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2005年7月の16件の記事

2005/07/31

第25回全日本心身統一合氣道競技大会 結果速報

第25回全日本心身統一合氣道競技大会の結果速報です。受賞者のお名前と所属は、中・高等部、学生の部、一般の部の順に敬称略でお伝えします。

なお、最優秀特別賞は、中・高等部、学生の部、一般の部で4つの部門全てに出場した全ての組の中から、その平均点が高かった組に与えられます。

competetion

最優秀特別賞

森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)

選択体技(中・高等部)

金賞 岡本 沙織・吉田 健一郎 (広島県支部)
銀賞 近藤 克哉・小槻 英之 (慶應義塾高校)
銅賞 宮沢 優介・中村 匠 (神奈川県支部)

武器選択体技(中・高等部)

金賞 岡本 沙織・吉田 健一郎 (広島県支部)
銀賞 該当組なし   
銅賞 該当組なし

団体の部(中・高等部)

金賞 該当組なし   
銀賞 慶應義塾高校   
銅賞 該当組なし   

選択体技(学生の部)

金賞 森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)
銀賞 米田 映美・山内 真知子 (広島女学院大学)
銅賞 岡田 恭江・岡野 圭介 (広島大学)
4位入賞 谷本 哲規・城越 正貴 (関西外国語大学)
5位入賞 江草 啓亮・宮本 正幸 (広島修道大学)
6位入賞 川村 昌弘・尾形 元 (東京工業大学)

武器選択体技(学生の部)

金賞 森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)
銀賞 岡田 恭江・岡野 圭介 (広島大学)
銅賞 米田 映美・山内 真知子 (広島女学院大学)
4位入賞 豊住 恵介・茂木 淳 (東京工業大学)
5位入賞 川村 昌弘・尾形 元 (東京工業大学)
6位入賞 江草 啓亮・宮本 正幸 (広島修道大学)

剣技(学生の部)

金賞 森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)
銀賞 岡田 恭江・岡野 圭介 (広島大学)
銅賞 米田 映美・山内 真知子 (広島女学院大学)
4位入賞 豊住 恵介・茂木 淳 (東京工業大学)
5位入賞 川村 昌弘・尾形 元 (東京工業大学)
6位入賞 大元 孝夫・川口 司寛 (広島修道大学)

杖技(学生の部)

金賞 森井 善夫・辺田 祐志 (慶應義塾大学)
銀賞 岡田 恭江・岡野 圭介 (広島大学)
銅賞 平田 昌史・濱野 洋平 (慶應義塾大学)
4位入賞 豊住 恵介・茂木 淳 (東京工業大学)
5位入賞 谷本 哲規・城越 正貴 (関西外国語大学)
6位入賞 大元 孝夫・川口 司寛 (広島修道大学)

団体の部(学生の部)

金賞 広島大学    
銀賞 広島修道大学    
銅賞 東京工業大学    

選択体技(一般の部)

金賞 池田 恵理・長門 毅 (慶應義塾合氣道会)
銀賞 司城 明寛・丸山 元康 (東京支部)
銅賞 木下 淳人・木下 二郎 (神奈川県支部)
4位入賞 白山 亜美・内山 綾 (神奈川県支部)
5位入賞 内田 未央・成田 雅大 (神奈川県支部)
6位入賞 北村 亜矢子・及川 和人 (神奈川県支部)

武器選択体技(一般の部)

金賞 池田 恵理・長門 毅 (慶應義塾合氣道会)
銀賞 司城 明寛・丸山 元康 (東京支部)
銅賞 木下 淳人・木下 二郎 (神奈川県支部)
    
剣技(一般の部)

金賞 池田 恵理・長門 毅 (慶應義塾合氣道会)
銀賞 司城 明寛・丸山 元康 (東京支部)
銅賞 木下 淳人・木下 二郎 (神奈川県支部)
    
杖技(一般の部)

金賞 池田 恵理・長門 毅 (慶應義塾合氣道会)
銀賞 木下 淳人・木下 二郎 (神奈川県支部)
銅賞 司城 明寛・丸山 元康 (東京支部)
   
団体の部(一般の部)

金賞 慶應義塾合氣道会    
銀賞 神奈川県支部    
銅賞 該当組なし

受賞者の皆さん、本当におめでとうございます!

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2005/07/30

第25回全日本心身統一合氣道競技大会 指導

第25回全日本心身統一合氣道競技大会の初日が無事に終わりました。開会式では私が会長代理として挨拶をしました。お暑いなか、会場に足をお運び頂いた皆さまに心より御礼を申し上げます。

competetion

本日は個人の部(規定体技)が行われました。全体的にレベルが上がっていて嬉しい驚きを得ました。規定体技の結果はとても重要で、二日目に行われる個人の部の他の種目の得点に大きな影響を与えます。最終結果はこのブログでお伝えします。

競技大会のプログラム冊子には、心身統一合氣道を学ぶ目的や競技大会に臨む心得について、私が書いております。以下にご紹介します。(下記の「続きを読む」をクリックして下さい!)

