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2005/02/10

変化に氣づく

先週、数年前にお会いした方とばったり顔を合わせました。氣の郷でのセミナーに一度お越しになった方でしたが、その時に比べて視線は下を向き、声も小さくなっていました。「ちょっとした変化」ではありましたが、すごく氣になったので、ゆっくりお話して近況を伺いました。

始めはためらっておられましたが、お話を全て伺ってみると、仕事上の大きなトラブルで落ち込んでしまったとのことでした。眠れない日が続いているために、日中は常に身体がだるく、何をするにもやる氣がなくなってしまったご様子でした。そんな状況が続けば、さらに大きな不調を来したと思います。幸いなことに、氣の呼吸法をその場ですぐお伝えしたところ、その日の晩からぐっすりお休みになれたそうです。

変化に氣がつかなければ、見過ごしてしまうところでした。こういう時に、氣の学びの成果を実感しています。

藤平光一先生は「心が身体を動かす」と指導されています。この様に書くと「そんなの当たり前」と思う方が多いのですが、その当たり前のことを私たちは見逃しているのです。「心の状態は全て身体の状態に表れている」ということです。あらゆる場面で活用できることですが、今回の場合で言えば、心の不調は何らかの変化として身体に表れているのです。

  • 顔色が悪くなる
  • 表情が暗くなる
  • 会話が少なくなる
  • イライラしやすくなる
  • 人の話を聞かなくなる
  • 不自然に明るくなる
  • 落ち着きがなくなる
  • 言葉遣いや態度が乱暴になる
  • ミスが多くなる
  • お酒やタバコの量が増える

これらは「身体の変化」だけではなく「心の変化」と言えます。私たちが、周囲の方のちょっとした変化に氣がつくためには、まず「氣が出ている」ことが大切です。挨拶をするのであれば、形だけではなく氣を向けて挨拶します。話を聞くのであれば、しっかり相手に氣を向けて話を聞きます。しっかり氣を向けることで、そこに氣づきが生まれるのです。

氣を引いている状態とは、相手に対して氣を向けるのではなく、自分に対してのみ氣を向けている状態です。周囲の氣を自分に引いているので、それでは氣づきませんね。

大きな問題が生じる前には、必ず心の状態が変化しています。どんな小さな変化でも見逃さないことで、問題を未然に防げます。

私は「氣を向ける訓練」として、毎日会う人・久しぶりに会う人で、先回会ってから「何が変化したか」を注意深く見ています。ただ、漠然とお会いしていると氣づかないことでも、心懸けてお会いすることで微妙な変化にも氣づくことが出来ます。

さらに重要なのは、周囲の人間の成長・努力に氣がつくことです。これは正しい評価を与える上で極めて重要なことです。人を育てる上で最も重要な要素は「氣づく」ことと言えます。

氣の勉強をすることで、より変化に氣がつくようになります。

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