2016/08/23

指導員講習会(神奈川) 指導

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藤平信一です。

「指導員講習会(神奈川)」で指導しました。 神奈川近郊の道場・教室から23名の指導者が参加しました。

新たに1名を指導員に任命しました(敬称略)。

【指導員】

  • 太田 章(清心館道場/長野)

指導内容については「心身統一合氣道会 指導者心得」でご覧頂けます。アクセスするには、指導員専用のIDとPasswordが必要です。


指導員講習会について

心身統一合氣道の指導には指導資格が必要です。心身統一合氣道会では学び続ける者のみ指導できます。

東京・大阪・名古屋を始め、全国主要都市で年間を通じて開催される指導員講習会で指導者は学んでいます。

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2016/08/21

指導員講習会(東京) 指導

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藤平信一です。

「指導員講習会(東京)」で指導しました。東京近郊の道場・教室から24名(定員)の指導者が参加しました。

指導内容については「心身統一合氣道会 指導者心得」でご覧頂けます。アクセスするには、指導員専用のIDとPasswordが必要です。


指導員講習会について

心身統一合氣道の指導には指導資格が必要です。心身統一合氣道会では学び続ける者のみ指導できます。

東京・大阪・名古屋を始め、全国主要都市で年間を通じて開催される指導員講習会で指導者は学んでいます。

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2016/08/01

聴く・伝える・反応する

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藤平信一です。

昔から、人間が抱える最大の問題は「人間関係」と言われています。

始めから壊れている人間関係もありますが、多くの場合、始めは良好で、些細なことをきっかけに「ボタンの掛け違い」の如く悪化するものです。

組織の長として、私は人間関係の相談を受ける機会が多くあります。

悪くなっている人間関係を瞬時に解決するような「魔法」は存在せず、ボタンの掛け違いの元となっていることを見つけ出すことが必要です。それには「どちらか一方の努力」ではなく「双方の努力」が必要です。

どちらか一方でも関係修復を諦めたり、無関心になっていたりすると、問題の解決は難しくなります。双方に解決の意思があれば、時間はかかっても必ず解決を出来ます。解決の意思がない場合、アプローチは完全に違うものになります。

なぜなら、問題の原因は「コミュニケーション」にあるからです。

コミュニケーションにおいて重要なことは沢山あるのですが、私は「聴く」「伝える」「反応する」を3要素と置いています。

相手の話を「聴く」、この当たり前のことが決して簡単ではないのです

「自分のことを理解して欲しい」「相手を説得したい」という状態だと、相手のことを全くみておらず、話が耳に入らなくなります。自分のこと・相手のこと・周囲のことも全く分からない状態ですので、適切な行動を取れなくなってしまうのです。

これは技の稽古と同じです。「相手を投げたい」「自分の思い通りに動かしたい」という状態だと、相手のことを全くみておらず、結果、導き投げることは出来ません。

臍下の一点に心を静め、心身一如で相手と向かい合うことで、話の内容は勿論、相手の「思い」も理解することが出来ます。

たとえ、相手の意見を否定し、却下しないといけない場合でも、ひとたび相手の「思い」を受け入れることが重要なのです。

相手に「伝える」ことも、「聴く」と同様に簡単ではありません

何かを伝えるとき、例えばイライラして心の状態が乱れていると、そのイライラが先に相手に伝わってしまって、耳を閉ざされます。伝える側の心がネガティブな状態でも、同じことが起きます。

知識や情報を伝えるだけならばどのような状態でも出来るかもしれませんが、「思い」のように形のないものを伝えることは難しいものです。

そもそも伝えるには、相手と「信頼関係」があるのが前提です。その上で臍下の一点に心を静め、心身一如で向かい合うことで、本当に伝えたいことが伝わるようになります。

ただし、順番は「聴く」→「伝える」で、逆は上手く行きません。したがって、「伝える」訓練より「聴く」訓練が優先されます。

「反応する」は、大抵は無意識の働きです。

相手が過激な言葉を使うと、その刺激に無意識に反応してしまって、さらに過激な言葉で応酬することになります。或いは、その反応を無理に抑えようとすると大きなストレスになり、心に過度な負担がかかります。