ご挨拶

第25回全日本心身統一合氣道競技大会を迎えるにあたり、心身統一合氣道会を代表いたしまして一言ご挨拶を申し上げます。

この全日本心身統一合氣道競技大会ご支援・ご協賛を賜りました皆様、全国から会場に足をお運び頂いた皆様、競技大会の準備・運営にあたられた皆様に心より御礼を申し上げます。全国の支部・道場・大学を代表して出場される皆様には、日頃から学ばれている心身統一の成果を存分に発揮して下さい。

心身統一合氣道を学んでいる皆さまも、心身統一合氣道を初めてご覧になる皆さまも、心身統一合氣道を学ぶ目的と基本的な考え方を確認いたしましょう。

心身統一合氣道の創始者、藤平 光一先生は、心身統一合氣道において最も大切なことの一つは、自分自身の心と身体のコントロールだと言われます。合氣道に限らず日常生活での人間関係においても、心と身体のコントロールは極めて重要です。何か問題が生じたときに、私たちはその原因を自分の中にではなく自分の外に求めやすいものです。自分が変わる努力をせずに相手だけを変えようとします。その結果、そこには反発や衝突が生じて相手を導くことなど出来ません。本当に人を導きたいのであれば、まず自分自身が変わることが不可欠です。合氣道の技で言えば、相手を投げることを考える前に、まず自分自身の心と身体が安定しているかどうか、すなわち心身統一した状態になっているか確認する必要があります。常に心身統一した状態を保つことが、自分自身の心と身体のコントロールなのです。

そもそも、我々が自分の思い通りに出来るのは、唯一自分の心だけです。この天地自然をどの様にとらえるのも、我々の心の用い方に因ります。心身統一合氣道において、相手が自分の腕を掴んだときに、「持たれた」と思うことも出来れば、「持たせた」と思うことも出来ます。その結果は明らかで、心をプラスに用いれば身体も必ずそれに呼応してプラスになるものです。合氣道の技を正しく行うには、この積極的な心、すなわち「氣が出ている」ことが不可欠です。ひとたび、心身統一合氣道を通して氣が出ている状態を体得すれば、それは日常生活で何事を行う上でも礎となります。

人間には誰でも、自分のことだけしか考えない自己中心的な心があります。技においては「相手を投げてやる」「相手を動かしてやる」「相手を思い通りにする」などです。我々は、ともするとそういった心の状態に陥りますが、そうした心の状態では、誰であっても技を正しく行うことは出来ません。そういった時は、藤平 光一先生がまとめられた「心身統一合氣道の五原則」に立ち返ることで、自分の間違いに氣付き改めることが出来ます。この「間違いに氣づき改める過程」の繰り返しこそ私たちの稽古です。

心身統一合氣道の五原則

  1. 氣が出ている
  2. 相手の心を知る
  3. 相手の氣を尊ぶ
  4. 相手の立場に立つ
  5. 率先窮行(そっせんきゅうこう)

我々は天地自然の一部です。我々は例外なく、天地自然と調和することで生きています。たとえば、自分という個の存在があったとしても、空氣がなければ生きられません。一旦、その調和が乱れると、我々の呼吸は浅くなり身体に様々な悪影響を及ぼします。ましてや、その空氣を汚染することは自分自身を汚染することです。

調和が大切なのは空氣だけではなく、食物の摂取、人間関係、そして心身統一合氣道も同じです。我々は天地自然の一部である以上、自分のことだけを考えては生きられない存在です。しかし、時に我々は傲慢になって天地自然の存在を忘れがちです。自分がいかに天地自然や環境によって生かされているか、守られているか、その事実を忘れがちです。それが、自己中心の心に陥る原因です。そうすると、心身統一合氣道の技において相手とぶつかるのと同じ様に、物事が全てうまく運ばなくなります。天地自然と調和をしてはじめて、物事はうまく運びます。天地自然と一体となった心の状態を「霊性心(Universal Mind)」と言います。心身統一合氣道を体得するとは、霊性心を発露させることです。

この様に心身統一合氣道は、単に肉体的な動きを身に付けるのではなく、心の質を考え、それが生き方や人格に直結しているのです。したがって、道場の中だけが稽古ではなく、365日24時間が稽古と言えます。

この競技大会は単に合氣道の技の優劣を競う場ではありません。合氣道を学ぶ目的である「心身を統一し天地と一体になること」を実践する場です。日頃から道場や日常生活で学ばれている心身統一を発表する場です。競技を見守る審判員は、出場者の一つ一つの合氣道の技は勿論、礼の仕方・歩き方・間合いの取り方など一挙手一投足において心身統一の状態かどうかを見ています。合氣道の投げや受けにおいて、ただ形だけ良く見せても決して評価はされません。一つ一つの合氣道の技において、心身を統一して行うことで初めて評価をされます。結果として順位が決まりますが、そこに至る過程が最も大切です。

全ての出場者が、心身統一をして持っておられる能力を存分に発揮されることを祈念してご挨拶とさせて頂きます。

心身統一合氣道会 会長代理  藤平 信一

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2005/07/29

第25回全日本心身統一合氣道競技大会

今日はボイスブログをアップロードしようと思いましたが、明日から始まる心身統一合氣道の全日本競技大会の準備のため、今週はお休みさせて頂きます。楽しみにして頂いていた方はごめんなさい。

7/30(土)~31日(日)の2日間の日程で氣の郷(栃木総本部)にて「第25回全日本心身統一合氣道競技大会」が開催されます。全国の道場・教室・大学クラブから選出された精鋭が、心身統一合氣道の演武を通して心身統一の深浅を競います。

会場は天心館道場(520畳の大道場)です。一日目は午後3時半に開会し、個人の部の競技(規定体技)が行われます。二日目は午前8時20分より、規定体技以外の個人の部の競技と団体の部の競技が行われます。午後3時に閉会する予定です。

合氣道の技は、心身統一した状態で行って初めて出来ます。心身統一の深浅を審査する項目に基づいて、それぞれの演武に対して10点満点で審査をします。単に形を見るのではなく、心身統一した状態で技を行っているかを審判しています。

面白いことに、初めて心身統一合氣道の演武をご覧になる方でも、姿勢・リズム・大きさを通して心身統一した演武は分かります。

現在、愛知県で行われている万国博覧会「愛・地球博」は連日の大盛況ですが、この大会は「愛・地球博」のパートナーシップ事業として開催されます。氣の郷から、皆さまもご一緒に出場する選手は勿論、「愛・地球博」を応援されませんか。

