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2005年7月の12件の記事

2005/07/31

第25回全日本心身統一合氣道競技大会 結果速報

第25回全日本心身統一合氣道競技大会の結果速報です。受賞者のお名前と所属は、中・高等部、学生の部、一般の部の順に敬称略でお伝えします。

なお、最優秀特別賞は、中・高等部、学生の部、一般の部で4つの部門全てに出場した全ての組の中から、その平均点が高かった組に与えられます。

competetion

最優秀特別賞

森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)

選択体技(中・高等部)

金賞 岡本 沙織・吉田 健一郎 (広島県支部)
銀賞 近藤 克哉・小槻 英之 (慶應義塾高校)
銅賞 宮沢 優介・中村 匠 (神奈川県支部)

武器選択体技(中・高等部)

金賞 岡本 沙織・吉田 健一郎 (広島県支部)
銀賞 該当組なし   
銅賞 該当組なし

団体の部(中・高等部)

金賞 該当組なし   
銀賞 慶應義塾高校   
銅賞 該当組なし   

選択体技(学生の部)

金賞 森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)
銀賞 米田 映美・山内 真知子 (広島女学院大学)
銅賞 岡田 恭江・岡野 圭介 (広島大学)
4位入賞 谷本 哲規・城越 正貴 (関西外国語大学)
5位入賞 江草 啓亮・宮本 正幸 (広島修道大学)
6位入賞 川村 昌弘・尾形 元 (東京工業大学)

武器選択体技(学生の部)

金賞 森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)
銀賞 岡田 恭江・岡野 圭介 (広島大学)
銅賞 米田 映美・山内 真知子 (広島女学院大学)
4位入賞 豊住 恵介・茂木 淳 (東京工業大学)
5位入賞 川村 昌弘・尾形 元 (東京工業大学)
6位入賞 江草 啓亮・宮本 正幸 (広島修道大学)

剣技(学生の部)

金賞 森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)
銀賞 岡田 恭江・岡野 圭介 (広島大学)
銅賞 米田 映美・山内 真知子 (広島女学院大学)
4位入賞 豊住 恵介・茂木 淳 (東京工業大学)
5位入賞 川村 昌弘・尾形 元 (東京工業大学)
6位入賞 大元 孝夫・川口 司寛 (広島修道大学)

杖技(学生の部)

金賞 森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)
銀賞 岡田 恭江・岡野 圭介 (広島大学)
銅賞 平田 昌史・濱野 洋平 (慶應義塾大学)
4位入賞 豊住 恵介・茂木 淳 (東京工業大学)
5位入賞 谷本 哲規・城越 正貴 (関西外国語大学)
6位入賞 大元 孝夫・川口 司寛 (広島修道大学)

団体の部(学生の部)

金賞 広島大学    
銀賞 広島修道大学    
銅賞 東京工業大学    

選択体技(一般の部)

金賞 池田 恵理・長門 毅 (慶應義塾合氣道会)
銀賞 司城 明寛・丸山 元康 (東京支部)
銅賞 木下 淳人・木下 二郎 (神奈川県支部)
4位入賞 白山 亜美・内山 綾 (神奈川県支部)
5位入賞 内田 未央・成田 雅大 (神奈川県支部)
6位入賞 北村 亜矢子・及川 和人 (神奈川県支部)

武器選択体技(一般の部)

金賞 池田 恵理・長門 毅 (慶應義塾合氣道会)
銀賞 司城 明寛・丸山 元康 (東京支部)
銅賞 木下 淳人・木下 二郎 (神奈川県支部)
    
剣技(一般の部)

金賞 池田 恵理・長門 毅 (慶應義塾合氣道会)
銀賞 司城 明寛・丸山 元康 (東京支部)
銅賞 木下 淳人・木下 二郎 (神奈川県支部)
    
杖技(一般の部)

金賞 池田 恵理・長門 毅 (慶應義塾合氣道会)
銀賞 木下 淳人・木下 二郎 (神奈川県支部)
銅賞 司城 明寛・丸山 元康 (東京支部)
   
団体の部(一般の部)

金賞 慶應義塾合氣道会    
銀賞 神奈川県支部    
銅賞 該当組なし

受賞者の皆さん、本当におめでとうございます!

