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2007年6月の4件の記事

2007/06/28

メリーランド全米講習会 指導

藤平信一です。

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6/21(木)~24(日)に開催されたメリーランド全米講習会で指導をして参りました。全米講習会は、全米の各支部の指導者を対象とした講習会で、年に1回、毎年場所を変えて開催されます。アメリカで最も重要な講習会なので私が直に指導します。ちなみに昨年はオレゴン全米講習会、一昨年はラスベガス全米講習会でした。

今回の全米講習会のホストはMaryland Ki Societyです。ワシントンDCから車で約30分ほどのところにあるSilver Springという街で、アメリカ政府の建物の中に講習会場が設営されました。そのため会場に入るためのセキュリティが厳重でした。参加人数に対して少し狭かったのですが、とても良い会場でした。

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今回の全米講習会のテーマは「臍下の一点に心を静める」でした。臍下の一点に心が静まった状態と、そうでない状態の違いを徹底的に指導しました。講習では指導者一人一人と直に相手をして、呼吸動作・呼吸投げ・二教・三教・小手下ろし・四方投げなど様々な技を通して、その違いを体験して頂きました。

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そもそも臍下の一点を体得する上で問題なのは、臍下の一点を失っているとき、つまり意識が頭に来ていたり緊張していたりするときは、自分では臍下の一点を失っていることに氣づかないことです。自分で氣づくようになって初めて、臍下の一点に心を静めることが出来ます。

それにはまず、相手の姿勢・動作を見て、臍下の一点に心が静まっているかを見る訓練をすることです。始めは違いが良く分からなかった参加者もいましたが、講習が進むにつれて、相手の姿勢や動作を見るだけで違いが分かるようになり、最終的には自分自身のことについても違いが分かるようになりました。

稽古において、指導者から指摘を受けることも重要です。一方で、自分自身で氣づくようになることは更に重要なことです。私が今回指導するのは4日間、私から指摘を受けて直すだけでは、私が帰国してしまえば稽古が出来ません。自分自身で違いが分かるようになって初めて、その後も正しく稽古が出来るからです。

「理解すること」「出来るようになること」は嬉しいことなのでプラスの氣が出ています。この講習会中、会場はプラスの氣でいっぱいでした。真剣な学びの中にも、常に笑顔の絶えない講習会でした。私にとってもそうですが、参加者にとってもあっという間の4日間だったようです。とても充実した4日間を過ごしました。

講習会後には現地の会員の方のご縁で日本大使館を訪れ、特命全権大使の加藤様とお目にかかりました。心身統一合氣道について、また全米講習会についてお話しました。加藤様は人格高潔な素晴らしい方で、楽しい一時を過ごしました。こういった方が日本の立場や地位を守っていることを知って感銘を受けました。

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来年は4年に1回開催される国際心身統一合氣道競技大会があるため、全米講習会は開催されません。再来年(2009年)はコロラド全米講習会が開催されます。海外の講習会は日本での講習会と雰囲氣が随分と違います。日本国内の心身統一合氣道会の指導者も、ぜひ参加して経験して頂きたいと思います。

私的なことですが、今回の滞在中、英語を聞き取る上でほとんど困ることはありませんでした。多くのアメリカの指導者から「先生の英語は伝わる英語で素晴らしい」「難しいことを実にシンプルに説明する」と褒めて頂きました。これも正しい学習方法を指導頂いている「英会話イーオン」のお陰です。感謝しています。

全米講習会のホストとなったMaryland Ki Societyの皆さんと、アメリカ全土と南米から集まって下さった皆さんに心から感謝しています。

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2007/06/15

藤平信一「氣の道場」(第2回) 指導

藤平信一です。

本日、日本経営合理化協会が主催する「藤平信一・氣の道場」(第2回)で指導をしました。

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第2回のテーマは「氣と健康」で、今回も意識の高い経営者の皆さんが熱心に学ばれました。このセミナーの指導内容はブログでお伝えすることが出来ませんが、写真で雰囲氣だけでもお伝えできれば幸いです。

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藤平信一・氣の道場」は全5回で、第3回のテーマは「氣と生活」、第4回のテーマが「氣と経営」です。最終回の第5回のテーマは「竹斬りの行」で、氣の郷での3日間の宿泊セミナーです。

既に2回終えましたが、参加者の皆様は確実に理解が深まっています。

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2007/06/03

大学合同新入生歓迎講習会 指導

藤平信一です。

6/2(土)~6/3(日)の二日間の日程で、氣の郷(栃木総本部)の天心館道場にて、「大学合同新入生歓迎講習会」を開催しました。私は初日に指導しました。

心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)に基づき、呼吸動作を指導しました。相手を投げるには、まず自分自身の姿勢が安定していなければいけません。まず、静坐での正しい姿勢(心身統一した姿勢)を指導しました。

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また、参加者と一人一人相手をして呼吸動作をしました。心身統一合氣道は、体験して感じ取ることが重要です。一度、感覚が分かると、その感覚を目指して稽古出来ます。姿勢が如何に重要か、体験した学生は身をもって理解したことと思います。