入場前売券(700円)は当日、会場でお求め頂くことが出来ます。ぜひ全日本心身統一合氣道競技大会に足をお運び下さい。(氣の郷までのアクセス

競技結果や大会の様子は、このブログで速報をお伝えしますね。

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2005/07/28

「待つ」という選択肢を持つ

私たちは一つの問題に直面した時、すぐに解決を図ろうとします。必要なことですが、時にそれは最良の選択ではないことがあります。

例えば、人間関係で問題が生じたとしましょう。焦って関係修復を試みると、かえって関係を悪化させます。

仕事で失敗をして、自分への信頼や評価が下がったとしましょう。焦って取り戻そうと試みると、さらに信頼や評価を失います。

お子さんや生徒、部下の心の状態で何か問題が生じたとしましょう。焦って解決しようと試みると、かえって状況が悪くなります。

人は自分にとって不都合なことがあると、その状況から逃れるために、何らかのアクションをしないと氣が済まないものです。自分にとって望ましくない状態を、一刻も早く取り除きたいのですね。その思いが焦りを生じ、いま本当にすべきことを見誤らせるのです。私も何度となく経験しています。

問題の解決には、「待つ」という究極の選択肢があります。何かをすることでかえって状況が悪くなるときは、状況をじっと見て、そのまま「待つ」ということが重要です。

ただし、「待つ」とは「問題解決を放棄する」ことではありません。問題解決にしっかり氣を向けて、自分が出来る努力は継続しながら、状況が自然に変わるのをじっと待つということです。時が問題解決をすることも少なくありません。

「待つ」ためには強い心、すなわち心の静まった状態が必要です。少しでも弱氣になると、何かしていないと落ち着かないものです。

先ほどの例で言いますと、人間関係で問題が生じたときには、相手に謝るだけではなく、自分の悪かった行動をあらためて、あとは、相手の心の状態が変わるのを「待つ」ことが重要です。あらためることよりも、許してもらいたい氣持ちが先に立つと、人間関係はさらに悪くなってしまいます。

仕事で失敗して、周囲から信頼や評価を失ってしまったときは、周囲のご機嫌を取って、心証を回復させようとするのではなく、自分の悪い点を言葉ではなく行動で直すことが大切です。その上で、あとはじっと「待つ」だけです。たとえ時間はかかっても、それが信頼や評価を回復させる最短の道です。

お子さんや生徒、部下の心の状態に問題が生じたときは、焦って相手の状態を変えるのではなく、自分がプラスの心で相手に接し、相手が自分自身の力で間違いに氣づくことを「待つ」ことが重要です。氣づきには一定の時間が必要で、氣づきを「待つ」ことが重要です。それを自分の思い通りに相手を変えようとすると状況は悪化します。

「待つだけ待っても、相手が変わらなかったらどうするのか」と、心配に思う方がいらっしゃるかもしれません。実はこの考えこそ、「待つ」ことを難しくしてしまっている最大の原因なのです。

重要なことなので繰り返しますが、「待つ」とは「問題解決を放棄する」ことではありません。相手を先に変えようとするのではなく、まず自分に出来ることから始めて、相手の氣づきや変化を待つことが不可欠です。自分自身もそうであるように、相手の状況や心の状態が変化するには、一定の時間が必要ですね。

日常生活で心をしずめることを学ぶことで、心のコントロールを体得し、常に「待つ」という選択肢を持つことができます。ご一緒に学んで参りましょう。

この記事は「氣の研究会メールマガジン」でもご覧頂けます。

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2005/07/26

Q&A (2005/7/26)

今週の"Question & Answer"です。

【Question】

昨年まで大学の合氣道部で心身統一合氣道を稽古していました。

今年の4月から社会人として働いていますが、自分のしたい仕事も出来ず、今の仕事が本当に自分に合っているのか分かりません。職場の先輩からは「4月に入ったばかりの新人がそんな事を考えるのは早過ぎる」と叱られます。

心身統一合氣道で氣を出すことを学んだはずなのですが、氣が出ない生活になっています。どうしたら氣が出るのでしょうか。

【Answer】

自分のしている仕事が自分に合っているかを考えることは必要ですが、それを考える前に、目の前の仕事に氣を向けて積極的に取り組むことが大切です。なぜなら、氣を向けることで初めて、自分に合っているかどうか氣づくことが出来るからです。

私も経験があるのですが、確かに始めは「与えられた仕事」かもしれません。しかし、与えられた仕事に積極的に取り組むことによって、自分が本当にやりたいことが分かったり、新たな機会があったり、新たな出会いがあったりします。

コピーを取る単純作業でも、積極的に取り組むことによって、正確に、そして使う人にとって使いやすいようにコピーを取ることが出来ます。目の前の仕事に積極的に取り組むことで、自分のスキルアップは勿論、周囲から信頼されてより重要な仕事を機会を得ることになります。単純作業をいい加減にする人には、重要な仕事は任せられませんね。

自分の望む仕事を与えられるから氣が出るのではなく、目の前の仕事を氣を出して(向けて)行うことで、新たな氣づきや新たなチャンスを得ることが出来ます。心身統一合氣道で学ばれたことと思いますが、「氣は出せば入ってくる」のでしたね。

また、経過を教えて下さい。

ご質問は氣の研究会メールマガジンの中で承ります。全てのご質問にお答えすることは出来ませんが、出来る限り、このブログの中でご紹介していきます。

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2005/07/24

「氣の健康学」研鑽会 指導

本日、氣の研究会 東京地区本部にて、「氣の健康学」研鑽会が開催されました。この研鑽会は氣の健康学院の卒業生による組織である日本氣の健康学士会が主催する会です。氣の学びを深め、最新の医学知識を学び、また卒業生同士で氣圧療法に関する情報を交換することを目的に、年に数回開催されています。

氣の学びを深めるためにお招き頂き、指導をさせて頂いています。本日のテーマは天地自然との氣の交流である「氣の呼吸法」でした。参加された方お一人お一人に私の身体に直に触れて頂いて、臍下の一点に心がしずまった状態の呼吸と、吐くことを意識して胸に力が入っている状態の呼吸の違いを体感頂きました。