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2005/07/30

第25回全日本心身統一合氣道競技大会 指導

第25回全日本心身統一合氣道競技大会の初日が無事に終わりました。開会式では私が会長代理として挨拶をしました。お暑いなか、会場に足をお運び頂いた皆さまに心より御礼を申し上げます。

competetion

本日は個人の部(規定体技)が行われました。全体的にレベルが上がっていて嬉しい驚きを得ました。規定体技の結果はとても重要で、二日目に行われる個人の部の他の種目の得点に大きな影響を与えます。最終結果はこのブログでお伝えします。

競技大会のプログラム冊子には、心身統一合氣道を学ぶ目的や競技大会に臨む心得について、私が書いております。以下にご紹介します。(下記の「続きを読む」をクリックして下さい!)

続きを読む "第25回全日本心身統一合氣道競技大会 指導"

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2005/07/29

第25回全日本心身統一合氣道競技大会

今日はボイスブログをアップロードしようと思いましたが、明日から始まる心身統一合氣道の全日本競技大会の準備のため、今週はお休みさせて頂きます。楽しみにして頂いていた方はごめんなさい。

7/30(土)~31日(日)の2日間の日程で氣の郷(栃木総本部)にて「第25回全日本心身統一合氣道競技大会」が開催されます。全国の道場・教室・大学クラブから選出された精鋭が、心身統一合氣道の演武を通して心身統一の深浅を競います。

会場は天心館道場(520畳の大道場)です。一日目は午後3時半に開会し、個人の部の競技(規定体技)が行われます。二日目は午前8時20分より、規定体技以外の個人の部の競技と団体の部の競技が行われます。午後3時に閉会する予定です。

合氣道の技は、心身統一した状態で行って初めて出来ます。心身統一の深浅を審査する項目に基づいて、それぞれの演武に対して10点満点で審査をします。単に形を見るのではなく、心身統一した状態で技を行っているかを審判しています。

面白いことに、初めて心身統一合氣道の演武をご覧になる方でも、姿勢・リズム・大きさを通して心身統一した演武は分かります。

現在、愛知県で行われている万国博覧会「愛・地球博」は連日の大盛況ですが、この大会は「愛・地球博」のパートナーシップ事業として開催されます。氣の郷から、皆さまもご一緒に出場する選手は勿論、「愛・地球博」を応援されませんか。

入場前売券(700円)は当日、会場でお求め頂くことが出来ます。ぜひ全日本心身統一合氣道競技大会に足をお運び下さい。(氣の郷までのアクセス

競技結果や大会の様子は、このブログで速報をお伝えしますね。

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2005/07/28

「待つ」という選択肢を持つ

私たちは一つの問題に直面した時、すぐに解決を図ろうとします。必要なことですが、時にそれは最良の選択ではないことがあります。

例えば、人間関係で問題が生じたとしましょう。焦って関係修復を試みると、かえって関係を悪化させます。

仕事で失敗をして、自分への信頼や評価が下がったとしましょう。焦って取り戻そうと試みると、さらに信頼や評価を失います。

お子さんや生徒、部下の心の状態で何か問題が生じたとしましょう。焦って解決しようと試みると、かえって状況が悪くなります。

人は自分にとって不都合なことがあると、その状況から逃れるために、何らかのアクションをしないと氣が済まないものです。自分にとって望ましくない状態を、一刻も早く取り除きたいのですね。その思いが焦りを生じ、いま本当にすべきことを見誤らせるのです。私も何度となく経験しています。

問題の解決には、「待つ」という究極の選択肢があります。何かをすることでかえって状況が悪くなるときは、状況をじっと見て、そのまま「待つ」ということが重要です。

ただし、「待つ」とは「問題解決を放棄する」ことではありません。問題解決にしっかり氣を向けて、自分が出来る努力は継続しながら、状況が自然に変わるのをじっと待つということです。時が問題解決をすることも少なくありません。

