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2006年12月の3件の記事

2006/12/28

プラスな心で初夢を見る

藤平信一です。

「一富士、二鷹、三茄子」と言えば、初夢で見ると縁起の良い取り合わせですね。

初夢とは新年に初めて見る夢のことですが、初夢の内容で一年の吉凶を占う、古くからの日本の風習です。初夢の風習を信じるかどうかは別として、新年の始めにはプラスな夢を見たいものですね。それには、休む前の心の状態が重要です。

プラスな心の状態で休めば、プラスの夢があらわれます。マイナスな心の状態で休めば、マイナスな夢があらわれます。自分の見る夢で、自分の心の状態が分かります。マイナスな夢を見るときは、自分でも氣づかないうちに心がマイナスに陥っているかもしれません。

夢が心の状態を教えてくれます。

外出して一日過ごしていれば、身体は汚れます。お風呂やシャワーでその汚れを洗い流しますね。心も一日過ごしていれば汚れています。マイナスな言葉、マイナスな出来事、マイナスなニュースなど、心は知らないうちにその影響を受けているからです。

そのマイナスをきれいに洗い落とさずに休んでしまうと、睡眠中に見る夢がマイナスになりやすいのです。身体の汚れをきれいに洗い流してから休むように、心の汚れ(マイナス)も綺麗に洗い流して休むことが大切です。

その具体的な方法が「氣の呼吸法」です。

私の体験をお話します。

私が内弟子修行を始めたころ、よくマイナスな夢を見ていました。ひどい時には、うなされて夜中に何度も目を覚ますこともありました。あまりにマイナスな夢が多いので、どうしたら良いかを藤平光一先生に質問したところ、氣の呼吸法をご指導頂きました。

さっそく、休む前に氣の呼吸法を15分間することにしました。心がマイナスな状態に陥ると、心が静まっていないため、氣の呼吸法をしようと思っても苦しくて上手く出来ません。苦しいまま続けていても意味がないので、苦しくなったら姿勢からやり直しです。

そうして続けているうちに心が静まってきて、呼吸が楽になってきます。呼吸が静まると、不思議と心はプラスに変わってきます。15分間続けるうちに、最後には呼吸が驚くほど楽になります。毎晩、氣の呼吸法をして心を静めてから休むように徹底しました。

その後、氣の呼吸法を続けるうちにマイナスな夢を見ることはほとんどなくなりました。氣の呼吸法を継続していても、稀にマイナスな夢を見ることがあります。私の場合、それは体調が今ひとつのときであり、天地からのメッセージとしてとらえています。

氣の呼吸法を実践して、プラスの心の状態になってから休んで下さい。

一年間、ブログをご覧頂きまして有り難うございました。素晴らしい一年をお迎え下さい!

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2006/12/03

大学合同上級者講習会 指導

藤平信一です。

12/2(土)~3(日)に氣の郷にて、1泊2日の日程で「大学合同上級者講習会」が開催されました。主に関東圏の大学合氣道部の上級者が集まりました。私は初日に指導をしました。

Seminar_15

まず誦句集を全員で唱和して、心身統一合氣道を学ぶ目的を指導しました。

合氣道は「氣に合するの道」と書きます。「人の氣に合するの道」ではなく、「天地の氣に合するの道」です。

ただ相手に合わせようとするのは、相手に迎合することです。心身統一し天地と一体になることで、相手の心を尊重することが出来ます。その違いを理念だけではなく、具体的に二つの動作で稽古しました。

一つは自分の手を相手に力一杯持たせて相手を導く動作、もう一つは動かないように頑張っている相手を導く動作です。どちらも相手に合わせようとすると、相手を導くことは出来ません。心身統一した姿勢で動くことで、抵抗なくスムーズに導くことが出来ます。

参加者一人一人の相手をして、その違いを身をもって体験してもらいました。

心身統一合氣道の本質は、仕事や家庭生活のあらゆる場面で活用出来ます。特に、「心身統一合氣道の五原則」という記事でお伝えしたように、コミュニケーションにおいて極めて重要です。学生の頃からこういった事を学ぶと人生が変わります。

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2006/12/01

心身統一合氣道の五原則

Kiaikido_1

藤平信一です。

相手を無理に投げようとすれば、相手の心は反発して、結果的に相手を投げることは出来ません。

相手を無理に変えようとすれば、相手の心は反発して、結果的に相手を変えることは出来ません。

前者は心身統一合氣道、後者はコミュニケーションの話です。よく似ていると思いませんか。

藤平光一先生は、心身統一合氣道の技を通して、半世紀も前から世界中で「氣の原理(心が身体を動かす)」を説いて来ました。

自分にも心があるように、相手にも心があります。相手を自分の思い通りにしようとすれば、相手の心は反発し、それを導くのは至難の業です。まず、自分の心と身体をコントロールし、相手の心を尊重し、その上で導くことが不可欠です。

心身統一合氣道の技で言えば、相手を投げるより前に、まず自分が心身統一した姿勢になることです。相手のことを受け入れて、その上で導くことです。

コミュニケーションで言えば、相手を変えるより前に、自分が心身統一した姿勢になることです。相手のことを受け入れて、その上で導くことです。

自分が言いたいことを相手に理解してもらうために、最も大切なことは何でしょうか。それは、相手に理解させることではありません。相手を理解することです。

最も良い方法は、相手の話を最後まで聞くことです。相手の話を最後まで聞くことは、相手の心を尊重して、相手の存在を受け入れることです。その後に、自分の伝えたいことを冷静に伝えると、相手には耳を傾けるゆとりが生まれます。

しかし、相手を受け入れる前に説得しようとすると、相手は説得されまいと反発をします。それでは相手を理解させることは出来ませんね。

藤平光一先生は私の師であり、実の父でもあります。師弟の関係ではなく、それより前の家庭内のことで例をお話しますね。

ある時期、私は母と毎日ケンカばかりしていました。私は母の言動が氣に入らず、母を変えたかったのです。そんな中、藤平光一先生が私のことをお呼びになって、「お前、そろそろ何とかしろよ」と言われました。

「どうしたら良いのですか」と質問をしたところ、「お袋の話を黙って最後まで聞きなさい」と言われました。それから私は、母の話を最後まで聞くように心懸けました。

その結果、どうなったと思いますか。

母はますます怒るようになり、私はそれを黙っていなければいけないので、ますますストレスがたまりました。すぐに、藤平光一先生に報告しました。「ご指示の通りにしたら、さらに状況が悪くなりました

すると、藤平光一先生は「そりゃそうだろう」と大笑いして、このように言われました。

いくら黙って聞いていたって、お前の顔にはお袋が間違っていると書いてあるんだから

今にしてみれば間違いなのは良く分かりますが、、当時の私は、黙って話を聞きさえすれば心の状態はどうでも良かったのです。心から受け入れていなければ、いくら黙って聞いていても、それは相手を受け入れたことにはなりません。心は争っているのですから。

そこで、今度はプラスの心で母の話を聞くようにしました。その結果、母が怒る頻度は少なくなりました。平和が訪れました。

心身統一合氣道の稽古をなさっている方は、「心身統一合氣道の五原則」をご存じですね。心身統一合氣道の技で重要なのは言うまでもなく、コミュニケーションにおいても極めて重要です。

心身統一合氣道の五原則

一、氣が出ている
二、相手の心を知る
三、相手の氣を尊ぶ
四、相手の立場に立つ
五、率先窮行(そっせんきゅうこう)

道場では勿論、日常生活でも実践をして参りましょう。

※ この記事は「心身統一合氣道会メールマガジン」に掲載された記事です。

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