参加者の皆さんは全員、氣の健康学院を卒業なさった方ですので、氣の呼吸法について既に多くの知識を持っていらっしゃいます。しかし、直に触れて頂くことによって、臍下の一点に心がしずまった呼吸が本当に静かであることを実感され、驚きの声があがっていました。実際にご体験頂けるのが研鑽会の醍醐味です。

また、「氣の学習方法」についてもお伝えしまして、結果として身体に生じる形を真似するのではなく、その身体を動かしている心の状態を真似することをお伝えしました。氣の学習方法によって劇的な視点の転換があったようです。反響が大変大きいので、近日中に「氣の学習方法」に特化したセミナーを開催する予定です。

最新医学講座では、星薬科大学 教授の竹内正雄先生と日本氣の健康学士会 会長の浜岡 勤様が講師を務め、「人体の循環器系のメカニズム」と「人体の血液の全量と赤血球についての定説と異論」の講義がありました。医学講座は難しそうなテーマですが、いつも身近な例をふまえて分かりやすくご指導頂いています。

ちなみに、講師のお二方も氣の健康学院の卒業生でもいらっしゃいます。

「氣の健康学」研鑽会の参加資格は、氣の健康学院の卒業生ならびに在籍生です。氣の健康学院を卒業後も継続して氣の学びを深め、医学知識をアップデートし、他の卒業生とコミュニケーションを持つ最高の機会です。参加を希望される皆さまは、氣の研究会 東京地区本部までお問い合わせ下さい。

「氣の健康学」研鑽会の開催日程

第1回 2005年 7月21日(日) 13:00~17:00 【終了】
第2回 2005年10月 2日(日) 13:00~17:00
第3回 2005年11月 5日(土)~6日(日) 1泊2日
第4回 2006年 1月29日(日) 13:00~17:00

※第3回のみ氣の郷(栃木総本部)での宿泊講習です。

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2005/07/21

言葉の意味を明確にする

先日、ご親切な会員の方が私に教えて下さったのですが、ある件で本部スタッフの応対が悪かったことを知りました。すぐに事実を確認したところ、ご指摘通りに氣配りに欠けた応対でした。教えて下さった方にお詫びをした上で、スタッフと話し合いました。

そのスタッフは始め、自分の間違いが分からなかったようで、非を認めることが出来ませんでした。最終的には、そのスタッフも自分の間違いに氣がついたのですが、そこに至る過程で私に大きな氣づきがありました。

それは、スタッフと私で持っている「応対」の定義の違いでした。

始めそのスタッフは、「会員の皆さまのご要望に応えるために、自分はいつでも誠実に応対しています」と言っていました。全力を尽くしても、現実に会員の皆さまの心証を害しているので、それでは誠実に応対していることにはなりませんね。私には身勝手な言い分に聞こえたのですが、話を聞くうちに、このスタッフが大きな勘違いをしていることに氣がつきました。

私は、「応対」とは「言われる前に行動を起こす」ことと考えています。ご要望があったことに対して誠実にお応えするのは当然のことですが、会員の皆さまが何を求めていらっしゃるのか、その氣(心)を察して、出来る限り、ご要望として頂くまえに行動するように心がけています。別の言葉で言えば、いつでも会員の皆さまに氣を向けることによって、何を求めていらっしゃるかに氣がつくことが大切だと考えています。

一方で、スタッフは「言われてから行動を起こす」ことだと考えていました。「頂いたご要望に対して誠実に応える」と言えば聞こえは良いのですが、「ご要望がなければやらない」という姿勢でもあります。つまり、会員の皆さまからのご要望を受動的に捉えているだけで、自分から能動的にご要望を知る努力はしていなかった訳です。

これでは氣が出ているとは言えません。「応対が悪い」と教えて下さった会員の方が言われたかったことも、そのスタッフに積極的な氣配りに欠けていたことでした。

私は今までスタッフに「誠実な応対をしなさい」とだけ言ってきました。しかし、スタッフはその「応対」の意味を違って理解していました。いくら言葉で伝えても、相手が言葉の意味を違って理解していては、正しく伝わらないのは当然のことです。今回のことを通して、使っている言葉の意味を相手が正しく理解しているか、また、形だけではなく氣(心)のことまで理解しているかを確認することが、伝える上で重要なことだとあらためて考えさせられました。

一般的に良く使われる言葉の一つに「頑張りなさい」がありますが、「頑張りなさい」とは、一体「何を」「どの様に」することなのか。それをはっきりさせて初めて、はっきり心を使うことが出来ます。

「言ってあったのに、何故やらないの?」というシチュエーションは、どこの職場であっても少なからずあることだと思います。相手がやらないことを責めるだけではなく、自分の使っている言葉を、相手が正しく理解しているか確認をすることが重要ですね。

これもまた、日常生活での氣の学びの一つです。

この記事は「氣の研究会メールマガジン」でもご覧頂けます。

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2005/07/19

Q&A (2005/7/19)

今週の"Question & Answer"です。

【Question】

こんにちは。気の活用に興味を持ってブログを拝読しています。

私はインテリアを販売する仕事をしています。常にお客様の立場に立って考えることが重要だと理解していますが、先日書かれていた「相手の立場に立つこと」と「相手の立場を考える」との違いについて、今ひとつ分かりませんでした。

具体的な例で説明いただけますか。

【Answer】

「相手の立場を考える」とは、相手の立場を自分の頭の中でイメージすることを指しています。「お客さまはこう感じるだろう」とか「お客さまはこう考えるだろう」と想像をすることです。相手のことを考えないよりは良いのですが、時にそのイメージや想像は、実際とはかけ離れていることがあります。