「待つ」ためには強い心、すなわち心の静まった状態が必要です。少しでも弱氣になると、何かしていないと落ち着かないものです。

先ほどの例で言いますと、人間関係で問題が生じたときには、相手に謝るだけではなく、自分の悪かった行動をあらためて、あとは、相手の心の状態が変わるのを「待つ」ことが重要です。あらためることよりも、許してもらいたい氣持ちが先に立つと、人間関係はさらに悪くなってしまいます。

仕事で失敗して、周囲から信頼や評価を失ってしまったときは、周囲のご機嫌を取って、心証を回復させようとするのではなく、自分の悪い点を言葉ではなく行動で直すことが大切です。その上で、あとはじっと「待つ」だけです。たとえ時間はかかっても、それが信頼や評価を回復させる最短の道です。

お子さんや生徒、部下の心の状態に問題が生じたときは、焦って相手の状態を変えるのではなく、自分がプラスの心で相手に接し、相手が自分自身の力で間違いに氣づくことを「待つ」ことが重要です。氣づきには一定の時間が必要で、氣づきを「待つ」ことが重要です。それを自分の思い通りに相手を変えようとすると状況は悪化します。

「待つだけ待っても、相手が変わらなかったらどうするのか」と、心配に思う方がいらっしゃるかもしれません。実はこの考えこそ、「待つ」ことを難しくしてしまっている最大の原因なのです。

重要なことなので繰り返しますが、「待つ」とは「問題解決を放棄する」ことではありません。相手を先に変えようとするのではなく、まず自分に出来ることから始めて、相手の氣づきや変化を待つことが不可欠です。自分自身もそうであるように、相手の状況や心の状態が変化するには、一定の時間が必要ですね。

日常生活で心をしずめることを学ぶことで、心のコントロールを体得し、常に「待つ」という選択肢を持つことができます。ご一緒に学んで参りましょう。

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2005/07/26

自分から求める

今週の"Questions & Answers"です。

【Question】

昨年まで大学の合氣道部で心身統一合氣道を稽古していました。

今年の4月から社会人として働いていますが、自分のしたい仕事も出来ず、今の仕事が本当に自分に合っているのか分かりません。職場の先輩からは「4月に入ったばかりの新人がそんな事を考えるのは早過ぎる」と叱られます。

心身統一合氣道で氣を出すことを学んだはずなのですが、氣が出ない生活になっています。どうしたら氣が出るのでしょうか。

【Answer】

自分のしている仕事が自分に合っているかを考えることは必要ですが、それを考える前に、目の前の仕事に氣を向けて積極的に取り組むことが大切です。なぜなら、氣を向けることで初めて、自分に合っているかどうか氣づくことが出来るからです。

私も経験があるのですが、確かに始めは「与えられた仕事」かもしれません。しかし、与えられた仕事に積極的に取り組むことによって、自分が本当にやりたいことが分かったり、新たな機会があったり、新たな出会いがあったりします。

コピーを取る単純作業でも、積極的に取り組むことによって、正確に、そして使う人にとって使いやすいようにコピーを取ることが出来ます。目の前の仕事に積極的に取り組むことで、自分のスキルアップは勿論、周囲から信頼されてより重要な仕事を機会を得ることになります。単純作業をいい加減にする人には、重要な仕事は任せられませんね。

自分の望む仕事を与えられるから氣が出るのではなく、目の前の仕事を氣を出して(向けて)行うことで、新たな氣づきや新たなチャンスを得ることが出来ます。心身統一合氣道で学ばれたことと思いますが、「氣は出せば入ってくる」のでしたね。

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2005/07/21

言葉の意味を明確にする

先日、ご親切な会員の方が私に教えて下さったのですが、ある件で本部スタッフの応対が悪かったことを知りました。すぐに事実を確認したところ、ご指摘通りに氣配りに欠けた応対でした。教えて下さった方にお詫びをした上で、スタッフと話し合いました。

そのスタッフは始め、自分の間違いが分からなかったようで、非を認めることが出来ませんでした。最終的には、そのスタッフも自分の間違いに氣がついたのですが、そこに至る過程で私に大きな氣づきがありました。

