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2005年12月の4件の記事

2005/12/22

楽しむ力

先日、電車の中で、若い女性二人がこんな会話をしていました。

女性A 「何だか最近、面白いことないよね」
女性B 「そうだね。楽しいこと何もないよね」

その会話を耳にして、ふと疑問に思いました。

楽しく感じることがあることは幸せなことです。しかし、誰かから与えられた楽しさは、すぐに刺激に慣れてしまって、すぐにつまらなくなってしまいます。本当の楽しさは、積極的に楽しむことによって得られるものです。

食事一つでも、栄養を取るためだけに慌てて食べることも出来れば、食事そのものを味わいながら、楽しく食べることも出来ます。どんなに素晴らしい食事でも、味わなければ美味しくは感じません。

仕事一つでも、ルーチンワークとしてただ何となくすることも出来れば、目標を立てて、心をはっきり向けて楽しみながらすることも出来ます。どんなに素晴らしい仕事でも、心を向けなければやり甲斐は感じません。

ちょっとした工夫で、どんなことでも積極的に楽しむことが出来ます。物事のとらえ方を変えることで人生は豊かになります。

まさに、氣(氣持ち)の持ち方次第です。

「楽しみ」を与えられることは決して悪いことではありませんが、与えられることに慣れてしまうと、積極的に楽しむ力が退化してしまい、何をやってもつまらなく感じてしまいます。

「何をするか」ではなく「何を楽しめるか」が重要です。何でも楽しむことが出来るのは、一種の才能だと私は思います。

学習においても、「楽しむ力」がとても重要です。

私は年間で1,000人以上の皆さんに指導させて頂いています。同じ時間に同じ内容をお伝えしていても、常に成長をし続ける方と、あるところまで成長すると成長が止まってしまう方がいます。

その違いは「積極的に楽しめるかどうか」にあると私は考えています。常に成長し続ける方は、何に対しても楽しむことを知っている方です。

器用な方は、当然のことながら始めのうちは成長が早いものです。しかし、積極的に楽しむことを知らないと、すぐに刺激に慣れてしまい、興味を失ってしまいます。そこで成長は止まってしまいます。

たとえ不器用な方であっても、楽しむことさえ知っていれば、常に新たな発見があるので成長が止まることはありません。

「楽しむ力」は、学習における大切な資質です。

余談ですが、妻と二人で駅のホームで電車が来るのを待っていました。乗り換えが悪く、次の電車が来るまでに20分以上間隔がありました。少しイライラしていた私は、このように呟きました。

私 「どうしてこんなに間隔があいているんだろう?」

それを聞いていた妻は私にこう言いました。

妻 「一緒に、待つことを楽しんだらいいんじゃない?」
私 「・・・・・・・・」

どうやら、私がまず「楽しむ」ことを訓練する必要があるようです(笑)。思えば、年末の過密なスケジュールで心にゆとりをなくしていました。いつの間にか、楽めなくなっていたのですね。

私にとって本当に大切な氣づきでした。

来年の目標をお立てになっている時期だと思います。私の目標の一つは、「何に対しても楽しめること」です。

ご一緒に取り組みませんか。

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2005/12/08

見る・見られる・見せる

「人前に出ると緊張してしまうのですが、どうしたら良いでしょうか」と、多くの方からご質問を頂きます。

一口に緊張と言っても、緊張をプラスに捉えるかマイナスに捉えるか、それによって結果は違ってきます。プラスの緊張感は集中力を高めて能力を最大限に発揮しますが、マイナスの緊張感は何もできなくさせてしまいます。ここでのご質問は、マイナスな緊張のことです。

慣れている方や、人前に出ることが好きな方は良いとしまして、人前で落ち着いて行動するには氣の訓練が必要です。

私は今でこそ、数百人を前にして講演をさせて頂いていますが、子供の頃は人前に出るとすごく緊張したものでした。小学校の卒業式で校長先生から卒業証書を頂いたのですが、壇上を歩く際に、右手と右足が一緒に動いてしまいました。母からは今も「あの時は恥ずかしかった~」と言われます(笑)。

まずは基本的な氣の働きをお話します。

周囲に氣持ちが向いている状態を「氣が出ている」と言います。一方で、自分のことだけに氣持ちが向いてしまっている状態を、「氣を(自分に対して)引いている」と言います。人前に立つときに「自分は見られている」と心を使っていると、十人いれば十人、百人いれば百人の氣を受けてしまいます。