私たちの例でお伝えしますね。

先日、第25回全日本心身統一合氣道競技大会の準備責任者の南 旭とこんなやり取りがありました。毎年、大会記念Tシャツをつくっています。南は、いまの業者より安くつくる業者あるので業者を変えたいと言っていました。

偶然、私がその場にいたので素材は一緒かどうか責任者に確認しました。南は「一緒です」と答えた上で、既に手に入れていた素材となる無地のTシャツを私に見せました。なるほど触ってみるとしっかりした素材ですが、私はこう言いました。

「着てみて」

「え!着るんですか?」と、一瞬、南は戸惑いましたが、すぐに別室に行き着替えて来ました。すると何と、Tシャツの下が透けて見えるではないですか。そこで、私はさらにこう言いました。

「自分だったらそのTシャツ着たい?」

「絶対にイヤです」と南は即答しました(笑)。

南はどんなデザインが大会のイメージにマッチするか、またお求めになる方に喜ばれるのか、一生懸命イメージをしていました。そこまでは良いのですが、お求めになる方と同じように実際に着ることをしなかった訳です。

実際に着てみることで、イメージするだけでは分からない細かな点についても氣づくことが出来ます。こんな単純なことですが、本当に多くの方が相手の立場をイメージするだけで、行動はしないんですね。本当に大きな違いです。

氣づく能力がないのではなく、相手の立場に立って行動さえすれば、人は誰でも氣づく能力を立派に持っているのです。

先日、ある水族館に行ってきました。

実に座りにくいイスで、カップホルダーが足元にあったため、座席間を移動する際に蹴って倒してしまう人が多くいました。責任者は設計図の上だけでお客さまの動線を考え、実際には一度もイスに座ってみなかったのかもしれませんね。

これもまた、一つの例です。

実は私たちも十分に氣が行き届いている訳ではありません。だからこそ、スタッフ全員で「相手の立場に立つ」ことを心がけています。

お答えになりましたでしょうか。

ご質問は氣の研究会メールマガジンの中で承ります。全てのご質問にお答えすることは出来ませんが、出来る限り、このブログの中でご紹介していきます。

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2005/07/17

TOEIC受験

氣の郷の若手スタッフは、年に一度、英語能力テストTOEICを受験することになっています。氣の郷で行われるワークショップには英語を話す方が参加されますし、特に本部講師は海外支部からお招き頂いてワークショップの指導をする訳ですから英語は必須です。

今年度は、多くのスタッフが9/25(日)に受験をします。TOEICは990点満点で、前回受験の際のスタッフでのトップは佐藤 真紀の880点で、私は830点でした。佐藤は海外事務担当のスタッフで、海外支部とのコミュニケーションを取ったり、英語版ブログの英訳などの翻訳作業をしたりしている優秀なスタッフです。ブログ画面左側のマイフォトの写真を撮影しているのも佐藤です。

私は英語学習で「氣の学習方法」を実践しています。それは「氣と音読」です。

自分が正しく発音できない音は聞き取ることが出来ないことは良く知られています。実際のところ、語学の学習において音読は欠かすことが出来ません。しかし、ただ音読をするのではなく、氣を入れて音読をすることが大切だと実感しています。

例えば、見知らぬ土地で迷ってしまい誰かに道を尋ねる場面であれば、その人物の心の状態になって言葉を発します。文字をただ読むのではなく、心の状態を真似をして、その上で音読をします。「おめでとう」と言葉を発するときは、本当に「おめでとう」という氣持ちで音読をします。

心の状態と発する言葉がリンクすることによって、いざ同じようなシチュエーションになった時に、焦ることなく自然に言葉が出てきます。音読の訓練をするときは、何となく音読するのではなく、心(氣)を込めて音読をすることが大切です。

こうしてお伝えすると、「たったそれだけ?」と言われるのですが、実際のところ実践される方は少ないんです。音声CD付き教材や映画DVDやで、自分が興味を持てるやさしい教材を選ぶと良いでしょう。ちなみに、私は中学3年生程度の教材から始めました。また、一日に最低でも30分は音読しました。

その訓練の成果があって、私のTOEICスコアは約1年で530→830にアップしました!つい先日も、私がお世話になっている世界的インターネットマーケッターの岩元 貴久先生から「伝わる英語ですね」と誉めて頂いて、とても嬉しく感じました。

音読の重要性を最初に教えて下さったのは、英会話イーオン社長の三宅 義和様でした。今でも私はイーオンに週1回通いながら、講師の方から発音のチェックや音読の指導を受けています。イーオンでは、私くらいのスコアアップは日常茶飯事なんです。これは私が特別優秀なのではなく、正しい訓練方法がいかに重要かを示しています。

ところで、スタッフのTOEICスコアは氣の郷(栃木総本部)と東京地区本部で公表しています。多くのスタッフからは非難でいっぱいでした(笑)。10月下旬には結果が出ますので、各オフィスにお立ち寄りになる方はご覧頂けます。

また、スタッフからは非難されると思いますが・・・(笑)。

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2005/07/15

慶應義塾大学 指導

私は慶應義塾體育會合氣道部の師範として週に1回、また非常勤講師として日吉と三田の一般教養の授業で心身統一合氣道の指導をしています。したがって私は、慶應義塾大学では週に3回、心身統一合氣道の指導をしています。

合氣道部では、7/30(土)~31(日)に氣の郷で開催される第25回全日本心身統一合氣道競技大会の出場に向けて、みな稽古に励んでいます。学生の部で個人に4組、団体に1組出場をします。また、今年は合氣道部のOB有志が一般の部に出場します。

一般教養の授業では、7/13(水)が日吉、7/14(木)が三田の春学期(前期)の最終授業でした。お陰様で授業は大変盛況で、それぞれの授業の定員は30名ですが、毎年定員の倍近い履修希望者がいるため、履修者は希望者の中から抽選で決まります。