それは、スタッフと私で持っている「応対」の定義の違いでした。

始めそのスタッフは、「会員の皆さまのご要望に応えるために、自分はいつでも誠実に応対しています」と言っていました。全力を尽くしても、現実に会員の皆さまの心証を害しているので、それでは誠実に応対していることにはなりませんね。私には身勝手な言い分に聞こえたのですが、話を聞くうちに、このスタッフが大きな勘違いをしていることに氣がつきました。

私は、「応対」とは「言われる前に行動を起こす」ことと考えています。ご要望があったことに対して誠実にお応えするのは当然のことですが、会員の皆さまが何を求めていらっしゃるのか、その氣(心)を察して、出来る限り、ご要望として頂くまえに行動するように心がけています。別の言葉で言えば、いつでも会員の皆さまに氣を向けることによって、何を求めていらっしゃるかに氣がつくことが大切だと考えています。

一方で、スタッフは「言われてから行動を起こす」ことだと考えていました。「頂いたご要望に対して誠実に応える」と言えば聞こえは良いのですが、「ご要望がなければやらない」という姿勢でもあります。つまり、会員の皆さまからのご要望を受動的に捉えているだけで、自分から能動的にご要望を知る努力はしていなかった訳です。

これでは氣が出ているとは言えません。「応対が悪い」と教えて下さった会員の方が言われたかったことも、そのスタッフに積極的な氣配りに欠けていたことでした。

私は今までスタッフに「誠実な応対をしなさい」とだけ言ってきました。しかし、スタッフはその「応対」の意味を違って理解していました。いくら言葉で伝えても、相手が言葉の意味を違って理解していては、正しく伝わらないのは当然のことです。今回のことを通して、使っている言葉の意味を相手が正しく理解しているか、また、形だけではなく氣(心)のことまで理解しているかを確認することが、伝える上で重要なことだとあらためて考えさせられました。

一般的に良く使われる言葉の一つに「頑張りなさい」がありますが、「頑張りなさい」とは、一体「何を」「どの様に」することなのか。それをはっきりさせて初めて、はっきり心を使うことが出来ます。

「言ってあったのに、何故やらないの?」というシチュエーションは、どこの職場であっても少なからずあることだと思います。相手がやらないことを責めるだけではなく、自分の使っている言葉を、相手が正しく理解しているか確認をすることが重要ですね。

これもまた、日常生活での氣の学びの一つです。

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2005/07/19

相手の立場に立つ(意識ではなく行動)

今週の"Questions & Answers"です。

【Question】

こんにちは。気の活用に興味を持ってブログを拝読しています。

私はインテリアを販売する仕事をしています。常にお客様の立場に立って考えることが重要だと理解していますが、先日書かれていた「相手の立場に立つこと」と「相手の立場を考える」との違いについて、今ひとつ分かりませんでした。

具体的な例で説明いただけますか。

【Answer】

「相手の立場を考える」とは、相手の立場を自分の頭の中でイメージすることを指しています。「お客さまはこう感じるだろう」とか「お客さまはこう考えるだろう」と想像をすることです。相手のことを考えないよりは良いのですが、時にそのイメージや想像は、実際とはかけ離れていることがあります。

私たちの例でお伝えしますね。

先日、第25回全日本心身統一合氣道競技大会の準備責任者とこんなやり取りがありました。毎年、大会記念Tシャツをつくっています。彼はいまの業者より安くつくる業者あるので業者を変えたいと言っていました。

偶然、私がその場にいたので素材は一緒かどうか責任者に確認しました。彼は「一緒です」と答えた上で、既に手に入れていた素材となる無地のTシャツを私に見せました。なるほど触ってみるとしっかりした素材ですが、私はこう言いました。

「着てみて」

「え!着るんですか?」と、一瞬、南は戸惑いましたが、すぐに別室に行き着替えて来ました。すると何と、Tシャツの下が透けて見えるではないですか。そこで、私はさらにこう言いました。

「自分だったらそのTシャツ着たい?」

「絶対にイヤです」と即答していました。

彼はどんなデザインが大会のイメージにマッチするか、またお求めになる方に喜ばれるのか、一生懸命イメージをしていました。そこまでは良いのですが、お求めになる方と同じように実際に着ることをしなかった訳です。

