Q&A (2006/2/7)
今回のご質問です。
【Question】
こんにちは。メールマガジンを楽しみに読んでいます。私は小・中学生向けの学習塾を経営しています。非常勤社員を含めると、社員は30名ほどいます。
私共では、清掃作業から一日が始まります。全社員で玄関や教室は勿論のこと、塾の周囲の道路に至るまで清めます。経営者である私も一緒に清掃作業をします。
しかし、一部の講師は「自分の仕事は生徒の成績を上げることであって、掃除は自分の仕事ではない」という考えを持っていて、清掃作業に身が入りません。
また、マネージャーも「事務員はともかく、講師は清掃作業をせずに指導に専念することで能率が上がるのではないか」という考えを持っているようです。
私の経験上、清掃作業を嫌がる社員は、指導にしても対応にしても評判が悪く、生徒やご両親からも信頼をされません。気づく力にも欠けているように感じます。
最近の風潮なのか複雑な思いです。清掃作業についてどの様にお考えですか。
【Answer】
古くから、自分の過ごす場所を清めることは「自分の心を清める」ことだと言われます。教育や人材育成において、私は清掃作業を極めて大切に考えています。
問題は、清掃作業をする社員がその目的を正しく理解しているかどうかです。「経費削減のために社員に清掃をさせている」と思っている社員が必ずいるはずです。
経営者が清掃作業ばかりしていたら問題があります。また、専門的な仕事をすべき社員が清掃作業ばかりしていたら、成果や能率が悪くなるのも一理あります。
それでも、全社員で清掃作業をされるには、はっきりとした目的をお持ちのことと思います。
私は、清掃作業の目的の一つを「氣づく力の向上」としています。氣(氣持ち)をしっかり向けて清掃すると、日頃氣がつかないことに氣づくようになります。
清掃作業以外にも、自他問わず履き物を揃える、必要のない電氣は消す、戸締まり・火の元を確認するなども、全て「氣づく力の向上」につながります。
生徒さんが座るイスが不安定だったり、生徒さんの通り道に邪魔な物が置いてあったり、掲示書類が古かったり、様々な氣づきが生まれるはずです。
そういった細かなことに氣づくように訓練することで、生徒さんのコンディションの微妙な変化にも氣づくことが出来るようになるのではないでしょうか。
清掃作業は責任を持つ場所を決めて、作業を通して氣づいたことを記録に残すと良いと思います。よく氣づく社員は表彰されると励みになると思います。
清掃作業の目的は一つではありません。大切なことは、清掃作業の目的を明確にして、社員一人一人がしっかり心を使って出来るようになさることです。
お答えになりましたでしょうか。
ご質問は氣の研究会メールマガジンで承ります。全てのご質問にお答えすることは出来ませんが、出来る限り、このブログでご紹介していきます。
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