私は慶應義塾大学での心身統一合氣道の指導において、心身統一合氣道を通して、二つの重要なことを伝えています。一つは「氣の原理(心が身体を動かす)」、もう一つが自分の心と身体をコントロールする「セルフコントロール」です。

この二つのことは、合氣道部員や授業を履修した学生の皆さんが、いずれ社会に出てから活用できることです。心身統一合氣道の技を覚え、安全な受身を取れるようになることも大切な目的ですが、人生に活きることが最も大切に思います。

授業では、履修した学生の皆さんから指導についてアンケートを取っています。このアンケートは講師のいないところで取るため、通常は見ることが出来ません。しかし、今回は回収されたアンケートを大学側から見せて頂くことが出来ました。

ほとんどの学生が授業の趣旨を正しく理解していたことに感動しました。私自身への評価として「優しくてダンディー」というものから「温厚な人柄のようで実はスパルタ」まで様々な意見がありました(笑)。ダンディーという年齢ではないのですが(涙)。

私は日本だけではなく世界を良くしていくために、今後も学校教育における心の教育に携わって行きたいと思っています。全国のPTAでも講演をさせて頂いたり、慶應義塾大学で素晴らしい機会を頂いていることに感謝をしています。

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2005/07/14

家庭内での氣の交流

先日、30代の夫婦のご主人から、夫婦仲について相談を受けました。相談の内容は「夫婦仲が険悪」ということでした。

ご主人は始め、奥さんの態度で我慢できないことを話されていましたが、仕事ばかりで家庭を顧みなかった自分の非も認めていました。

関係を修復したくても会話がなく、関係修復の糸口もつかめない様子で、残されている道は、あとは離婚だけだと落ち込んでいました。

「夫婦喧嘩は犬もくわない」と言いますから、夫婦仲に口を出すのではなく、まずご主人に私が指導する氣のクラスに出席頂きました。

そのクラスのテーマは、心身一如と心身分離について理解をした上で、何事をするにも相手に氣を向けて行動することを学ぶことでした。

挨拶や会話において、心身一如と心身分離の状態を体験頂いたところ、ご主人が「ああ!そうだったんだ!」と声をあげました。

講習後にお話を伺うと、ご主人は奥さんの話を聞く努力はしていても、心の中では「面倒くさいな」と思い、氣を向けていなかったそうです。そういう時は決まって奥さんは不機嫌になり、喧嘩になったそうです。

また、家を出るときに「行ってくる」という際も、奥さんの方を見ずに、奥さんに氣を向けずに言葉を発していたそうです。そのうちに、奥さんも玄関先まで見送ることがなくなったそうです。

ご主人は、自分が氣を向けずに形だけをしていたことに氣がついて、思わず声をあげてしまったのです。

最後に「相手に求める前にまず自分が変わる」ことをお伝えしました。せっかく氣づいたことも、相手に求めることが先になってしまうと逆効果だからです。

「分かりました」とご主人が言われてから1ヶ月・・・。ご主人から私に1通のメールを頂きました。

奥さんに氣をしっかり向けて話を聞き、氣をしっかり向けて挨拶し、作ってくれた料理にもしっかり氣を向けて味わうことによって、奥さんとの会話が戻ってきたとのことでした。どうやら離婚をせずに済んだようです。

「氣を向ける」ということは、あまりにもシンプルなことなので、多くの方は知るだけで、行動を起こそうとしません。氣を向けて行動するだけでコミュニケーションは劇的に変化します。互いに氣を向けるからこそ、そこに氣(心)の交流が生まれます。

そのことに、あらためて「氣づき」を頂いた出来事でした。

ご主人にお伝えした内容は、栃木・氣の講座でもお伝えしています。よろしければ、ぜひ一度ご体験なさって下さい。ご一緒に氣を向けて行動することに取り組んで参りましょう。

この記事は「氣の研究会メールマガジン」でもご覧頂けます。

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2005/07/12

Q&A (2005/7/12)

このブログと並行して、私は氣の研究会メールマガジンでコラムを書いています。

ブログからはご質問をお受けしていませんが、メールマガジンではご意見やご要望、ご質問をおよせ頂けます。時間的な制約があり、全てのご質問にお答えは出来ないのですが、多かったご質問や皆さんと共有したいご質問については、このブログでご紹介していきます。

まだご登録頂いていない方は、コチラからご登録頂けます。登録は無料です。

【Question】

小学生の娘を持つ母です。いつも合氣道の教室に通っている子供と一緒に楽しくメルマガを読ませて頂いています。始めは子供にと思ったのですが、最近では私の方こそ必要だと感じています。

メールマガジンを読んでいて疑問に思ったのですが、「心身一如」と「氣が出ている」という言葉がよく出てきます。何となく分かるのですが、関係がよく分かりません。

娘にも聞かれて困っていますので、メルマガかブログで詳しく教えて頂けないでしょうか。素人でも分かる用語集などもつくって頂けたら嬉しいです。

【Answer】

いつも私のブログとメールマガジンをお読み頂き有り難うございます。

「心身一如」も「氣が出ている」のも同じことを意味しています。

「心身一如(しんしんいちにょ)」とは、心と身体(からだ)が一つになっている状態です。心と身体は元々一つのものなのですが、私たちは日常生活で心と身体を別々に使っています。

例えば、お出かけをした後にに家の鍵を閉めたか不安になることがありますね。鍵をしめるときは鍵に心を向けていればハッキリと記憶に残るのですが、頭の中で考え事をしながら何となく鍵を閉めてしまうことで記憶に残らないのです。

心をはっきり目標に向けて身体を使うとき、心と身体が一致した心身一如の状態になります。一方で、心を十分に使わずに何とはなしに身体を使うとき、心と身体が分離した心身分離の状態になります。つまり、心を積極的に使うことが重要なんですね。

その「心を積極的に使っている状態」を、藤平光一先生は「氣が出ている」と定義なさっています。

「何となく」ではなく「はっきり」ご理解頂けたでしょうか(笑)。お役に立てましたら幸いです。

用語集は、さっそくブログ・メールマガジン担当スタッフと話し合いますね!

