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2008年3月の2件の記事

2008/03/29

神奈川県支部主催・心身統一合氣道講習会 指導

藤平 信一です。

Seminar

3/29(土)に神奈川県立武道館で、心身統一合氣道会 神奈川県支部主催の「心身統一合氣道講習会」にて指導をいたしました。

神奈川県支部は国内最大支部です。

支部主催の講習会としては、私が心身統一合氣道会 会長となってから最初の講習会でした。午前・午後6時間の講習で170名の会員の方が参加しました。

Seminar_2

私は通常、心身統一合氣道会 本部が主催する講習会で指導をするため、支部主催の講習会で指導させて頂く機会は多くありません。

合氣道の技の稽古は体験して初めて分かります。せっかくの機会なので、参加者お一人お一人と出来るだけ直に組んで、技の指導させて頂きました。

体験で得る情報量は、言葉で得る情報量と比べて比較になりません。直に体験頂いたことが一番喜んで頂いたようです。

午前中は、有段者を対象とした時間でしたので、「心を使うこと」と「考え事をすること」の違いを指導しました。

心身統一合氣道の稽古では、心の使い方・身体の使い方を系統立てて細かく指導します。とても重要なことですが、時にそれが邪魔をして、あれこれ考え事をしながら技をする方がいらっしゃいます。

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細かなことを知れば知るほど、技が出来なくなってしまいます。そもそも、考え事しながらの稽古は全く楽しさがありません。

「心を使うこと」と「考え事をすること」は違います。それを呼吸動作を通して指導しました。指導させて頂いた結果、多くの参加者の技が大きく活き活きとしてきました。

午後からは白帯の皆さんも加わりましたので、心身統一合氣道の最も重要な、自然体(心身統一した姿勢)からお伝えしました。

合氣道を相手を導き投げる武道ですが、心の面でも身体の面でも、自分の姿勢が不安定なのに相手を導くことは出来ません。相手を投げよう、コントロールしようとする前に、まず自分自身の心と身体をコントロールすることが不可欠です。

相手を導くには、まず、自分自身の心と身体が安定していることです。

基本となる安定した立ち姿をお伝えし、間違いやすい点を確認しました。足先まで氣が通うことと、足先に体重をかけることを間違えている方が多く見られました。

次に、基本なる立ち姿に基づいて、「臍下の一点に心をしずめる」ことをお伝えしました。

力んだとき、カッとしたとき、焦ったとき、相手を睨んだときなど、氣持ちがあがることで如何に姿勢が不安定になるかお伝えしました。同時に臍下の一点に心をしずめることで如何に姿勢が安定するか、身体を使った様々な実験を通してお伝えしました。

その後、片手交差取り呼吸投げ・肩取り二教・後ろ手首取り三教・横面打ち呼吸投げで、心が静まっている状態とあがっている状態の違いを徹底的にお伝えしました。

始めは見分けがつかない方もいらっしゃいましたが、稽古するうちに、心が静まっている状態とあがっている状態の違いが各自で分かるようになりました。

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その他、様々な質問を受けましたので、相手に指を取られたところからの小手下ろしなど、日頃あまり指導する機会のない技も指導しました。

この技だけでも、100人以上相手をさせて頂いたので、私自身の良い稽古になりました。

参加者の皆さんには、和やかな雰囲氣の中にも真剣に学んで頂きました。「6時間があっという間でした!」と言う方が多かったですが、私もあっという間に感じました。

講習会の企画・運営に尽力頂いた神奈川県支部の皆さんに心より御礼申し上げます。

※ 心身統一合氣道会 本部では年間を通して様々な講習会を開催しています。平成20年度のスケジュールはこちらをご覧下さい。

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2008/03/01

氣の学習における選書

藤平信一です。

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、検証するための記事です。読むだけでは意味がありません。