刺激そのものを止めることは出来ませんので、刺激が生じた後に、どのように対処するかが重要です。

このとき、最も良い方法の一つが「ひと呼吸おく」です。氣の呼吸法で息の吐き方(静まり方)を訓練している方であれば、ひと呼吸おくことで、刺激に対してすぐに反応せずに済みます。

相手が過激な言葉を使ったとしても、「どうかしましたか?」と相手を氣づかうだけの心のゆとりが生まれます。これは本当に大きいことです。

「聴く」「伝える」「反応する」それぞれを訓練しておくことで、相手や周囲とコミュニケーションを取れるようになって来ます

人間は一人一人異なる考えや意見を持っているのが当たり前です。だからこそ、話し合うことで良いものが生まれます。

「聴く」「伝える」「反応する」という基本が出来てさえいれば、変な表現ですが、安心してぶつかり合うことが出来ます。そこから素晴らしいものが生まれます。

この基本が出来ていないと、相手や周囲から拒絶されるのを恐れて、お互いが傷つかない適当な距離を取るようになります。その結果、何も生まれなくなります。

「聴く」「伝える」「反応する」は心を静めることで磨かれます心身統一合氣道の稽古を通じてご一緒に磨いて参りましょう。

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2016/07/10

指導員講習会(大阪) 指導

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藤平信一です。

本日、「指導員講習会(大阪)」で指導しました。 大阪近郊の道場・教室から37名の指導者が参加しました。

新たに2名を指導員に任命しました(敬称略)。

【指導員】

  • 山下 暢以知(高浜教室/福井)
  • 渡邊 利行(西舞鶴教室/京都)

指導内容については「心身統一合氣道会 指導者心得」でご覧頂けます。アクセスするには、指導員専用のIDとPasswordが必要です。


指導員講習会について

心身統一合氣道の指導には指導資格が必要です。心身統一合氣道会では学び続ける者のみ指導できます。

東京・大阪・名古屋を始め、全国主要都市で年間を通じて開催される指導員講習会で指導者は学んでいます。

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2016/07/04

生活の中の訓練

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藤平信一です。

私の本業は心身統一合氣道の指導・普及と指導者の育成です。一年を通じて最も多くの時間を使います。

さらに、心身統一合氣道を世の中に広く知って頂くため、本を書き、取材を受け、外部の講演・講習で「氣」の指導をしています。

ロサンゼルス・ドジャースやサンディエゴ・パドレスのように、合氣道と完全に異なる分野で指導しているのも、その一環です。スポーツだけではなく、その分野は多岐に渡っています。

勿論、自分自身の勉強や訓練の時間も確保しなければいけないので、総てを全うするには、当然のことながら時間が足りません。

つまり、私にとって時間の使い方が最大の課題です。

実際のところ、稽古以外で自分自身の勉強や訓練の時間を別に設けるのはなかなか難しいので、「見るもの・触れるもの」総てが訓練、と自分の中でおいています。

例えば、仕事において、こちらの用件で先方に電話するとします。

伝える内容によって、始めに「何分で話をするか」目標を決めておきます。また、電話する相手には最初に「~分頂けますか」とお伝えしています。

これをすることによって、二つのことが得られます。

第一に、目標の時間を決め、その中で相手が理解出来るように伝えるには、事前に自分のなかで話の内容が整理されていなければいけません。

また、相手がどの程度状況を把握しているかによって必要な時間は変わります。したがって、相手のことも理解しておく必要があります。

決まった時間内に収まらないときは、自分の伝え方に不足があったのか、あるいは、目標そのものに無理があったのかもしれません。何にしても、次に目標を立てる際にフィードバックします。