ご質問は氣の研究会メールマガジンの中で承ります。全てのご質問にお答えすることは出来ませんが、出来る限り、このブログの中でご紹介していきます。

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2005/07/10

栃木・氣の講座 指導 (2005年7月)

本日、氣の郷で開催された栃木・氣の講座にて指導をさせて頂きました。今月のテーマは「氣とビジネス」、特にビジネスでのコミュニケーションについてお伝えしました。

氣の学びを実際に職場に導入した会社の改善例をご紹介しながら、その試みを参加された方お一人お一人に体験頂きながら、日常生活での氣の活用をお伝えしました。

【午前の部】

①心が身体を動かす

心身は一如、心と身体はもともと一つのものです。心を積極的に用いて行動し、いつでも心と身体を一つに使うことが大切です。心身一如の状態を「氣が出ている」といい、お互いに氣が出ているとき氣が交流します。

②氣の交流

氣の出ている挨拶の実践で作業ミスの防止している会社の試みを紹介しました。

氣の交流で最も重要な訓練は、氣の出ている挨拶です。ただし、その挨拶は自分から積極的に行う挨拶であり、声を掛けられてからする挨拶は「挨拶」ではなく単なる「応答」です。挨拶を通して相手にしっかり氣を向けることで、相手の状態に氣づくことが出来ます。

③相手を変えるのではなく、まず自分が変わる

ある経営者の試みで、社員を自分のところに報告に来させるのではなく、自ら現場に赴いて社員の話を聞くことでコミュニケーションを改善した例を紹介しました。

④正しいことは、言葉で伝えるのではなく行動で伝える

ある管理者の試みで、時間にルーズな職場を改善するために、部下を注意するのではなく、まず自分が誰よりも早く出勤して体質を変えた例を紹介しました。

正しいことを言葉で伝えても相手には正しく伝わりません。正しいことを行動で伝えるときのみ正しく相手に伝わります。特に過去の自分の行動によって生じた問題は、言葉では解決することはありません。心身一如、心を動かすということは身体を動かすということ、つまり、「心を使う」とは考え事をすることではなく行動を起こすことです。

⑤「いま」を見る

過去の印象にとらわれることで、相手の「いま」が見えなくなります。相手の「過去の言葉」ではなく「いま」の行動をみることが重要です。

⑥「相手の立場を考える」のではなく、「相手の立場に立つ」

ある会社の社員間のコミュニケーションで、相手の心の状態を推測するのではなく、相手と同じ行動を取ることで相手の理解が進んだ例を紹介しました。

相手の立場を考えるとは、相手の立場を自分の視点で見ることです。相手の立場に立つとは、相手の立場で実際に行動を起こすことです。この違いを正しく理解することが重要です。

⑦価値観の共有

ある会社の試みで、自分たちの会社で用いる言葉の定義を話し合うことにより、価値観を共有して、上司・部下間と部署間の誤解とトラブルを防止している会社を紹介しました。

価値観を共に築き上げるによって、お互いに心をはっきり使えるようになります。「報告」や「サービス」などの言葉も、一人一人違った意味で捉えていることが少なくありません。同じ言葉を違う意味で使っていては、常に誤解とトラブルが生じます。言葉の定義を確認して、価値観を共有することが重要です。

⑧氣の学習は実践&検証

氣は目に見えません。したがって氣を学ぶには、常に日常生活で実践・検証することが不可欠です。知識は時に失いやすいものですが、実体験として得た成果・氣づきは誰も奪うことの出来ない財産です。

【午後の部】

肩こり・腰痛の身体の不調の解消や、そもそも不調を起こさないために必要な自然な姿勢を確認しました。さらにワンネスリズム体操の首の動きを通して、頭や首の自然な位置を確認しました。

栃木・氣の講座では、毎月決まったテーマで日常生活での氣の活用をお伝えしています。ワークショップ形式で、参加される皆さんに一つずつ実体験をして頂きながら理解を深めていきます。

次回、8/21(日)の栃木・氣の講座のテーマは「氣と書道・氣と茶道」です。

日本の伝統芸能である書道・茶道での氣の活用をお伝えします。特に「氣と書道」では、専門学校 心身統一合氣道学院で「氣と書道」を指導されている石川忠男先生をお迎えして稽古をします。

氣の郷までお運び頂き、ぜひ栃木・氣の講座にご参加下さい。8月の栃木・氣の講座は定員がありますので、早めにお申し込み下さい。

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2005/07/07

相手の立場に立つ(2)

「相手の立場に立つ」の「立つ」とは、頭の中でイメージすることではなく、実際に行動を起こすことだと先週号でお伝えしました。多くの反響を頂き、また、日常生活での応用について質問を頂きました。そこで、引き続き「相手の立場に立つ」ことについてお伝えします。

「相手の立場に立つ」具体的な行動は、「知ること」と「理解すること」です。

日常生活や仕事場での人間関係で、「嫌な人だな」と感じてしまったり、苦手に感じてしまう人はいるはずです。マイナスな言葉をかけられたり、無神経なことを言われたり、好意を台無しにされたりすると、誰でも「関わりたくない」と思います。付き合わずに済む人であれば、付き合う必要はないかもしれませんが、職場の上司であったり、ご近所の方であったり、自分の意思で付き合いを避けることが難しいことが多いですね。

嫌な人と過ごすことは、大きなストレスになりやすいものです。私たちは、嫌な人と過ごす時間を何とか最小限にしようとします。会話も出来るだけしないようにしますね(笑)。しかし、これが人間関係をさらに悪くする最悪の選択なのです。なぜならば、相手に氣を向けないことで氣の交流が断絶するからです。その結果、さらに相手の心の状態を知ることが難しくなってしまいます。氣を向けなければ、相手のことに何一つ氣がつかなくなります。