何事を身に付けるにも実践することは基本です。しかし、ただ実践するのではなく、その結果、何がどの様に変わったかを検証することが重要です。

単なる知識として得た学びは、失いやすいものです。一方で、自ら実践し、検証して得た学びは失うことはありません。まずは1ヶ月間、実践・検証して下さい。


「氣の学習における選書」

心身統一合氣道会の会員から、本の読み方や本の選び方について質問を頂くことが多くなりました。そこで、今回は本の話をいたします。

そもそも本の読み方には、精読と速読の二つがあります。現代は極めて多くの情報があるので、その情報を取るには、速読の技術が不可欠です。インターネット上のニュース等がそうですね。私も速読で、年間で相当数の本を読みます。

一方で、一冊にじっくりと時間をかけて読むべき本もあります。このメールマガジンの内容や、藤平光一先生の著書などは、精読を前提に書かれています。

読書は食事に例えることが出来ます。時間のない時には、手早く食事を取ることも必要です。時間のある時には、ゆっくり味わって食事を取ります。全ての食事を手早く済ませるのは、味氣ないものです。

昨今では、速読の技術に価値を求める方が多いようですが、実は、速読以上に精読も重要なのです。

さて、氣の学習における選書に戻りましょう。

藤平光一先生の著書を初めて選ぶ方は、入門書としては、「氣の呼吸法 (単行本)」をお勧めします。平易な表現なので、初心者に最も適しています。
 
藤平光一先生の歴史を知るには、「氣の威力 (単行本)」や「氣の確立 (単行本) 」をお勧めします。ちなみに、「氣の呼吸法」は本年8月に文庫化される予定です。また、「氣の威力」と「氣の確立」には、別に文庫版がありますのでご注意下さい。

ここから先は、本格的に学ぶ方のための選書です。

一般書店ではお求めになれない藤平光一先生の著書に、「氣の実在」「氣と健康」「氣と生活」があります。

この3冊の製作にあたっては、編集者が携わっていません。藤平光一先生が執筆した原稿、一言一句そのままです。その為、藤平光一先生の指導を直接受けるような迫力があります。

心身統一合氣道の指導者に、私がいつもお勧めする読み方は、一ヶ月に一冊、3冊のうち1冊を読むことです。今月は「氣の実在」、来月は「氣と健康」、再来月は「氣と生活」と、3ヶ月で一巡するように読んで行きます。

これを少なくとも一年間継続します。

本の理解度は、その時のレベルに因って変わってくるものです。

前回、同じ本を読んだ時と同じことしか得られないとしたら、それは、3ヶ月間にほとんど成長していないということです。成長していれば、本を読む度に新たな発見があるものです。これを愚直に実践する方は、氣の理解を深めていきます。

これから「氣の実在」「氣と健康」「氣と生活」をお求めになる方はこちらをご覧下さい。真剣に実践する氣持ちがある方に限ります。

最後に、書籍全般の選び方についてお伝えします。

どんな分野でも、一流の方、一芸に秀でた方が書く本を選ぶことをお勧めしています。そこに、「氣」という言葉が使われているかは別として、そこには氣の学びに通じるものがあります。氣の学習において、それを自力で読み取っていくことが重要です。

ブログの右側のメニューにお奨め書籍をリストアップしています。定期的に変えていますので、選書に迷われた方は、ぜひお読み下さい。

さて、今月の実践・検証です。今回は時間がかかる実践・検証なので、氣を長く続けて下さいね。  

[実践すること]

  • 「氣の実在」「氣と健康」「氣と生活」を一ヶ月に一冊ずつ読む。
  • 一冊読むごとに、学んだことをノートに手書きで記録を取る。
  • 3ヶ月をサイクルとして、それを一年間継続する。

[検証のポイント]

  • 3ヶ月ごとに同じ本を読んで、新たな発見があったか検証する。
  • 「なぜ3ヶ月サイクルなのか」を探る。

この記事は「藤平信一メールマガジン」に掲載されたものです。このブログより早く記事をお読み頂けます。

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