2022/01/09

心身統一合氣道会 鏡開き

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本日、「心身統一合氣道会 鏡開き」を開催いたしました。鏡開きは、心身統一合氣道会における最も重要な行事の一つです。

新型コロナウイルスの影響下でも確実に実施するために、昨年に続き、本部道場(東京)からZoomを用いてオンラインで実施しました。

700名を超える皆様にご参加頂きました。海外からも100名を超える皆様が参加されました。新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底した上で、道場・教室に集まって中継形式で参加された皆様もいました。

多くの皆様にご参加頂き、心より御礼を申し上げます。

鏡開きでは、まずは「修行達成祈願式」を行い、続いて「心身統一合氣道 初稽古」を行いました。

修行達成祈願式では「氣祓い」のあと、全世界の道友が怪我や過ち無く、プラスに稽古出来ることを祈念しました。「昇段発表」では、国内外の昇段者を代表して河野敏之師範(七段)に昇段証書を授与しました。

「初稽古」では、「一体であるときに氣が通う」「心の状態は氣で伝わる」「氣の動きを尊重する(止めない)」をテーマに、横面打ち四方投げ・小手下ろし・呼吸投げ(巻き込み)などの技を稽古しました。

当初は日本語で指導する予定でしたが、海外からの参加者も多数であったことから、日本語と英語の両方で指導いたしました。

本年の心身統一合氣道会の活動が始まりました。

皆様には今年も宜しくお願い申し上げます。

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2022/01/07

人の影響は双方向

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昨年、東京大学先端科学技術研究センターの教授の西成活裕先生が、「イグ・ノーベル賞」を受賞されました。

イグ・ノーベル賞は、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞で、世界的に注目されています。

その多くが専門雑誌に掲載されるユニークで尖った研究で、1万人超の候補の中から狭き門を突破した「栄誉ある賞」なのです。


西成先生たちの研究チームでは、「歩きスマホをしているときに、なぜ歩行者同士がぶつかりそうになるのか」を調査しました。

横断歩道などで人がすれ違うとき、一部の人が歩きスマホをします。

スマホを見ている歩行者は、周囲への注意が散漫になっているので、人とぶつかりやすくなるのは分かります。

実際は、周囲の人も「スマホ歩きしている人」のことを避けられず、自分は歩きスマホをしていないのに、ぶつかりやすくなるのです。

つまり、人がすれ違うときは、お互いに予期することによって、ぶつからないようになっていたのです。

このことから連想すると、「車」と「歩行者」の関係においても、運転する人だけが氣をつけていれば良いわけではなさそうです。スマホ歩きをしながら、「きっと車が避けてくれる」という考えでは成り立ちません。

研究結果によれば、一部の人の歩きスマホが歩行者全体の動きに影響するそうです。歩行者一人の注意が散漫になることで、全体が停滞するので、「自分一人くらいは大丈夫」という考えでも成り立ちません。

西成先生は「人間は無意識のうちに見ず知らずの人とも交流して、阿吽の呼吸で行動しているのです」と言われます。

なるほど、それこそ「氣が通う」ことであり、心身統一合氣道の技に通じます。氣が通っているから、相手を導き投げることができます。

心身統一合氣道を熱心に稽古なさっている西成先生には、日頃の技の稽古がこのように見えていたのでしょう。


考えてみれば、「人との関わり」は、総て同じようにも思えます。

「教える人」と「教わる人」においても、一方だけが影響を与えるのではなくて、双方が影響を与え合っています。

「教える人」も、「教わる人」から常に何かを得て変化し続けています。昔から「教えることは学ぶこと」といわれるのも良く分かります。

学校のように先生と生徒が向かい合って学ぶ価値は、お互いが意欲を持って臨むことで影響し合って、大きな効果が得られるところにあるのでしょう。だからこそ、「共に学ぶ姿勢」が大事なのです。


