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2006年10月の3件の記事

2006/10/29

ワールドキャンプ2006 指導

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藤平信一です。

10/25(水)~29(日)の5日間の日程で、氣の郷にて、「ワールドキャンプ2006」が開催されました。私、藤平信一と本部師範が指導をしました。

アメリカ・ロシア・オーストラリア・ヨーロッパから、指導者をメインに約60名が参加しました。さらに週末は、日本国内の「審判員指導員講習会」と合同開催し、日本の指導者約70名が加わり、総勢130名が参加しました。

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ワールドキャンプの最初のクラスでは、藤平光一先生が会場にお越しになり、参加者お一人お一人が藤平光一先生と握手をする場面もありました。

メインの会場であった天心館道場は520畳ありますが、活氣に満ちていたので、心身統一合氣道の稽古では狭く感じるほどでした。

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海外から参加される皆さんは、貴重な時間を使い、日本までの旅費・セミナー費・滞在費を出して学んでいらっしゃいます。海外の皆さんの「一言も聞き逃すまい」「一瞬も見逃すまい」という真剣な姿勢に感動しました。

私が学校長を務める心身統一合氣道学院の学生も参加しましたが、その学ぶ姿勢に触れて深く考えさせられた様です。

今回のワールドキャンプでは、氣の原理(心が身体を動かす)、心身統一した姿勢(自然に安定した姿勢)、心身統一合氣道の様々な技、剣技と杖技、さらに氣の呼吸法・氣圧法をお伝えしました。

お帰りになる際にスタッフ全員でお見送りをしましたが、参加者の皆さんは満面の笑みでそれぞれの国にお帰りになりました。それを見て、私を含めた本部講師、そして本部スタッフはとても幸せな氣持ちになりました。

本当はセミナーの内容もお伝えしたいのですが、あまりの質と量のため、ブログでお伝えすることが出来ないのが残念です。ワールドキャンプは年に1回開催しています。興味をお持ちの方はぜひ来年ご参加下さい!

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2006/10/26

自然な姿勢を身に付ける

藤平信一です。

今回は姿勢のお話です。

日本で一般的に良い姿勢とされている「氣をつけ」の姿勢は、背筋を伸ばし、胸を張り、アゴを引き、身体を緊張させます。

実際になってみると分かりますが、この姿勢は窮屈で苦しく、持続することが難しいですね。それでも、幼い頃からこの姿勢が正しいと教わっているため、また、確かめる手段もないため、疑うことなく信じています。

「窮屈で苦しいけれど、これが正しい姿勢だから仕方がない」、しかし、この姿勢は間違っています。

そもそも、正しい姿勢とは何でしょうか。

私は、最も楽な姿勢・最も持続する姿勢・最も安定している姿勢を、正しい姿勢(=自然な姿勢)の基準として指導しています。そのどれかに反する姿勢は、力んでいだり虚脱状態であったり、何かが不自然です。

一般的に正しいと言われる姿勢を子供が持続出来ないのは、実は、その姿勢に無理があるためです。一時的に正しい姿勢を心懸けても、それが疲れる姿勢だと、すぐに背中が丸まったルーズな姿勢に戻ってしまいます。

一度、自然な姿勢が分かれば、それは楽な姿勢ですので、持続することは決して難しいことではありません。

年間を通して、多くの方が肩こり・腰痛の方で氣圧法を学びに来られます。

肩こり・腰痛の原因は様々で、重い持病をお持ちの場合もあります。その場合は、時間がかかることがありますが、ほとんどの場合は、不自然な姿勢が原因のもので、一回の氣圧法で解消します。

せっかく解消しても、不自然な姿勢が習慣になっていると、間もなく肩こり・腰痛が再発します。そのため、氣圧法で肩こり・腰痛を解消するだけではなく、自然な姿勢をお伝えしています。自然な姿勢を身に付けると、肩こり・腰痛を再発せずに済みます。

