氣の交流・内から外へ
初めて氣を学ぶ方から、「氣が出ているとはどういう状態ですか」というご質問を必ず頂きます。
藤平 光一先生は「天地自然の氣と交流している状態」と言われます。
私たちは天地自然と交流することで生かされています。
例えば呼吸はどうでしょうか。
体外から空気を体内に取り込んで、肺から全身に酸素が運ばれて、今度は二酸化炭素が肺に運ばれて体外に出されます。
これも天地自然との交流です。ひとたび、その交流が断絶すると、大変なことになってしまいます。
私たちは、自分一人の存在だけでは生きていくことは出来ません。「生きている」とも言えますが、実は「生かされている」訳です。そう考えれば、呼吸の他にも食物の摂取・コミュニケーション・経済など、全てが天地自然との交流と言えます。
氣の交流もまた同じことです。
自己中心的な心の状態に陥ったり、自分のことしか考えない状態は、氣は自分の内にだけ向けられ、外にほとんど向けられていません。この状態を「氣が出ていない」、または「氣を引いている」と言います。自分から積極的に氣を向けるときに「氣は出ている」のです。
日常生活で一例をあげましょう。
私たちがマイナスな言葉を発して、マイナスな表情をするときは、周囲の人の氣を無意識に自分に向けようとしています。
例えば、「疲れた~」と繰り返し口にする方がいらっしゃいます。「疲れた~」と口にすること自体が目的なのかもしれませんが、周囲の人から「大丈夫?」と氣を向けて欲しいのが本音です。つまり、周囲の人の氣を自分へ一方的に引いているのです。
一方的に氣を引いているだけでは氣の交流は生まれません。氣が交流するには、お互いに氣が出ていることが不可欠です。自分から積極的に周囲の人に氣を向けることが重要です。
氣が自分の内にしか向かず、自分の外に向かない状態は、天地自然との氣の交流を妨げ心も身体も不健康にします。氣が自分の外に向くときは、新たな氣が自分に入ってきます。
氣は出せば入ってきます。天地自然の法則です。
自分の体調が優れない時に、自分のことだけを考えていると、ますます具合が悪くなってきます。誰かの為に一生懸命であると良くなってしまうことがあります。これもまた、氣は出せば入ってくる一例です。
氣の学びとは、意識が自分の内にしか向かない状態から、意識を自分の外に向けられるように訓練することです。いつでも「氣が出ている状態」になることです。
ご一緒に取り組んで参りましょう。
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