学生時代、私は合氣道部に所属していました。

理系大学の学生(特に新入生)は、コミュニケーションが得意でない人が多いため、何かを言われたときに「反応が薄い」ことがあります。

合氣道部の先輩で、現在、長岡技術科学大学の教授の三浦友史先輩は、事あるごとに「師範がもっと教えたくなってしまうように、ワクワクした感じで稽古しよう!」と新入部員に声をかけていました。

当時、私は「何のために」を理解していませんでしたが、先輩はこの頃から、「学習とは相互作用である」ことを理解していたのでしょう。

お寺の鐘が立派でも、橦木(鐘つき棒)が粗末では良い音は出ません。「反応が薄い」ということは、「得られるものも薄い」ということです。

食事を作ってもらったときもそうですし、何かお世話になったときも同じです。反応が薄いと双方にとってプラスになりません。

積極的に求めることによって、相手の持っている力を引き出せます。

コミュニケーションの本質だな、と思います。


西成先生のお話では、受賞後の取材でこんな質問があったそうです。

 「すごい研究なのは分かりましたが…、オチはどこにあるのですか」

西成先生も笑わせるための研究しているわけではないので、「オチ」などあるはずがありません。「イグノーベル賞」が世の中に正しく理解されるのには、少し時間がかかりそうです。

研究内容に関心のある方は、東京大学のサイトをご覧ください。

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2022/01/05

医学会で特別講演(オンライン)をいたします

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1月30日()に医学会で特別講演(オンライン)をいたします。

第61回日本心身医学会九州地方会」の学会長である大島彰先生は、心身統一合氣道会の指導員を務めています。

ご参加にあたっては学会員の推薦と事前登録が必要です(参加費は3,000円)です。心身統一合氣道会の会員の皆様で、関心がある方は、所属する道場・教室の責任者までお問い合わせください。

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2022/01/04

心身統一合氣道会 会報

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一般社団法人 心身統一合氣道会の会報誌である『心身統一合氣道会 会報』が間もなく発行されます。

1月下旬から、全国の会員の皆さんのお手元にお届けいたします。

本号では、帝国ホテル株式会社 帝国ホテル)特別顧問の小林哲也様との特別対談を掲載しています。

創業130周年の伝統ある帝国ホテルで、総支配人、社長、会長と務めて来られた小林様は、リーダーとして常にイノベーションを進めてこられました。現在、心身統一合氣道の稽古を熱心になさっています。

次号は4月下旬に発行する予定です。

これまで発行した会報誌に関してはこちらをご覧下さい。

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2022/01/01

謹賀新年

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2021/12/05

第40回全日本心身統一合氣道競技大会

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集合写真(中等部)

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集合写真(高等部)

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集合写真(大学部)


12/5(日)に「第40回全日本心身統一合氣道競技大会」を開催しました。9月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、12月に延期されました。全国から120名の選手が参加しました。

新型コロナウイルスの感染拡大防止を徹底し、有観客で実施しました。さらにZoomでオンライン中継しました。

通常は二人一組で技を行うところ、一人で「剣技」「杖技」を行う形式に変更しました。また、「密」をつくらないために「中等部」「高等部」「大学部」を時間帯を分けて競技を実施しました。

競技結果は心身統一合氣道会のホームページでご覧いただけます。

尚、本大会では、大学合氣道部に所属しない大学生が出場する部門を新設し、エキシビションとして実施しました。本大会で得られた知見に基づき、次回大会での実施に向けて検討して参ります。

競技大会の開催にあたって、当日の運営ボランティアを務めて下さった皆様、ご協賛をいただいた全国の皆様、競技大会の参加に向けてご理解をいただいた保護者の皆様に心より御礼を申し上げます。

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2021/12/04

大和哲也選手がK-1でKO勝利しました

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K-1 WORLD GP 2021 JAPAN」で大和哲也選手がKO勝利しました。

K-1で2連敗からの復活、本当におめでとうございます。逆境を乗り越えることこそ、本物の力なのだと思います。

心身統一合氣道について、大和哲也選手が語るWeb対談YouTube動画もありますので、ぜひご覧ください。

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2021/12/01

心から悲しむ

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心身統一合氣道の技の稽古で、最も重要なのは「土台づくり」です。

