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2005年10月の6件の記事

2005/10/30

World Camp 2005 指導

10/19(水)~10/23(日)の4泊5日の日程で、氣の郷にて「World Camp 2005」が開催されました。10/22(土)~23(日)は日本国内の審判員・指導員講習会と合同で行われました。

日本からは勿論、アメリカ・ヨーロッパ・ロシア・オーストラリアから、指導者を中心に140名近い方が参加されました。全日程で私が指導をさせて頂きました。

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最初の講習には藤平 光一先生がお越しになり、参加者の皆さんお一人お一人と握手をされて、最後に記念撮影をしました。また、ハワイで50年間継続して学ばれている指導者の表彰式を行いました。藤平 光一先生より記念品(直筆の書が入った益子焼のお皿)が授与されました。

今回のワールドキャンプのテーマは"The Universal Mind"でした。私たちは誰でも、人や物事を自分の思い通りに動かしたいという自己中心的な心を持っています。しかし、そのような自己中心的な心で行動すると、相手の心は反発して常に相手との関係で衝突を生じます。合氣道の技においても同じことです。合氣道の技を通して、自分の心をコントロールして、相手を動かすのではなく相手と共に動く心を稽古しました。

氣の郷の天心館道場は520畳ありますが、道場いっぱいになって心身統一道と心身統一合氣道の稽古を行いました。

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合氣道の稽古は説明を受けることよりも直に体験することが重要です。そこで、参加者全員とお一人ずつ直にお伝えして、正しい技と間違った技の違いを体験頂きました。私にも多くの氣づきがありました。セミナーはプラスの雰囲氣で、何とも言えない一体感がありました。

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この"World Camp 2005"では、心身統一合氣道だけではなく、氣の呼吸法や氣圧法をお伝えしました。また、心身統一合氣道学院の学生によるお茶会にご出席頂き「氣と茶道」を体験頂きました。

ところで、私は当然のことながら英語で指導をします。氣が出ているとは素晴らしいことで、普段ならば聞き取れないような英語も聞き取れます。しかしそれは、言葉を聞いているというよりも、相手の氣の動きを感じ取っているんですね。相手にしっかり氣を向けているので、相手が何を言いたいのか察することが出来ます。あらためて、氣を向けることの重要性を感じました。

余談ですが、セミナーが終わった後に妻と会話をしていたら、妻の日本語が聞き取れませんでした。セミナーを無事に終えた油断で、妻に対して十分に氣を向けていなかったんですね。これではいけません。まだまだこれからです。

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2005/10/20

氣の学習方法

一つのことを身に付けるには、まず見本となる方の形を真似ます。

真似るためには、「よく見る」ことが不可欠です。

説明を聞いたり、それをノートに取ったりすることも必要ですが、最も大切なのは「よく見る」ことです。

よく見る習慣を持っている方は、上達も早いものです。

最近は、よく見ずに自分なりに始めてしまう方が少なくありません。それでは上達はほとんど見込めません。

さて、ここからが大切なポイントです。

形を真似することから始めるのですが、形が分かってきたら、いつまでも形だけを見ていてはいけません。

「心が身体を動かす」のですから、全ての形・姿勢・動作は、心の状態の表れと言えます。したがって、形だけではなく心の状態まで真似をして初めて、同じ事を身に付けることが出来ます。