実際に着てみることで、イメージするだけでは分からない細かな点についても氣づくことが出来ます。こんな単純なことですが、本当に多くの方が相手の立場をイメージするだけで、行動はしないんですね。本当に大きな違いです。

氣づく能力がないのではなく、相手の立場に立って行動さえすれば、人は誰でも氣づく能力を立派に持っているのです。

先日、ある水族館に行ってきました。

実に座りにくいイスで、カップホルダーが足元にあったため、座席間を移動する際に蹴って倒してしまう人が多くいました。責任者は設計図の上だけでお客さまの動線を考え、実際には一度もイスに座ってみなかったのかもしれませんね。

これもまた、一つの例です。

実は私たちも十分に氣が行き届いている訳ではありません。だからこそ、スタッフ全員で「相手の立場に立つ」ことを心がけています。

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2005/07/14

家庭内での氣の交流

先日、30代の夫婦のご主人から、夫婦仲について相談を受けました。相談の内容は「夫婦仲が険悪」ということでした。

ご主人は始め、奥さんの態度で我慢できないことを話されていましたが、仕事ばかりで家庭を顧みなかった自分の非も認めていました。

関係を修復したくても会話がなく、関係修復の糸口もつかめない様子で、残されている道は、あとは離婚だけだと落ち込んでいました。

「夫婦喧嘩は犬もくわない」と言いますから、夫婦仲に口を出すのではなく、まずご主人に私が指導する氣のクラスに出席頂きました。

そのクラスのテーマは、心身一如と心身分離について理解をした上で、何事をするにも相手に氣を向けて行動することを学ぶことでした。

挨拶や会話において、心身一如と心身分離の状態を体験頂いたところ、ご主人が「ああ!そうだったんだ!」と声をあげました。

講習後にお話を伺うと、ご主人は奥さんの話を聞く努力はしていても、心の中では「面倒くさいな」と思い、氣を向けていなかったそうです。そういう時は決まって奥さんは不機嫌になり、喧嘩になったそうです。

また、家を出るときに「行ってくる」という際も、奥さんの方を見ずに、奥さんに氣を向けずに言葉を発していたそうです。そのうちに、奥さんも玄関先まで見送ることがなくなったそうです。

ご主人は、自分が氣を向けずに形だけをしていたことに氣がついて、思わず声をあげてしまったのです。

最後に「相手に求める前にまず自分が変わる」ことをお伝えしました。せっかく氣づいたことも、相手に求めることが先になってしまうと逆効果だからです。

「分かりました」とご主人が言われてから1ヶ月・・・。ご主人から私に1通のメールを頂きました。

奥さんに氣をしっかり向けて話を聞き、氣をしっかり向けて挨拶し、作ってくれた料理にもしっかり氣を向けて味わうことによって、奥さんとの会話が戻ってきたとのことでした。どうやら離婚をせずに済んだようです。

「氣を向ける」ということは、あまりにもシンプルなことなので、多くの方は知るだけで、行動を起こそうとしません。氣を向けて行動するだけでコミュニケーションは劇的に変化します。互いに氣を向けるからこそ、そこに氣(心)の交流が生まれます。

そのことに、あらためて「氣づき」を頂いた出来事でした。

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2005/07/12

心身一如

このブログと並行して、私はメールマガジンを書いています。

ブログからはご質問をお受けしていませんが、メールマガジンではご意見やご要望、ご質問をおよせ頂けます。全てのご質問にお答えは出来ないのですが、多かったご質問や皆さんと共有したいご質問については、このブログでご紹介して参ります。

まだご登録頂いていない方はコチラからご登録頂けます。配信登録は無料です。

【Question】

小学生の娘を持つ母です。いつも合氣道の教室に通っている子供と一緒に楽しくメルマガを読ませて頂いています。始めは子供にと思ったのですが、最近では私の方こそ必要だと感じています。