土台となる姿勢が乱れていては、相手を導き投げることはできません。相手を投げるより前に、まず自分の土台を整えることです。

臍下の一点に心を静めると、心の状態も身体の状態も盤石になります。すると、外からの「力」や「刺激」に対して振り回されなくなります。

一つ一つの物事に、正々堂々と正面から向かい合うことができます。

目の前のことから上手に回避しようとすると、かえって土台を失い、結果的にひどく振り回されることになります。そういう経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

動じない人間になるため、そして、常に冷静な判断ができるために、多くのリーダーが心身統一合氣道で「土台づくり」を学んでいます。

私自身も、日々、稽古を通じて磨いています。

今から10年くらい前の話です。私は両親が年を経てからの子供だったので、30代で両親を見送ることになりました。

父が亡くなった際は本当に悲しく、逝去して翌々日の講習会の指導では立っているのもやっとで、何とか役割を全うしました。さらに、ラスベガスで大きな講習会の指導がありましたが、成功裡に終わりました。

そうこうするうちに悲しみを乗り越え、日常を取り戻していきました。

その二年後に母が亡くなった際は、そこまで悲しみを感じることはなく、逝去した翌日から、いつも通りに指導の現場に立っていました。父が逝去した経験があるので、心が強くなったくらいに考えていました。

特に、気性の激しかった母とは、何かと対立することも多かったので、亡くなったことで「解放された」気持ちもありました。だから、「それほどの悲しみは感じないだろう」と捉えていたのです。


そんな中で、不調は突然訪れました。

突発性難聴、目まい、偏頭痛、胃腸炎、肋間神経痛、喘息など、一つの不調が表れ、それが収まっては次の不調が表れます。指導や講演には穴をあけられないので、氣力だけでやり遂げていました。

そんな不調が半年ほど続きました。

ある晩、どうしても眠りにつくことが出来ず、思い切って起き上がって、そのまま朝まで「氣の呼吸法」をすることにしました。すると、呼吸が静まるほど、忘れていた母との思い出が頭に浮かびます。

「いろいろあった母だけど、大事に育てられたのだな…」

自然に涙が流れてきて、「ああ、自分は本当は悲しかったのだな」と、はじめて母の死を心から悲しむことができました。無意識のうちに私は「悲しくない」と自分を抑圧していたのでした。

その後、あれだけ続いた不調は霧が晴れて散るようになくなりました。

自分を抑圧すると土台を失ってしまうので、心と身体の状態は乱れる。そんなことは日頃の稽古で十分に理解しているはずなのに、母の死に直面して、私は自覚なくそれをやってしまったのです。

土台があるからこそ、向かい合うことができるのです。


一昨日、私にとって大事な方が急逝しました。

心身統一合氣道のよき理解者であり、とてもお世話になりました。数日前まであれだけ元気に活動していたのに、突然の別れでした。お若いのに残念で仕方ありませんが、天命を全うされたのだと思います。

大事な方が亡くなったのだから、いまは心から悲しみたいと思います。そして、前に進んでいきたいと思います。

心からご冥福をお祈りいたします。

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2021/11/30

特別対談(小西浩文様)

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心身統一合氣道会 会報』では各分野の第一線の方との特別対談を行っています。バックナンバーをWebで不定期に公開しています。

登山家の小西浩文様との対談記事を公開しました。小西さんは世界の8,000メートル峰の6座で無酸素登頂を達成した登山家です。

小西さんとは2013年に初段の合格直後に対談させて頂きました。あれから8年が経ち、さらに稽古を続け昨年3月に三段に合格されました。そんな小西さんと「危険察知」をテーマにお話しました。

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2021/11/13

新著が日本経済新聞(朝刊)で広告掲載されました

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心と体が自在に使える「気の呼吸」』の広告が、本日の日本経済新聞の朝刊に掲載されました。

サンマーク出版が主催する「”気の呼吸を実感できる”藤平先生のオンライン体験セミナー(参加無料)」の情報も掲載されています。

オンライン体験セミナーは30分間で、定員があるため事前エントリーが必要です。ぜひご参加ください。

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