問題は肩こり・腰痛だけではありません。

不自然な姿勢は血行を悪くします。特に脳への血流が阻害されると、集中力がなくなり、無氣力になります。全身の血行が悪くなると、身体がだるくなり、少し動いただけで疲れて座り込んでしまいます。また、文字通り「むかついて」しまい、ちょっとした事で切れやすくなります。

こういった症状は、不自然な姿勢が主な原因です。

特に子供の頃の姿勢は発育に大きな影響を与えます。子供の内に自然な姿勢を身に付けることが大切です。心身統一合氣道は、ほとんどの道場に子供クラスがありますので、自然な姿勢を身に付けるのに最適です。

自然な姿勢は、心と身体で感じ取って頂く学びなので、ブログでお伝えすることは簡単ではありません。しかし、実際に体験を頂きながらお伝えすると、深くご理解頂くことが出来ます。

自然な姿勢は、心身統一合氣道・氣の呼吸法・氣圧法など、全ての氣の学びの基礎です。どのセミナーでも必ず自然な姿勢を学びます。まだ、お学びになっていない方で、興味をお持ちの方は、ぜひセミナーでご体験頂きたいと思います。

肩こりや腰痛に悩んでいる方にはなど氣圧法のセミナー、スポーツや武道に活かしたい方は、心身統一合氣道のセミナーがおすすめです。

皆さまのご参加をお待ちしています!

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2006/10/01

潜在意識を活用する

藤平信一です。

私がまだ学生の頃に聞いた話です。

名人と呼ばれる刀鍛冶が、新しく弟子をとりました。刀鍛冶が手始めに、弟子にある事を毎日させたそうです。一体何だと思われますか。

それは、最高の刀を見せることです。

「入ったばかりの新人に、刀の良し悪しが分かる訳がない」と言う人もいます。確かにそれも理屈かもしれません。しかし、刀鍛冶は来る日も来る日も最高の刀を見せました。

そのうちに、弟子は目を閉じていても、最高の刀を心の中で描けるまでになったそうです。その後の修行の結果、この弟子もまた名人になりました。

私たちが何かを身に付けようとするとき、心の中で持つ姿に無意識のうちに近づいて行きます。その姿が凡庸であれば、無意識にそれに近づきます。その姿が秀逸であれば、無意識にそれに近づきます。

学び始めの時期に、最高のものに触れておくということは、自分の心の中に、近づいていく目標を与えることです。意味が分かっても分からなくても、潜在意識に入るまで、最高のものに触れることが重要です。

刀鍛冶の話は、それを説いています。

心身統一合氣道において、最高の刀とは何でしょうか。それは、藤平光一先生の動きです。幸いなことに、藤平光一先生が49歳のときに撮影された「合氣道至上演武」という貴重な映像が残っています。

この映像は、「相伝(天の巻)」に収録されています。

私の指導先では、とにかくこの映像を見ることを徹底します。潜在意識に入るまで、何度でも繰り返し見て頂きます。すると、生徒は無意識に藤平光一先生の動きに近づきます。

それをしない指導者は、生徒の動きが我流になるか、指導者の動きに近づいていきます。指導者の正しい動きを身に付けるのであれば良いのですが、間違った動きまで似てしまいます。

昇級段審査会で、受験者の動きを見させて頂いていると、受験者の動作の癖の多くは指導者の癖です。

自分の目指すべき姿を潜在意識にしっかりと入れた上で、日々の稽古を積むことが肝要です。

指導者の視点で述べると、「やって見せる」ことが大切なので、一生懸命、自分の動きを見せます。実はそれが盲点で、それだけでは不足しているのです。

心身統一合氣道の技をしっかり身に付けたいと思っている方も、心身統一合氣道競技大会や昇段審査で結果を残したい方も、ぜひ藤平光一先生の動きを繰り返しご覧になって下さい。

映像の見方については、またお伝えしますね。

※ 「合氣道至上演武」の詳細はコチラをご覧下さい。

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