のお供をしても、直さがなければ、身につくものも身につきません。それでも、一人前の指導者にするために一生懸命指導しますが、本人が氣づくまでには時間がかかります。
何かを学ぶときは、今まで自分が得た経験・知識は、一旦、どこかにしまって、真っさらにしておくことです。学ぶときは、「自分がどのように考えるか」よりも、「相手が何を伝えたいか」を理解することが大切です。
相手が伝えることを真っ直ぐに受け取った結果、それが役に立たなければ捨てれば良いのです。
「過去に学んだ○○と同じだ」
「○○先生が言っていたことと同じだ」
「○○の本に書いてあったことと同じだ」
「先生の言っていることは自分の考えと違う」
新しいことを学ぶときに、こういうことを言ってしまう人は、「素直ではない」と認識して間違いありません。私の経験上、「自分は素直である」という方こそ要注意。「自分は素直ではない」とスタートすると良いでしょう。
素直さこそ、学びの土台なのです。
さて、今月の実践・検証です。
[実践すること]
- 素直に○○する。(例:素直に学ぶ、素直に体験する、素直に本を読む、等)
[検証のポイント]
- 素直に取り組んだ結果、どのような違いがあったか検証する。
この記事はメールマガジンに掲載されたものです。