そこで、「相手の立場に立つ」ことが活きてきます。

嫌な相手であっても、まず氣をしっかり向けることが大切です。そして、氣を向ける具体的な動作が「相手のことを知る」ことです。その人が何を大切にしているのか、どんな環境で育ってきたのか、現在どんな環境で生きているのかを知ることです。そうすると、その人の嫌な言動が一体何から生じているのか、自然に理解をし始めます。

一旦、理解が始まると、環境は今までと何一つ変わっていないのに、自分の中にその人の存在を受け入れるゆとりが生まれます。環境を変えるのではなく、自分の受け止め方が変わる訳です。相手を受け入れた結果、相手の心が徐々にプラスに変わっていき、相手の言動がプラスに変わってきた事例は数え切れないほどあります。天地自然の理の一つです。

間違いやすい点を幾つか確認しますね。

まず、自分が変わるとは、相手の嫌な言動が喜びになることではなく、それを受け入れて、自分の中でプラスに転ずることです。マイナスをプラスに感じてしまったら大変なことです(笑)。

それともう一つ、努力の結果どうしても相手が変わらないのであれば、どんなにしがらみがあっても、「付き合わない」という選択肢もあります。それが分かっていると、心にゆとりを持って努力をすることが出来ます。

ご一緒に取り組んで参りましょう。

この記事は氣の研究会メールマガジンでもご覧頂けます。

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2005/07/05

ラスベガス全米講習会 指導 (2)

今回の全米講習会のテーマは"Universal Mind"(霊性心)でした。

私たちは自分を中心に天地自然を認識しています。それは生きていく上で不可欠なことなのですが、自分を中心とする考え方にとらわれると物事がうまく運ばなくなります。これは心身統一合氣道だけではなく、人間関係においても同じことが言えます。

例えば、誰でも「相手を投げたい」「相手を自分の思い通りに動かしたい」「相手に自分の影響を与えたい」という心を持っています。そういった自己中心的な心で心身統一合氣道の技を行っても相手を導くことは出来ません。

心身統一合氣道の五原則に基づき、相手を動かすのではなく相手と一緒に動くことによって、はじめて相手を導くことが出来ます。自己中心的な視点で周囲を動かすのではなく、天地自然と一体になり相手と共に動く心の状態を"Universal Mind"と言います。

"Universal Mind"を身に付けることは、心身統一合氣道だけではなく、教育や人間関係における基本です。

心身統一合氣道の五原則

  1. 氣が出ている
  2. 相手の心を知る
  3. 相手の氣を尊ぶ
  4. 相手の立場に立つ
  5. 率先窮行

5日間の講習で、心身統一合氣道の様々な技や氣の呼吸法を通して"Universal Mind"をお伝えしました。心身統一合氣道の技は体験することではじめて分かりますので、参加者全員の手を取って直に指導しました。また、講習会に参加された方が出来るようになるだけではなく、それぞれの道場で正しく指導出来るようにお伝えしました。

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講習に参加者が口々に言われていたのは「視点が変わった」ということでした。今までの学び一つ一つが爆発的に繋がり、氣づきの嵐になったようです。

今回の全米講習会に参加された方の多くは、氣の郷で10月に開催されるワールドキャンプにもお越しになる予定です。日本では、海外の指導者や会員の皆様と共に稽古が出来る唯一の機会ですので、心身統一合氣道を学んでいる方は是非ご参加下さい。ちなみに、来年のオレゴン全米講習会(西海岸)が開催され、再来年はメリーランド全米講習会(東海岸)が開催されます。日本からもご参加頂けます。

この全米講習会で最も大きな氣づきを頂いたのは、指導をさせて頂いた私かもしれません。英語のコミュニケーション能力も飛躍的に向上しました。9月にTOEIC受験をするのですが、能力の上がっている今のうちに受験したいところです(笑)。

素晴らしい機会を頂いたことに心から感謝しています。

「ラスベガス全米講習会 指導」はこちら

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2005/07/01

ラスベガス全米講習会 指導

6/22(水)~26(日)の5日間の日程で、ラスベガスで全米講習会の指導をしました。全米の各道場から指導者を中心に約180名の方が参加されました。他にもカナダ・イギリス・ブラジル・日本からの参加者もいました。

Lasvegas2005

今までの全米講習会はアメリカのいずれかの道場(Ki Society)が主催をしてきました。しかし、今回は全ての道場による初めての共催でした。そのため、全ての道場から最も交通の便がよく、滞在が快適でリーズナブルなラスベガスが選ばれました。

講習会場となったAlexis Park Resortは、ラスベガスでは珍しいカジノのないホテルで、主にリゾートのために滞在するホテルです。講習会場はホテルのバンケットルームに畳を200枚敷いて準備されていました。寝食を共にして稽古をするので合宿のような感覚でした。

6/22(水)の午前がチーフインストラクター講習、午後がインストラクター講習でした。6/23(木)~26(日)は全体講習でしたが、6/25(土)の午前は統一道審査、6/26(日)は氣の講習を行いました。6/25(土)の夜にはバンケットがありました。

講習は大変盛り上がって、講習終了直後には講習が終わってしまうことに涙を流された方もいらして、私も心から感動をしました。運営スタッフや各道場のインストラクターの努力によって、全員が心を一つにして稽古をした結果でした。

今回、指導をさせて頂いたことで私には数え切れないほどの氣づきがありました。勿論、講習は全て英語でしましたので、英語も飛躍的に向上しました。何よりも稽古では参加者と直に手を取って指導をしましたのでコミュニケーションが持てたことが幸せでした。

このような素晴らしい機会を頂いたことに感謝でいっぱいです。

講習の内容やラスベガス滞在中の出来事については、引き続きこのブログでお伝えします。

「ラスベガス全米講習会 指導 (2)」はこちら

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