このトライ&エラーを繰り返すことによって、相手のことをよくみる様になり、「分かりやすく伝える」訓練になるのです。

第二に、「時間」の感覚が身につきます。

3分間で伝える」という目標を立てて、実際に3分で収まるようにすると、いちいち時計を見なくても3分という長さが身体で分かるようになります。

この時間の感覚は指導の現場でも活きて来ます。3分を過ぎると体感で分かるので、自分の話が長くなっていることに氣づき、そこから立て直すことも出来るようになります。

この3分は状況によって変わるものであり、また研究の余地もあります。

私はいま基本を「2分」に定めています。時間がかかっても「3分」です。また、対面で話をする際は「1分」を基本にして伝わるように心がけています。

本来、こちらの用件で話しかけているので「相手の時間を頂いている」わけです。湯水のように時間をかけて良いはずがありません。

自分の中で話の内容が全く整理されていない状態で話しかけてしまうと、相手は、話の内容を理解するために余分な時間をかけることになります。

厳しい表現をすれば「相手の時間を盗んでいる」ことになります。

勿論、時間を氣にしながらでは出来ない重要な話もあります。そういう場合は、反対に、時間の制約を完全に取り払うことが大事です。

また、相手の用件をお聞きする場合は、こちらで目標は立てられないので、誤解がありませんように...

たかが電話、されど電話。

目的を持って行えば、電話をかけること一つでも重要な訓練になります。私たちは何千回、何万回と電話をかけているわけですが、目的なくただ行っていたら、そこから得るものはほとんどありません。

歩くこと、登ること、持つこと、運ぶこと、伝えること、など、日常生活のあらゆる動作や行為が訓練になるのです。このように、私はあらゆることで訓練しています。

すると、限られた時間であっても有効に訓練することが出来ます。この原稿を書いている今も、まさに訓練の最中なのです。

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2016/07/03

指導員講習会(栃木) 指導

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藤平信一です。

本日、「指導員講習会(栃木)」で指導しました。 栃木近郊の道場・教室から30名の指導者が参加しました。

指導内容については「心身統一合氣道会 指導者心得」でご覧頂けます。アクセスするには、指導員専用のIDとPasswordが必要です。


指導員講習会について

心身統一合氣道の指導には指導資格が必要です。心身統一合氣道会では学び続ける者のみ指導できます。

東京・大阪・名古屋を始め、全国主要都市で年間を通じて開催される指導員講習会で指導者は学んでいます。

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2016/07/01

心身統一合氣道会 会報

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藤平信一です。

一般社団法人 心身統一合氣道会の会報誌「心身統一合氣道会 会報」の最新号が発行されます。7月下旬から全国の会員の皆さんのお手元に届く予定です。

最新号では、前野隆司教授の著書『無意識の整え方』に登場された山田博様との特別対談を掲載しています。心身統一合氣道会の多くの会員が同書をお読みになり、山田様との対談が特に印象に残ったようです。

山田様はコーチングのプロとして、森の中でのワークショップを開催されています。山田様の活動内容は心身統一合氣道の稽古に通じる部分が多くあります。山田様が稽古を始められたところで対談いたしました。

次号は10月に発行する予定です。

これまでの会報誌の情報はこちらをご覧下さい。

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2016/06/18

指導員講習会(東京) 指導

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藤平信一です。

本日、「指導員講習会(東京)」で指導しました。 東京近郊の道場・教室から31名の指導者が参加しました。

新たに1名を指導員に任命しました(敬称略)。

【指導員】

  • 榎下 勝寛(慶應義塾高等学校)

指導内容については「心身統一合氣道会 指導者心得」でご覧頂けます。アクセスするには、指導員専用のIDとPasswordが必要です。


指導員講習会について

心身統一合氣道の指導には指導資格が必要です。心身統一合氣道会では学び続ける者のみ指導できます。

東京・大阪・名古屋を始め、全国主要都市で年間を通じて開催される指導員講習会で指導者は学んでいます。

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2016/06/14

指導員講習会(神奈川) 指導

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藤平信一です。

「指導員講習会(神奈川)」で指導しました。 神奈川近郊の道場・教室から27名の指導者が参加しました。

新たに1名を指導員に任命しました(敬称略)。

【指導員】

  • 横山 重明(横浜教室/神奈川)