例えば、「氣の呼吸法」を身に付けるとしましょう。

始めは基本となる自然な姿勢や、自然な吐き方を教わります。指導者の呼吸の仕方を見て真似をします。

ある程度、姿勢や吐き方を理解してきたら、今度は指導者がどの様な心の状態で呼吸法を行っているのか、何を考えているのかまで見ることが大切です。

実を言いますと、私は始め呼吸法が苦しくて出来ませんでした。いくら先生と同じようにしてみても、すぐに苦しくなってしまいます。

ところがある時、藤平光一先生から直に指導を頂く機会があり、その時ふと、藤平先生は何を考えながら呼吸法をされているか、興味を持ちました。

どうやら「長く吐こう」や「うまく吐こう」、「格好良く見せよう」などと、考えていらっしゃらないことに氣づきました。

「余計な事は考えずに、氣持ち良く、幸せな氣持ちで行うこと」それを心がけるようになって、呼吸法がとても楽になりました。

今も発展途上の身ですので、出来たと言うには早いのですが、形だけを真似してはどうしても出来なかったことが、心の状態を真似をすることによって出来た貴重な体験でした。

心身統一合氣道を学ばれる方も、氣圧法を学ばれる方も、形や説明だけではなく、心の状態まで見ることで上達します。

ご一緒に取り組んで参りましょう。

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2005/10/17

心身統一合氣道学院 指導

私は専門学校 心身統一合氣道学院の学校長を務めています。この学校は栃木県認可の専門学校で、心身統一合氣道の指導者を目指して2年間かけて学びます。18歳代から60歳代まで、男女を問わず幅広い年代の方が学んでいます。

心身統一合氣道学院では、心身統一をあらゆる角度から習得するために、心身統一合氣道の授業以外に、茶道・書道・語学・音読の授業を取り入れています。

現在、心身統一合氣道会の支部で活躍する若手指導者の多くは、心身統一合氣道学院の卒業生です。最近の傾向としては、指導者を目指す方だけではなく、社会に出る前や大学に進学する前の人間修養で学ぶ方が増えてきました。

毎週月曜日は合同授業で私が指導しています。学生だけではなく講師全員も出席して研鑽しています。今日は1年生の昇級審査を行いました。その後、肩取り一教(入身)を通して、氣の動きに基づいた基本動作を指導しました。

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ちなみに、心身統一合氣道会では、10/19(水)~23(日)の日程で、氣の郷にて"World Camp"というセミナーが開催されます。日本はもちろん、アメリカ・ヨーロッパ・ロシア・オーストラリアから指導者を中心に120名以上の方が集まり心身統一を学びます。私も全日程で指導をさせて頂きます。

心身統一合氣道学院では授業の一環として、"World Camp"に参加します。言葉も文化も宗教も違う方が、同じ心身統一を学ぶ姿を見て、毎年多くの氣づきがあるようです。

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2005/10/13

氣がつくための要素

今回、頂いたご質問です。

【Question】

いつもメールマガジンで学んでいます。

私の悩みは職場で気配りが出来ないことです。自分では気を配っているつもりなのですが、他の人が簡単に気づけることも気つかず、上司から「もっと気を配れ!」とよく言われます。

先日もお客様の心境の変化に気づかずに契約を強引に進めてしまい、それが元で大きなトラブルになってしまいました。

どうしたら気の配れる人になるでしょうか。

【Answer】

メールマガジンをお読み頂きありがとうございます。

氣がつくためには、大切な要素が二つあります。

第一に、氣づきには「氣が出ている」ことが不可欠です。別の言葉で言えば、心を積極的に使うことが大切です。

相手の変化に氣づかないときは、相手に氣(氣持ち)を向けていません。例えば、視線を相手に向けずに話をしたり話を聞いていると、相手の発する言葉は音として耳に入りますが、相手がどういう氣持ちでその言葉を発しているか分かりません。相手と話をするときは、話をする相手に積極的に氣を向けることが基本です。

ちなみに、相手の顔を見るときに、目を見るのではなく鼻のあたりを見ていると、相手の氣を受けずにお話出来ます。それでいて相手には、まっすぐ顔を見て話をしているように見えています。

第二に、氣づくためには「部分を見るのではなく全体を見る」ことが必要です。氣づけなくなっている時は、何か一つのことに心がとらわれてしまい、それ以外のことが目に入っていません。今見ているものより、まずは少しだけ視野を広げてみましょう。相手に氣を向けるのですが、相手だけではなく、相手の周囲を見る習慣をつけて下さい。

美しい花瓶があったとします。花瓶だけを見ると「美しい」としか感じませんが、少し視野を広げて、花瓶が置かれているテーブルも見ると、実はテーブルの端に花瓶が置かれていて「危ない」と氣づきます。

間違いやすい点ですが、「相手に氣を向ける」とは、相手にとらわれている状態ではなく、相手の周囲も自然に見えている状態です。

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2005/10/03

違いを受け入れる

私たちは五感(六感)を通して天地自然を感じ取っています。

したがって、同じ物を見たとしても、同じ音を聞いたとしても、厳密に言えば一人一人感じ方は違う訳です。このことは子供でも知っている事実なのですが、実際のところ、日常生活では忘れていることが多いのです。

