« 伝えることは最高の氣の学び | トップページ | 正しく学び、実践する »

2005/11/10

氣の向け方を工夫する

「氣づき」を得るために不可欠な要素は何でしょうか。同じ状況にあっても、ある人は氣づき、ある人は氣づきません。

一体なにが違うのでしょうか。

違いの一つは、氣(氣持ち)を目標にしっかり向けるかどうかです。「何だ、そんなことか!」とお感じになったかもしれません。しかしこの違いが、得られる氣づきに決定的な違いをもたらします。

例をあげましょう。

同じ話を聞くにも、「前に聞いたことのある話だ」と思いながら聞くと、話をする人に十分に氣が向かず、何の氣づきも得られません。たとえ同じ話だったとしても、話す人にしっかり氣を向けていると、話を聞く度に新たな氣づきがあるものです。

本を読むときに、「前に読んだことのある本だ」と思いながら読むと、本に対して十分に氣が向かず、何の氣づきも得られません。内容の善し悪しは別にして、本に対してしっかり氣を向けて読むと、どんな本でも必ず新たな氣づきがあるものです。

単純なことではありますが、私たちは日常生活のさまざまな場面で、氣(氣持ち)を十分に向けていないのが現実です。

面と向かって話をするのが苦手という方が多くいらっしゃいます。実に多くの方から相談を受けます。

日本では「相手の目を見て話をしなさい」と教育されることもあり、一生懸命、相手の目を見ようとするのですが、それがとても辛い。古くから「目は心の窓」と言い、目は心の状態をはっきり表します。氣(氣持ち)の強い人の目を見ると、その力を受けやすいのです。

特に目を凝視してしまうと、周りがほとんど見えなくなってきます。

結果として、多くの方は適度に相手から目をそらして話をしますが、そうすると、相手に「信用できない」という印象を与えるばかりか、氣を向けていないので、相手の変化に氣づくことが出来ません。これが交渉事やトラブル処理だったら、致命傷になりかねません。

そこで、相手の目を見るのではなく、鼻の辺りを見るようにします。

そうすると、相手の視線も自然に自分の視界に入っていますし、相手には、自分の顔をまっすぐ見ているように映っています。最も重要なことですが、相手にしっかり氣を向けているので、相手の表情や態度のわずかな変化にも氣づくことが出来ます。

間違いやすい点ですが、鼻を見ること自体が目的なのではなく、氣をしっかり相手に向けるための手段です。鼻を凝視すれば目を凝視するのと変わりませんし、氣を十分に向けずにただ鼻を見ていても「ぼやけた」印象になるだけです。形だけではいけません。

私は立場上、目上の方や偉い方とよくお目にかかるのですが、ちょっとした工夫だけで、緊張することがなくなりました。実に助かっています。

ぜひ、日常生活で実践&検証なさって下さい。氣の向け方を工夫することで、得られる氣づきが変わります。

ご一緒に取り組んで参りましょう。

|

« 伝えることは最高の氣の学び | トップページ | 正しく学び、実践する »