指導内容については「心身統一合氣道会 指導者心得」でご覧頂けます。アクセスするには、指導員専用のIDとPasswordが必要です。


指導員講習会について

心身統一合氣道の指導には指導資格が必要です。心身統一合氣道会では学び続ける者のみ指導できます。

東京・大阪・名古屋を始め、全国主要都市で年間を通じて開催される指導員講習会で指導者は学んでいます。

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2016/06/01

氣が出ている

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藤平信一です。

握手を思い浮かべて下さい。

相手との距離、手を出す位置やタイミング、視線を向ける先など、私たちはどのように決めているでしょうか。

多くの場合、無意識のうちに決めています。むしろ、どのくらいの距離で握手をしたら良いかを考えた瞬間に、どうしたら良いか分からなくなり、自然な握手ではなくなります。

氣が出ているとき、すなわち周囲(外界)と氣が交流しているときは、その関わりにおいて、どうあるべきかを察知することが出来ます。

初めて会う人と、何十年来の友人に会うのでは距離は違うでしょうし、国や文化によって、あるいは人によっても適切な距離は違います。

重要なことはそれを感じ取れるかどうかです。

「自分がどうすべきか」と自分のことだけに心がとらわれた状態だと、周囲との関わりがないため何も察知出来なくなるのです。

合氣道の技も同じことで、相手との距離・位置関係、間(ま)などは、その関わりによって自然に決まります。

「自分がどういう動きをするか」という心の使い方をしているうちは、どうして良いのかは分かりません。

氣が出ていることが稽古の出発点であり、だからこそ、「心身統一合氣道の五原則」の最初に記されています。

 心身統一合氣道の五原則

  一、氣が出ている
  二、相手の心を知る
  三、相手の氣を尊ぶ
  四、相手の立場に立つ
  五、率先窮行

それでは、どうしたら「氣が出ている」状態を確認出来るでしょうか。

問題は、「氣が出ている」状態とは、特別な感覚ではないことです。それは「元氣である」ことに似ています。

元氣なときは特別な感覚があるわけではありません。健康なときは、むしろ健康であることを忘れています。

他方で、元氣なときは様々な実感があります。例えば「身も心も軽い」「食事やお酒を美味しく感じる」ようなときは、その実感を通じて元氣であることが分かります。

氣が出ている状態も、このような実感を通じて確認することが出来ます。確認の方法は幾つもありますが、ここでは三つ紹介いたします。

【見える範囲が広いか】

これは視界の問題だけではなく、視野が広く保たれているかどうかです。見えている範囲が広いとき、氣が出ています。

調子の悪いアスリートを指導していると、例外なく視野が狭くなり、氣が滞っていることが分かります。「集中」と「執着」を混同していると、これがよく起こります。

【周囲を感じられるか】

周囲のことを良く感じられるときは氣が出ています。反対に、一つのことに心がとらわれて、周囲のことが感じられないときは、氣が滞っているときです。

目の前のことに心がとらわれると、周囲のことを全く感じられなくなります。「相手に合わす」という心の使い方をしていると、これがよく起こります。

【全身でとらえているか】

「全身全霊」という言葉の通り、合氣道だけでなく何事を行うときでも、全身でとらえているときは氣が出ているときです。

身体を部分的に用いているとき、つまり全身でとらえていないときは、氣が滞っているときです。小手先で物事をしようとすると、これがよく起こります。


このような実感を通じて自分自身の状態をみていると、一日の中でも、氣が出ている状態、滞っている状態を繰り返していることが分かります。

自分の状態を正しく理解するからこそ良くすることが出来ます。自覚のないものは直しようがありません。

「氣が出ている」ことが稽古の出発点である以上、道場では勿論のこと、日常生活で氣が出ている状態を確認することが重要なのです。

ご一緒に磨いて参りましょう。

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