メールマガジンを読んでいて疑問に思ったのですが、「心身一如」と「氣が出ている」という言葉がよく出てきます。何となく分かるのですが、関係がよく分かりません。

娘にも聞かれて困っていますので、メルマガかブログで詳しく教えて頂けないでしょうか。

【Answer】

いつも私のブログとメールマガジンをお読み頂きありがとうございます。

「心身一如」も「氣が出ている」のも同じことを意味しています。

「心身一如(しんしんいちにょ)」とは、心と身体(からだ)が一つになっている状態です。

心と身体は元々一つのものなのですが、私たちは日常生活で心と身体を別々に使っています。それを「心身分離」と言います。

例えば、お出かけをした後にに家の鍵を閉めたか不安になることがありますね。鍵をしめるときは鍵に心を向けていればハッキリと記憶に残るのですが、頭の中で考え事をしながら何となく鍵を閉めてしまうことで記憶に残らないのです。

心をはっきり目標に向けて身体を使うとき、心と身体が一致した心身一如の状態になります。一方で、心を十分に使わずに何とはなしに身体を使うとき、心と身体が分離した心身分離の状態になります。つまり、心を積極的に使うことが重要なんですね。

「心を積極的に使っている状態」を「氣が出ている」と言います。

「何となく」ではなく「はっきり」ご理解頂けたでしょうか。お役に立てましたら幸いです。

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2005/07/07

相手の立場に立つ(2)

「相手の立場に立つ」の「立つ」とは、頭の中でイメージすることではなく、実際に行動を起こすことだと先週号でお伝えしました。多くの反響を頂き、また、日常生活での応用について質問を頂きました。そこで、引き続き「相手の立場に立つ」ことについてお伝えします。

「相手の立場に立つ」具体的な行動は、「知ること」と「理解すること」です。

日常生活や仕事場での人間関係で、「嫌な人だな」と感じてしまったり、苦手に感じてしまう人はいるはずです。マイナスな言葉をかけられたり、無神経なことを言われたり、好意を台無しにされたりすると、誰でも「関わりたくない」と思います。付き合わずに済む人であれば、付き合う必要はないかもしれませんが、職場の上司であったり、ご近所の方であったり、自分の意思で付き合いを避けることが難しいことが多いですね。

嫌な人と過ごすことは、大きなストレスになりやすいものです。私たちは、嫌な人と過ごす時間を何とか最小限にしようとします。会話も出来るだけしないようにしますね(笑)。しかし、これが人間関係をさらに悪くする最悪の選択なのです。なぜならば、相手に氣を向けないことで氣の交流が断絶するからです。その結果、さらに相手の心の状態を知ることが難しくなってしまいます。氣を向けなければ、相手のことに何一つ氣がつかなくなります。

そこで、「相手の立場に立つ」ことが活きてきます。

嫌な相手であっても、まず氣をしっかり向けることが大切です。そして、氣を向ける具体的な動作が「相手のことを知る」ことです。その人が何を大切にしているのか、どんな環境で育ってきたのか、現在どんな環境で生きているのかを知ることです。そうすると、その人の嫌な言動が一体何から生じているのか、自然に理解をし始めます。

一旦、理解が始まると、環境は今までと何一つ変わっていないのに、自分の中にその人の存在を受け入れるゆとりが生まれます。環境を変えるのではなく、自分の受け止め方が変わる訳です。相手を受け入れた結果、相手の心が徐々にプラスに変わっていき、相手の言動がプラスに変わってきた事例は数え切れないほどあります。天地自然の理の一つです。

間違いやすい点を幾つか確認しますね。

まず、自分が変わるとは、相手の嫌な言動が喜びになることではなく、それを受け入れて、自分の中でプラスに転ずることです。マイナスをプラスに感じてしまったら大変なことです(笑)。

それともう一つ、努力の結果どうしても相手が変わらないのであれば、どんなにしがらみがあっても、「付き合わない」という選択肢もあります。それが分かっていると、心にゆとりを持って努力をすることが出来ます。

ご一緒に取り組んで参りましょう。

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2005/07/05

ラスベガス全米講習会 指導 (2)

今回の全米講習会のテーマは"Universal Mind"(霊性心)でした。

私たちは自分を中心に天地自然を認識しています。それは生きていく上で不可欠なことなのですが、自分を中心とする考え方にとらわれると物事がうまく運ばなくなります。これは心身統一合氣道だけではなく、人間関係においても同じことが言えます。

