楽しむ力
先日、電車の中で、若い女性二人がこんな会話をしていました。
女性A 「何だか最近、面白いことないよね」
女性B 「そうだね。楽しいこと何もないよね」
その会話を耳にして、ふと疑問に思いました。
楽しく感じることがあることは幸せなことです。しかし、誰かから与えられた楽しさは、すぐに刺激に慣れてしまって、すぐにつまらなくなってしまいます。本当の楽しさは、積極的に楽しむことによって得られるものです。
食事一つでも、栄養を取るためだけに慌てて食べることも出来れば、食事そのものを味わいながら、楽しく食べることも出来ます。どんなに素晴らしい食事でも、味わなければ美味しくは感じません。
仕事一つでも、ルーチンワークとしてただ何となくすることも出来れば、目標を立てて、心をはっきり向けて楽しみながらすることも出来ます。どんなに素晴らしい仕事でも、心を向けなければやり甲斐は感じません。
ちょっとした工夫で、どんなことでも積極的に楽しむことが出来ます。物事のとらえ方を変えることで人生は豊かになります。
まさに、氣(氣持ち)の持ち方次第です。
「楽しみ」を与えられることは決して悪いことではありませんが、与えられることに慣れてしまうと、積極的に楽しむ力が退化してしまい、何をやってもつまらなく感じてしまいます。
「何をするか」ではなく「何を楽しめるか」が重要です。何でも楽しむことが出来るのは、一種の才能だと私は思います。
学習においても、「楽しむ力」がとても重要です。
私は年間で1,000人以上の皆さんに指導させて頂いています。同じ時間に同じ内容をお伝えしていても、常に成長をし続ける方と、あるところまで成長すると成長が止まってしまう方がいます。
その違いは「積極的に楽しめるかどうか」にあると私は考えています。常に成長し続ける方は、何に対しても楽しむことを知っている方です。
器用な方は、当然のことながら始めのうちは成長が早いものです。しかし、積極的に楽しむことを知らないと、すぐに刺激に慣れてしまい、興味を失ってしまいます。そこで成長は止まってしまいます。
たとえ不器用な方であっても、楽しむことさえ知っていれば、常に新たな発見があるので成長が止まることはありません。
「楽しむ力」は、学習における大切な資質です。
余談ですが、妻と二人で駅のホームで電車が来るのを待っていました。乗り換えが悪く、次の電車が来るまでに20分以上間隔がありました。少しイライラしていた私は、このように呟きました。
私 「どうしてこんなに間隔があいているんだろう?」
それを聞いていた妻は私にこう言いました。
妻 「一緒に、待つことを楽しんだらいいんじゃない?」
私 「・・・・・・・・」
どうやら、私がまず「楽しむ」ことを訓練する必要があるようです(笑)。思えば、年末の過密なスケジュールで心にゆとりをなくしていました。いつの間にか、楽めなくなっていたのですね。
私にとって本当に大切な氣づきでした。
来年の目標をお立てになっている時期だと思います。私の目標の一つは、「何に対しても楽しめること」です。
ご一緒に取り組みませんか。
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