どなたかと二人一組で実験をしてみましょう。

「自分が見られている」と思うと、相手の視線が氣になります。「自分が見ている」と思うと、相手の視線が氣になりません。氣持ちが内に向いてしまうと、周囲の氣を受けてしまいます。氣が自分の内にしか向かないので何も氣づけないんですね。

今度は、人前に立つとき「自分が見ている」と心を使ってみます。自分から積極的に相手に氣持ちを向けることがポイントです。すると、相手が十人いても百人いても、氣を受けなくなります。氣持ちが外(そと)に向くことで、氣を受けなくなります。

氣を向けているので、相手の状態にも氣づくことが出来ます。講演をするとき、講演をお聞きになっている方の反応を見ながら、話す内容を変えることも出来るようになる訳です(笑)。この氣の働きを知って、氣を積極的に相手に向けるようになって、私は落ち着いてお伝え出来るようになりました。

「自分が見られる」と「自分が見る」では天地ほどの差があります。氣が内に向くのと、外に向くのとの違いです。

補足をしますと、「自分が見せる」こととも違うので注意が必要です。

意識して相手に「見せよう」とすると、大抵の場合は不自然になり、それがまた新たな緊張に繋がることがあります。「見せる」ことをしていては、「魅せる」ことは出来ないんですね!特に舞台に立つ方は、この違いをよくご理解頂けるようです。

このテーマは本当に深いと感じています。

ご一緒に取り組んで参りましょう。

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2005/12/04

各大学合同上級者合同講習会 指導

12/3(土)~4(日)に氣の郷にて、各大学合同上級者講習会が行われました。私が指導をしている慶應義塾體育會合氣道部をはじめ、各大学の合氣道部で心身統一合氣道を学ぶ学生が集まり、共に心身統一合氣道の稽古をしました。

university_2

このセミナーには各大学で稽古する心身統一合氣道の上級者が対象です。今回は関東圏の各大学から参加がありました。

私は3日(土)のみでしたが指導をしました。

university_1

正しい学習方法、心身統一合氣道を学ぶ目的、心身統一合氣道の基本となる自然な立ち姿を確認しました。特に臍下の一点に心がしずまった状態とそうでない状態の違いを、参加者一人ずつ相手をして氣のテストで体験頂きました。

私は東京工業大学合氣道部の出身で、私自身も大学在学中4年間、心身統一合氣道の稽古をして参りました。学生の皆さんと接することで自分が学生の頃を思い出し、何だかとても懐かしい氣持ちになりました。

つい最近まで学生だったような氣もするのですが、今回参加した学生の皆さんとは、もう年齢が一回り以上違います。先日、ある学生から「先生はお若い頃、どの様な稽古をされていたのですか」と目を輝かせながら聞かれました。

まだ32歳なのですが・・・・・(涙)。

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2005/12/01

個人情報のポリシー

今回頂いた質問です。

【Question】

こんにちは!

一昨年から会員として学んでいます。
いつもブログを楽しみにしています。

興味レベルの質問で申し訳ないのですが、先日、ある雑誌に、ある芸能人が心身統一合氣道の研修を受けたと載っていました。すぐにブログやホームページをチェックしましたが、記事に関する情報は全くありませんでした。雑誌には載っているのに不思議に思いました。

会員としては、こういった情報をもっと伝えて頂きたいのですが如何でしょうか。


【Answer】

実にリアルタイムなご質問です。

"Questions & Answers"の内容には適さないかもしれませんが、多くの方から同様のご質問を頂いたのでお答えします。

私もその記事を確認しましたが、学びに来られたかどうかは個人情報にあたりますので、芸能人の皆さまに限らず、会員の皆さまの個人情報をお伝えすることは出来ません。今回の記事についても、私からお伝え出来ることはありません。

今回の記事に関係なく、実際には多くの著名人が学びに来られています。それを公表すれば宣伝効果はあると思いますが、ほとんどの場合は個人的に学びに来られていますので、個人情報を守ることが義務と考えております。

だからこそ、皆様に安心してお学び頂いています。

ちなみに、学びに来られた方ご自身がお話になっている場合、また、学びに来られた方から許可を頂いている場合は公表しています。

どうぞご理解を頂きたくお願いいたします。

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