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2008年9月の2件の記事

2008/09/24

習慣を変える

藤平信一です。

メールマガジンに届いたご質問にお答えします。


【Question】

藤平先生、こんにちは。

心身統一合氣道の稽古を始めて5年が経ちました。先日、ようやく2級を取ることが出来ましたが、力まないように努力しているのですがいつも余分な力が入ります。

同じ時期に入門した仲間は先日初段になったのに、私の方は情けない限りです。道場の先生からは「氣長にやりましょう」と言って下さるのですが、どうしたらもっと早く上達出来るでしょうか。

愚痴のような質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

【Answer】

こんにちは。なかなか上達を感じられない思いをお察しします。技の具体的なことは、直に指導しますので本部の講習会にお運び下さい。

その上での話ですが、心身統一合氣道の技は性格の表れです。焦りやすい方の技は焦った技になり、緊張しやすい方の技は緊張した技になります。したがって、技を変えるということは「性格を変える」と言っても過言ではありません。

ここで問題があります。

「性格は生来のものであって変えることは出来ない」という考えを持っている方が実に多いことです。性格は「習慣の集まり」です。物事の捉え方一つでも、プラスに捉えるのかマイナスに捉えるのか、習慣によるのです。

したがって、習慣を変えれば性格を変えることが出来ます。「力みやすい」という習慣を変えるためには、道場の上で技の稽古をする時だけではなく、日常生活で訓練する必要があります。そもそも、なぜ力むのかを知り、その心の使い方を変えることです。

また、悪い習慣を取り除くことは難しいのですが、新しく良い習慣をつけることが出来ます。物事に臨んで「力まない」のではなく、「リラックスする」ことを習慣つけることが大切です。まず日常生活で訓練なさって下さい。

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2008/09/01

プラスの氣を発する

藤平信一です。

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、検証するための記事です。読むだけでは意味がありません。

何事を身に付けるにも実践することは基本です。しかし、ただ実践するのではなく、その結果、何がどの様に変わったかを検証することが重要です。

単なる知識として得た学びは、失いやすいものです。一方で、自ら実践し、検証して得た学びは失うことはありません。まずは1ヶ月間、実践・検証して下さい。


「プラスの氣を発する」

私は、日本経営合理化協会が主催する「藤平信一・氣の道場」で、経営者に氣の指導をしています。

このセミナーは全5回で、5ヶ月間に渡って指導をします。第5回は、氣の郷で二泊三日の合宿をします。全国から集まった経営者が熱心に学んでいます。

初回は遠慮があるためか、受講者からの相談はほとんどありません。回を重ねて、私と受講者の間で信頼関係が出来ると、「先生、実は・・・・・」という相談を受けるようになって来ます。

「社員から自分に報告に来ない」「社員の積極性がない」、最も多い相談の一つです。

「報告・連絡・相談」はビジネスにおいて基本中の基本です。アクシデントやトラブル、クレームなど悪い報告は特に重要で、報告が遅くなることで事態を悪化させます。

良い報告は、遅れても問題になることは少ないのですが、悪い報告は、遅れると確実に問題になります。ましてや、悪い報告を隠蔽するのは最悪です。

したがって、経営者に報告が来ないと言うことは、大変な問題なのです。悩むのも当然ですね。心身統一合氣道会の本部スタッフも例外ではなく、報告・連絡・相談をスムーズに行う訓練をしています。

多くの場合、経営者に報告がないと社員を責めます。

 「なぜ、君達はもっと報告を確実にしないのか!」
 「いつも報告が重要だと言ってあるだとう!」
 「社長室の扉は常に開けてあるのに、なぜ来ない!」

こう言いたくなる氣持ちも理解出来ます。しかし、問題は社員ではなく経営者にあることも少なくありません。

せっかく社員が報告に来ても、経営者がしかめっ面をしていたり、陰鬱な顔をしていたら、そんな時に社員は報告しにくいものです。誰でもプラスの氣を発している人には近寄り、マイナスの氣を発している人からは遠ざかりたいものです。

したがって、「報告がない」ことで社員を責める前に、社員の報告を受ける自分の状態を確かめる方が先決です。特に、自分の表情を鏡で確かめることです。

私が指導して、すぐに実践した素晴らしい経営者がいます。机に小さな手鏡を常においておき、社員と話する前に自分の表情を鏡で見る習慣を持ったのです。

この方は「自分の顔を見て驚きました」と言われました。何でも眉間に三本くらいシワが入っていたのだそうです。それをあらためた結果、以前よりも社員から報告が来るようになりました。

さらに、家庭内で家族との会話も増えたそうです。おそらく、恐い顔でお子さんの話を聞いていたのですね。

報告・連絡・相談に限らず、コミュニケーションを良くするには、まず自分が「プラスの氣を発する」ことです。プラスの氣を発するとは、プラスの捉え方、プラスの考え方、プラスの言葉、プラスの表情、プラスの態度です。

これは親と子、教師と生徒にも当てはまります。話しかけやすい雰囲氣をつくることは、経営者には勿論のこと、親御さんや教師にとっても重要なことです。

プラスの氣を発するからプラスを呼び、マイナスな氣を発するからマイナスを呼ぶのです。

今月の実践・検証ですね。

[実践すること]

  • 話をする前に鏡で自分の表情をチェックする。
  • プラスの氣を発しているかチェックする。
  • プラスの氣を発している状態で相手と話をする。

[検証のポイント]

  • 相手の反応がどのように変化したかを見る。

この記事はメールマガジンに掲載されたものです。

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