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2008年8月の3件の記事

2008/08/25

心身統一合氣道 指導者心得

藤平信一です。

メールマガジンに届いたご質問にお答えします。


【Question】

こんにちは。

先月の「指導員の適性」の記事を読みまして、思うところが多々ありました。私は指導員として○○道場で子供クラスの指導を担当しています。

始めは不安でいっぱいでしたが、今は子供たちの元氣な顔と、出来なかった技が出来るようになる瞬間の顔の輝きを見るのがとても幸せです。こういう機会を頂いたことに感謝しています。

月1回の指導員講習会には出来る限り出席していますが、指導員としてどうあるべきか、もっと先生のお考えをお聞きする機会があるとありがたく思います。

質問というより要望になってしまいましたが、宜しくお願いいたします。

【Answer】

誰かの役に立つことは、とても幸せなことです。

心身統一合氣道の稽古を通して、正しい姿勢や礼儀作法、落ち着きや集中力を身につけると、心身共に健やかに成長するだけではなく、大人になってから何事にも代えられない財産となります。

さて、とても重要なご要望でしたので、この機会に心身統一合氣道会の指導員だけが閲覧出来るブログ「心身統一合氣道 指導者心得」を開設しました。

アクセスにはIDとPasswordが必要です。下記の申込書に記入の上で、心身統一合氣道会 東京本部まで提出をお願いいたします。その後、東京本部よりメールでIDとPasswordをお知らせします。

「心身統一合氣道 指導者心得」申込書(PDF/1.24MB)
※ 心身統一合氣道会 指導員のみ申込可能

このブログは、原則として平日(祝祭日を除く)に更新しています。指導や審査の心得、一般には公表していない指導のレポート、どこよりも早いインフォメーション、技などの動画をご覧頂くことが出来ます。

このブログを活用頂けましたら幸いです。

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2008/08/04

「氣の呼吸法」が文庫化されました!

Ki_breathing

2005年3月に出版されてベストセラーとなった藤平光一先生の著書「氣の呼吸法」が、このたび同じ幻冬舎から文庫化されました。8/7(木)からAmazon.co.jpや全国書店で発売されます。

文庫化にあたって、藤平光一先生の長年のお弟子さんで、元・読売ジャイアンツ、後に監督としてヤクルトスワローズと西武ライオンズをリーグ優勝・日本一に導いた廣岡達朗さんに、巻末の解説を寄稿頂きました。実際に氣の呼吸法を実践し、野球に活用なさった廣岡さんだからこそ書ける骨太の解説です。

先日、私が受けた雑誌取材で、ボストンレッドソックスの松坂大輔選手がマウンドで呼吸法を実践していて、そのルーツが氣の呼吸法であることが分かりました。(詳細については、こちらをご覧下さい)

まだ、お読みになっていない皆様は勿論、ハードカバー版をお読み頂いた皆様も、この機会に是非、文庫版となった「氣の呼吸法」をお読み下さい。

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2008/08/01

量と質

藤平信一です。

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、検証するための記事です。読むだけでは意味がありません。

何事を身に付けるにも実践することは基本です。しかし、ただ実践するのではなく、その結果、何がどの様に変わったかを検証することが重要です。

単なる知識として得た学びは、失いやすいものです。一方で、自ら実践し、検証して得た学びは失うことはありません。まずは1ヶ月間、実践・検証して下さい。


「量と質」

全国で心身統一合氣道の指導をしていて、最近氣になる事があります。それは、指導者が稽古の質を重んじるばかり、質の稽古ばかりして、量の稽古が疎かになっている方がいることです。

もちろん、質の伴わない量の稽古には意味がありません。正しい動作を反復するからこそ正しい習慣が身につく訳で、間違った動作を反復したら、間違った習慣が身につきます。ですから、質が重要なのは間違いありませんが、量もまた重要なのです。

一つの技を徹底的に稽古して、量的にあるレベルを超えた途端、「感覚的に分かる」という状態になります。これは「頭で分かる」のとは完全に異なります。「感覚的に分かる」レベルになって初めて、実際に役に立ちます。

英語の学習で言えば、基礎的な英文を音読して、量的にあるレベルを超えると、相手が英語で話していることを「感覚的に分かる」状態になります。

ところが、量的に不足していると、常に頭で理解しようとして、相手が英語で話していることを全く理解出来ません。「頭で分かる」レベルでは、実際に役に立ちません。英語が話せない方のほとんどは、この基礎の反復が不足しているので、頭だけで理解しようとします。

私の指導先である「英会話イーオン」で教えて頂いた事ですが、音読の反復に用いる英文は中学2年生レベルで十分なのだそうです。高度な教材だから身につく訳ではないのですね。

ただし、音読する時間は、理想を言えば一日なんと3時間!少なくとも1時間、ということでした。さすがに私は一日3時間取ることが出来ませんでしたので、1時間を継続したところ、当時、12ヶ月間でTOEICスコアが530から830(300アップ)になりました。

今では、決して十分とは言えませんが、海外のセミナーで全て英語で指導をしています。現地の指導者との会議なども全て英語です。基礎の反復を勧めて下さった「英会話イーオン」に大変感謝をしております。

心身統一合氣道の技も同じことで、頭で考え事しながらでは、実際のところ全く役に立ちません。「感覚的に分かる」ところまで言って、初めて身につきます。

心身統一合氣道の技をしっかりと身につけるためには、(基礎をふまえた)量の稽古をして「感性を磨く」ことです。感性を磨くためには、量が不可欠なのです。感性が磨かれるうちに、質の違いについて理解できてきます。それから先が質の稽古です。

文章を書くのも同じことで、まず良い文章を書くのではなく、基本をふまえて、とにかく量を書くことです。いきなり良い文章を書こうとしても、書けるものではありません。いたずらに時間が過ぎでいくだけです。

それが量的にあるレベルを超えると、感性が磨かれて行って、文章の質について理解できてきます。良い文章を書くのは、それから先の話です。

他の習い事でも、企画書でも、読書でも、基本は同じです。(基本をふまえた)量、そして質の順番です。

心身統一合氣道の指導者や会員の皆様には、質の稽古より前に、量の稽古(基本の反復)をなさって下さい。

今週の実践・検証です。

[実践すること]

  • 自分が身につけたいことで、その基本を知る。(語学習得・文章執筆など)
  • 先を急がず、その基本を反復する。

[検証のポイント]

  • 量的にあるレベルを超えると理解が変化するので、その変化を見る。

この記事はメールマガジンに掲載されたものです。

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