例えば、食事が美味しくなかったとしましょう。

確かに料理の問題かもしれませんが、他の可能性として、自分の体調が悪いために美味しく感じないこともあります。また、一緒にいて楽しく感じない相手と食事を取っていると、せっかくの料理でも味が分からないこともあります。

私たちが五感(六感)を通して感じることを疑ってしまうと、日常生活を送ることは出来なくなってしまいます。しかし、「自分が感じる事が絶対」とは言えないことを私たちは知っておく必要があります。

ちなみに、料理についてこの原則をしっかり理解していると、家庭内がとても平和になります。

先日、ある高級レストランにお招き頂いて食事をした際に、他のテーブルで、「こんなマズい店で食事なんて出来ないわ」とお店にクレームを付けた女性がいました。

それを聞いた他のテーブルの方は不快な顔をしました。確かにその方にとって、マズく感じたのかもしれません。しかし、自分の感じたことが絶対ではありません。他のテーブルで美味しく食事をしている方に対して配慮に欠けています。「自分の感じることが絶対」と思うと陥りやすい点です。

人間関係が悪くなる原因は、自分の感じることが絶対で、お互いに自分が正しいと主張することにあります。

先日、ある映画を見ました。

私の映画の感想はさておきまして、映画を見た後に映画館を出たところ、カップルが映画の内容で論争していました。どうやら映画の評価が分かれて、お互いに一歩も譲らずに、大げんかに発展してしまったようでした。

「そんな見方もあるんだ」と相手の感じ方を受け入れるだけで、お互い氣持ち良く映画を見ることが出来るのですが・・・。せっかくのデートがお氣の毒でした。

しかし、他人事ではなく私たちは日常生活で同じことをしがちです。

先日、ある会社を訪問した際にこんな会話がありました。上司と部下の会話です。

上司 「何でそんなに萎縮しているだ?私が恐いのか」
部下 「(恐る恐る)はい、恐いです・・・」
上司 「私は恐くないぞ!何でそんな風に感じるんだ?」
部下 「・・・・・」

どの様にお感じになりましたか。

「自分の感じ方と相手の感じ方は違うこと」を認識すること、そして、相手の感じ方をまずは受け入れることが大切です。時には相手の感じ方について、正す必要もあることでしょう。それでも、相手の感じ方をまず受け入れることが大切です。

ご一緒に取り組んで参りましょう。

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2005/10/01

「報告」における氣の学び

今週頂いたご質問です。

Question】

Q&Aコーナーができて嬉しいです!

さっそく質問させて下さい。私は大学で心身統一合氣道の稽古をしています。アルバイト先の人間関係でかなり困っています。

学習塾の講師をしているのですが、一週間に一度、指導している生徒の状態を塾長に報告をすることになっています。私は生徒の状態をちゃんと記録を取って、必要と思うことを全て報告しているのですが、塾長からは「君はいつも報告がない」と注意されます。

「報告を聞いていないんですか」と反論したいところですが、さらに怒られそうですし、そうは言ってもこのままの評価では納得できません。

何とか報告を聞いてもらえる方法はないでしょうか。

【Answer】

報告をしているのに「報告がない」と言われることは、社会人になっても頻繁に見られることです。

もし、きちんと報告をしているのに相手が忘れてしまうようならば、相手が報告を受けるゆとりがあるか確認してから報告をしましょう。相手が急いでいる時や考え事をしている時に報告をすると、報告に対して十分に氣が向かないことがあります。相手の氣が自分に向いているのを確認してから報告をすることが大切です。

一方で、もう一つ重要な可能性があります。

それは、「自分のしている報告」が「相手の求めている報告」と違うことです。自分の視点と相手の視点は違います。もし、社員が経営者に報告をするのであれば、社員としての視点だけではなく経営者の視点で報告内容を考えることです。相手が求めていることに応えて初めて、「きちんと報告をしている」という評価が得られます。

自分のしたい報告をするのではなく、相手が求めている報告をする。それには、相手が何を考えているか、何を大切にしているかを知り、理解する必要があります。相手に氣を向けてもらう前に、自分が相手に氣を向けることです。

どうなったか、経過を教えて下さいね!

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