この写真はデモンストレーションの一つです。正面から一生懸命私を押していますが、私は心身統一した状態で盤石な姿勢を保っています。

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さらに、日常生活で稽古するために「心身統一」と「心身分離」について指導しました。

日常生活で、私たちは無意識に心身分離の行動をしています。道場で心身統一の稽古をしても、日常生活で心身分離の行動をしていたら身に付きません。道場にいる時間よりも、道場にいない時間の方が多いのですから当たり前です。

そこで、心身分離になりやすい例をあげて、各自でチェックできるように伝えました。心身統一した状態と心身分離の状態で、周囲に与える印象があまりの違うので多くの学生から驚きの声が出ていました。こういう学びは将来の大きな財産になります。

相手への正しい氣の向け方を確認してから、相手の氣が動いた瞬間に動く稽古をしました。相手の身体が動いてから動き出すのでは動作は遅れてしまいます。始めはうまく出来なかった学生もいましたが、最後には相手の氣を察して動けるようになりました。

今回は、麻疹予防のために部活動が禁止され、講習会に参加出来ない大学が複数ありました。そのため、例年より参加者は少なかったのですが、それでも参加した学生はお互いにコミュニケーションを深めたようです。

参加出来なかった大学は、次に機会にぜひ参加して下さい。直接、指導するのを楽しみにしています。

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2007/06/01

習慣を変える(2)

【記事の読み方】

藤平信一です。

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、検証するための記事です。読むだけでは意味がありません。

何事を身に付けるにも実践することは基本です。しかし、ただ実践するのではなく、その結果、何がどの様に変わったかを検証することが重要です。

単なる知識として得た学びは、失いやすいものです。一方で、自ら実践し、検証して得た学びは失うことはありません。まずは1ヶ月間、実践・検証して下さい。


「習慣を変える(2)」

先回の「習慣を変える」の続きである。

心身統一合氣道の稽古において、正しい動作を学び、それを新しく習慣づけることが肝要である。今回は、習慣を変える具体的な方法をお伝えしたい。

習慣を変えるには、「意識の深さ」と「繰り返し」が重要だ。まず、「意識の深さ」についてお伝えしたい。

悪い習慣を持っていた人が、劇的な体験をすることにより、完全にあらたまることがある。私の友人で、長年に渡り大酒を飲んでいた者がいるが、酒が元で大病を患い、生死の境を彷徨った者がいる。幸いに完治したが、その後、酒を一滴も飲まなくなった。

生命に関わるような体験は、意識に深く入る。意識に深く入ることによって、習慣が変わるのである。

しかし、日常生活でそういった劇的な体験をする訳にはいかない。そもそも、劇的な体験は自分が望んで得るよりも、不可避な状況で得ることが多い。自分で選択した体験ではないことが多いので、自分が望む通りに習慣を変えられるとも限らない。

意識に深く入れるには潜在意識の活用があるが、とても深い内容なのでまたの機会にお伝えしたい。

そこで、重要なのが「繰り返し」である。心をしっかり使って、同じ動作を繰り返すことによって習慣を変えることが出来る。

先回の実践・検証は、靴の履き方を変えることだった。始めのうちは意識して心懸けていたものの、数日経つと、忘れてしまった人が多かったようだ。それでは「繰り返し」にならない。思い出して何かをする、というのはとても面倒なことだ。それに思い出さない可能性も高い。

どうしたら「繰り返し」が出来るか。

セミナーなどで、同じように靴の履き方で参加者に実践・検証して頂くことがある。

こんな方がいらした。左が革靴、右がスニーカー、左右で履く靴が違うようにする。すると靴を履くごとに思い出す。この方は、習慣を変えることに成功した。余談だが、街中を歩いていると変な目で見られたそうである。

こんな方もいらした。

スニーカーの靴紐で右だけに目立つようにリボンを付け、革靴の中敷きは左だけ色を変えた。また、家中に「靴は左から」という貼り紙をして、潜在意識に入れる努力をした。この方も、習慣を変えることに成功した。

靴の履き方を変えることそのものには、あまり意味はない。一方で、自分の意志で習慣を変えることに大きな意味があるのである。様々な工夫をすることが尊い。

藤平光一先生は、「どんな分野であっても、一流の人間とは、正しい努力を飽きずに続ける人間である」と言われる。良い習慣を身に付けるには「繰り返し」が不可欠であるが、氣合いと根性だけでは継続出来ない。継続するための日常の工夫が重要だ。

日常の工夫、それが氣の学びである。

今回の実践・検証です。

[実践すること]

  1. 先回と同じく、左右で靴を履く順番を変える。意識しなくても出来るように、習慣化をする。
  2. 「繰り返し」の工夫を3つ考え、実践してみる。

[検証のポイント]

  1. 習慣化で効果のあった工夫は何か。
  2. 他の習慣化で、応用できるだろうか。

この記事は「藤平信一メールマガジン」に掲載されたものです。このブログより早く記事をお読み頂けます。

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