« 審判員指導員講習会 指導 | トップページ | 藤平信一「氣の道場」(第3回) 指導 »

2007/07/11

潜在意識をプラスに保つ

【記事の読み方】

藤平信一です。

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、検証するための記事です。読むだけでは意味がありません。

何事を身に付けるにも実践することは基本です。しかし、ただ実践するのではなく、その結果、何がどの様に変わったかを検証することが重要です。

単なる知識として得た学びは、失いやすいものです。一方で、自ら実践し、検証して得た学びは失うことはありません。まずは1ヶ月間、実践・検証して下さい。


「潜在意識をプラスに保つ」

心身統一合氣道の技は勿論のこと、どの分野においても、「出来る!」と思ってすることが重要である。

いわゆる「プラス思考」である。プラス思考が重要であることは、今に言われ始めたことではない。昔から言われていることである。

一方で、どうしたらプラス思考になるかは、ほとんど語られない。藤平光一先生は「"HOW TO SAY"よりも"HOW TO DO"が重要」と、半世紀に渡って、世界中で"HOW TO DO"を指導して来られた。どうしたらプラス思考になるか、"HOW TO DO"が重要なのである。

プラス思考になろうと努力をしても、簡単には出来ないことが多い。努力した結果、かえってストレスが溜まってしまう人もいる。

まず、プラス思考の「プラス」の定義を確認したい。

真のプラスとは、「自分だけがプラスになる」ことではない。自分にとって都合が良い解釈をすることではない。自分にとって都合の良い解釈では、周囲の人間とぶつかるので、状況はより悪い方向に進むだけだ。

真のプラスとは、「自他共にプラスになる」ことである。自分だけではなく、相手もプラスになることである。一生懸命、物事をプラスに捉えても、それが自分だけのプラス、自己中心的なプラスであれば意味がない。

自他共にプラスになることが真のプラスである。

その上で先に進みたい。

人間の意識には、自分で認識している「顕在意識(現在意識)」と、認識していない「潜在意識」がある。我々がよく使う「意識」は、顕在意識であることが多い。

潜在意識は心の倉庫であり、過去の経験知識の集積である。記憶は薄れても、潜在意識には、全てが蓄積されている。顕在意識は、潜在意識より出された材料によって組立てられる。したがって、顕在意識をプラスにしようと試みても、その倉庫である潜在意識がマイナスでいっぱいでは無理である。無理をすればストレスも溜まる。

常にプラス思考になるためには、氣合いと根性で努力するのではなく、地道な努力を継続して潜在意識をプラスに保つことである。

いよいよ具体的な方法である。方法は幾つもあるので、今回はその一つに絞ってお伝えしたい。

まずは言葉からお伝えしたい。自分が使う言葉をプラスの言葉にすること、もっと言えば、プラスの氣を込めて言葉を発することである。

我々は自分でも氣づかないうちにマイナスな言葉を発している。その代表格が「出来ない」「難しい」である。実践した結果、「出来なかった」「難しかった」のならば話は別だが、実践する前から「出来ない」「難しい」と言う必要は全くない。

自分で発する言葉は、自分の最も近くで自分に語りかける言葉で、潜在意識に深く入るように出来ている。

マイナスな言葉を発すれば、それだけ潜在意識がマイナスになる。潜在意識がマイナスになれば、日頃の意識までマイナスになる。それが分かれば、恐ろしくてマイナスな言葉は使えなくなる。

もし、瞬間的にマイナスな言葉を発してしまったら、がっかりせず、その都度プラスの言葉に置き換えて、言い直したら良い。こんな具合である。

「自分には出来ないと思う・・・・・」(アッといけない!)
「○○をすれば、自分にも出来る!」

「そんな簡単なことで潜在意識がプラスになるのですか」と思う方は、実際に取り組んで頂きたい。一時的にではなく、365日24時間、実践出来たらすごい事である。

今回の実践・検証。

[実践すること]

  • プラスの定義を確認する(自分に都合の良い解釈ではない)。
  • 自分が日常発する言葉がプラスかチェックする。
  • 常にプラスな言葉を発する。マイナスな言葉を発したら、その都度プラスの言葉に置き換える。

[検証のポイント]

  • プラスの言葉を発することが習慣化したか。
  • 周囲の自分への対応はどの様に変化したか。
  • 睡眠中に見る夢はどの様に変化したか。

この記事は「藤平信一メールマガジン」に掲載されたものです。このブログより早く記事をお読み頂けます。

|

« 審判員指導員講習会 指導 | トップページ | 藤平信一「氣の道場」(第3回) 指導 »