セルフコントロールの実践
藤平信一です。
最近、ブログで頻繁に発信しているためか、心身統一合氣道に興味をお持ちの方から、心身統一合氣道について尋ねられる機会が増えました。
そこで、すでに稽古なさっている方にも、これから始めたいという方にも、心身統一合氣道を学ぶ目的と基本的な考え方をお伝えしますね。
藤平 光一先生は、心身統一合氣道を学ぶ上で大切なことは、自分自身の心と身体のコントロールすることだと言われます。
心身統一合氣道に限らず、日常生活での人間関係においても、心と身体をコントロールすることは極めて重要なことです。
我々は、何か問題が生じたときに、原因を自分の内にではなく、安易に自分の外に求めやすいものです。自分には悪いところはなく、相手が全て悪いという姿勢です。
そのため、自分は変わる努力をせず、相手を変えようとします。その結果、反発や衝突が生じて相手を導くことなど出来ません。
本当に人を導きたいのであれば、まず自分が変わることです。ともすると、私も相手を先に変えようとするので、その都度あらためています。
心身統一合氣道の技で言えば、相手を投げることを考える前に、まず自分自身の心と身体が安定しているかどうか、心身統一した状態になっているか確認することが大切です。
常に心身統一した状態を保つことがセルフコントロールの実践になるのです。
そもそも、自分の思い通りに出来るのは、唯一自分の心だけです。この天地自然をどの様にとらえるのも、我々の心ひとつです。
心身統一合氣道において、相手が自分の腕を掴んだときに、「持たれた」と思うことも出来れば、「持たせた」と思うことも出来ます。
心をプラスに用いれば身体も必ずそれに呼応してプラスになります。
心身統一合氣道の技を正しく行うには、この積極的な心の状態、すなわち「氣が出ている」ことが不可欠なのです。ひとたび、心身統一合氣道を通して氣が出ている状態を体得すれば、それは日常生活で何事を行う上での礎となります。
我々には、自分のことだけしか考えない自己中心的な心があります。技においては「相手を投げてやる」「相手を思い通りにする」などです。
稽古をしているうちに、ともするとそういった心の状態に陥りますが、そうした心の状態では誰であっても技を正しく行うことは出来ません。
藤平 光一先生がまとめられた「心身統一合氣道の五原則」に立ち返り、自分の間違いに氣付き改めることで技を正しく行うことが出来ます。
この「間違いに氣づき改める過程」の繰り返しこそ「稽古」です。
心身統一合氣道の五原則
一、氣が出ている
二、相手の心を知る
三、相手の氣を尊ぶ
四、相手の立場に立つ
五、率先窮行(そっせんきゅうこう)
すでに稽古なさっている方は、心身統一合氣道の五原則に基づき、ご一緒に稽古をして参りましょう。
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