例えば、誰でも「相手を投げたい」「相手を自分の思い通りに動かしたい」「相手に自分の影響を与えたい」という心を持っています。そういった自己中心的な心で心身統一合氣道の技を行っても相手を導くことは出来ません。

心身統一合氣道の五原則に基づき、相手を動かすのではなく相手と一緒に動くことによって、はじめて相手を導くことが出来ます。自己中心的な視点で周囲を動かすのではなく、天地自然と一体になり相手と共に動く心の状態を"Universal Mind"と言います。

"Universal Mind"を身に付けることは、心身統一合氣道だけではなく、教育や人間関係における基本です。

心身統一合氣道の五原則

  1. 氣が出ている
  2. 相手の心を知る
  3. 相手の氣を尊ぶ
  4. 相手の立場に立つ
  5. 率先窮行

5日間の講習で、心身統一合氣道の様々な技や氣の呼吸法を通して"Universal Mind"をお伝えしました。心身統一合氣道の技は体験することではじめて分かりますので、参加者全員の手を取って直に指導しました。また、講習会に参加された方が出来るようになるだけではなく、それぞれの道場で正しく指導出来るようにお伝えしました。

Seminar_24

Seminar_2_11

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講習に参加者が口々に言われていたのは「視点が変わった」ということでした。今までの学び一つ一つが爆発的に繋がり、氣づきの嵐になったようです。

今回の全米講習会に参加された方の多くは、氣の郷で10月に開催されるワールドキャンプにもお越しになる予定です。日本では、海外の指導者や会員の皆様と共に稽古が出来る唯一の機会ですので、心身統一合氣道を学んでいる方は是非ご参加下さい。ちなみに、来年のオレゴン全米講習会(西海岸)が開催され、再来年はメリーランド全米講習会(東海岸)が開催されます。日本からもご参加頂けます。

この全米講習会で最も大きな氣づきを頂いたのは、指導をさせて頂いた私かもしれません。英語のコミュニケーション能力も飛躍的に向上しました。9月にTOEIC受験をするのですが、能力の上がっている今のうちに受験したいところです(笑)。

素晴らしい機会を頂いたことに心から感謝しています。

「ラスベガス全米講習会 指導」はこちら

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2005/07/01

ラスベガス全米講習会 指導

6/22(水)~26(日)の5日間の日程で、ラスベガスで全米講習会の指導をしました。全米の各道場から指導者を中心に約180名の方が参加されました。他にもカナダ・イギリス・ブラジル・日本からの参加者もいました。

Lasvegas2005

今までの全米講習会はアメリカのいずれかの道場(Ki Society)が主催をしてきました。しかし、今回は全ての道場による初めての共催でした。そのため、全ての道場から最も交通の便がよく、滞在が快適でリーズナブルなラスベガスが選ばれました。

講習会場となったAlexis Park Resortは、ラスベガスでは珍しいカジノのないホテルで、主にリゾートのために滞在するホテルです。講習会場はホテルのバンケットルームに畳を200枚敷いて準備されていました。寝食を共にして稽古をするので合宿のような感覚でした。

6/22(水)の午前がチーフインストラクター講習、午後がインストラクター講習でした。6/23(木)~26(日)は全体講習でしたが、6/25(土)の午前は統一道審査、6/26(日)は氣の講習を行いました。6/25(土)の夜にはバンケットがありました。

講習は大変盛り上がって、講習終了直後には講習が終わってしまうことに涙を流された方もいらして、私も心から感動をしました。運営スタッフや各道場のインストラクターの努力によって、全員が心を一つにして稽古をした結果でした。

今回、指導をさせて頂いたことで私には数え切れないほどの氣づきがありました。勿論、講習は全て英語でしましたので、英語も飛躍的に向上しました。何よりも稽古では参加者と直に手を取って指導をしましたのでコミュニケーションが持てたことが幸せでした。

このような素晴らしい機会を頂いたことに感謝でいっぱいです。

講習の内容やラスベガス滞在中の出来事については、引き続きこのブログでお伝えします。

「ラスベガス全米講習会 指導 (2)」はこちら

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