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2005/10/03

違いを受け入れる

私たちは五感(六感)を通して天地自然を感じ取っています。

したがって、同じ物を見たとしても、同じ音を聞いたとしても、厳密に言えば一人一人感じ方は違う訳です。このことは子供でも知っている事実なのですが、実際のところ、日常生活では忘れていることが多いのです。

例えば、食事が美味しくなかったとしましょう。

確かに料理の問題かもしれませんが、他の可能性として、自分の体調が悪いために美味しく感じないこともあります。また、一緒にいて楽しく感じない相手と食事を取っていると、せっかくの料理でも味が分からないこともあります。

私たちが五感(六感)を通して感じることを疑ってしまうと、日常生活を送ることは出来なくなってしまいます。しかし、「自分が感じる事が絶対」とは言えないことを私たちは知っておく必要があります。

ちなみに、料理についてこの原則をしっかり理解していると、家庭内がとても平和になります。

先日、ある高級レストランにお招き頂いて食事をした際に、他のテーブルで、「こんなマズい店で食事なんて出来ないわ」とお店にクレームを付けた女性がいました。

それを聞いた他のテーブルの方は不快な顔をしました。確かにその方にとって、マズく感じたのかもしれません。しかし、自分の感じたことが絶対ではありません。他のテーブルで美味しく食事をしている方に対して配慮に欠けています。「自分の感じることが絶対」と思うと陥りやすい点です。

人間関係が悪くなる原因は、自分の感じることが絶対で、お互いに自分が正しいと主張することにあります。

先日、ある映画を見ました。

私の映画の感想はさておきまして、映画を見た後に映画館を出たところ、カップルが映画の内容で論争していました。どうやら映画の評価が分かれて、お互いに一歩も譲らずに、大げんかに発展してしまったようでした。

「そんな見方もあるんだ」と相手の感じ方を受け入れるだけで、お互い氣持ち良く映画を見ることが出来るのですが・・・。せっかくのデートがお氣の毒でした。

しかし、他人事ではなく私たちは日常生活で同じことをしがちです。

先日、ある会社を訪問した際にこんな会話がありました。上司と部下の会話です。

上司 「何でそんなに萎縮しているだ?私が恐いのか」
部下 「(恐る恐る)はい、恐いです・・・」
上司 「私は恐くないぞ!何でそんな風に感じるんだ?」
部下 「・・・・・」

どの様にお感じになりましたか。

「自分の感じ方と相手の感じ方は違うこと」を認識すること、そして、相手の感じ方をまずは受け入れることが大切です。時には相手の感じ方について、正す必要もあることでしょう。それでも、相手の感じ方をまず受け入れることが大切です。

ご一緒に取り組んで参りましょう。

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