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2005/04/21

竹斬りの行

氣の郷では、竹の子が顔を出し始めています。

この時期のセミナー等で、氣の郷にてお食事を召し上がりますと、竹の子ご飯や竹の子の煮物など、旬を存分にお楽しみ頂けます。 ときどき大きな石の下で竹が伸び、石を持ち上げていることがあります。竹の生命力には驚かされるばかりです。

また、この時期は「竹斬りの行」のシーズンでもあります。 「竹斬りの行」は、もともと中村天風先生がなさっていたものです。藤平 光一先生が天風先生より与えられた3つの課題の一つです。ちなみに、藤平 光一先生は一度でこの課題をクリアされました。その後、誰でも出来るように藤平 光一先生がまとめられました。

竹斬りの行では、竹の両端を和紙で支え、その竹を木剣で斬ります。(その和紙はさらにナイフで支えられています) 「斬ろう」と少しでも力むと、木剣が竹に触れた瞬間に和紙が切れて、竹はヒビひとつ入らずに落ちてしまいます。 一方で、完全にリラックスをして、心をはっきりと用いて竹を斬ると、和紙は切れずに竹だけが斬れるのです。心の使い方によって、竹が斬れたり斬れなかったりするのです。

ちなみに竹の両端を持って手で折ろうとしてもなかなか折れません。折れたとしても、竹にヒビが入って割れてしまい写真のようには斬ることは出来ません。

takekiri

この「竹斬りの行」を通して、

・ 心を積極的に使うことが理屈でなく身体で分かります
・ 大事な場面でもリラックスして臨むことを体験できます
正しい姿勢と正しいリラックスが身に付きます
表面的な理解ではなく、本質を見る能力が向上します

最大の特長は、年齢・男女・経験を問わず誰でも出来ることです。過去のセミナーでは、9歳のお子さんから84歳のご年配の方まで、また、初めての方でも見事に竹を斬っています。 一方で、竹斬りの行の経験者であっても、武道の心得があっても、心をいい加減に使うと竹を斬ることはできないのです。

私はデモンストレーションで、今までに30回以上竹斬りをしました。本番では一度も失敗していませんが、あるとき練習を試みた際に、全く斬ることが出来なかったことがあります。(ショックでした!) 「練習だから」と氣が緩み、心をはっきり使わなかったためです。「100回のいい加減」よりも「1回の真剣」の重要性を実感しました。私にとって大きな氣づきで、その後は氣を抜かなくなりました。

藤平 光一先生は「竹を斬っても人間的に何も偉くない」と言われます。 竹を斬ることそのものが目的なのではなく、この竹斬りの行を通して、心を積極的に用いる重要性を知り、また正しいリラックスを体得して、それを日常生活で活用することが目的です。

「竹斬りの行」では本当に多くの氣づきが得られます。

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