2009/07/03

混ぜるな、危険!

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、そして検証することが目的です。

何事を身に付けるにも実践は基本ですが、「実践」だけではなく、実践後にどう変わったか「検証」が重要です。

知識として得た学びは、時に失いやすいものです。実践・検証して得た学びは、失うことはありません。まずは1ヶ月間、記事の内容を実践・検証して下さい。


藤平信一です。

「知識を得る」のと「身につける」のでは学び方は違います。「知識を得る」のが工夫次第ですぐに出来るのに対して、身につけるには時間をかける必要があります。

例えば、拙著「心を静める」をお読み頂き、「知識を得る」のはすぐですが、「身につける」には時間がかかります。

以下の内容は、それを前提にお読み下さい。

何かを学ぶ時、「良いところ取り」をしようとする人がいます。Aという学びと、Bという学びがあるときに、その両方をかじって、良いところを吸収しようとする姿勢です。

「知識を得る」には良いのかもしれませんが、「身につける」には良くありません。良いところ取りしようとする人は、自分では得しているつもりでも、実は大変な損をしていることに氣づいていません。

世界で最高のコーヒーと最高の玉露があったとして、それを混ぜ合わせたら、一体どうなるでしょうか。コーヒーはコーヒーとして、玉露は玉露として味わうからこそ、それぞれの持つ価値が分かるのです。

「良いところ取り」は、それらを混ぜて飲むようなものです。せっかくの最高のものが台無しです。混ぜたら美味しかった、ということもあるかもしれませんが、ほとんどの場合は失敗です。

Aを学ぶときはAに専念し、Bを学ぶときはBに専念する。すると、身につく過程でAとBの共通点が分かってきます。これは、「AとBを混ぜている」のではなく、「AとBに通じる本質を理解している」ということです。

これは、とても重要なことです。

心身統一合氣道の稽古でも、稀にこういう方がいらっしゃいます。

 「これは他の武道の    という動きに似ていますね」
 「これはダンスの    というステップに似ていますね」
 「これは    さんの    という理論に似ていますね」

一概には言えませんが、ほとんどの場合、こういう発言をする方は混ぜているようです。混ぜてしまうと、いま学んでいることを見えなくなります。これは、実にもったいないことです。

ちなみに、こういう方が合氣道以外の学びをする時、「これは合氣道の○○という動きに似ていますね」と言います。

一方で、こういう方もいらっしゃいます。

 「合氣道を稽古して、    の動きが良くなりました」
 「合氣道を稽古して、    の意味が良く分かりました」
 「合氣道を稽古して、何事も一緒なのだと感じました」

これは混ぜているのではなく、本質を理解しているのです。この違い、うまく伝わりましたでしょうか。

まとめると、「混ぜるな、危険!」ということです。

さて、今月の実践・検証です。今回はレベルが高めです。

[実践すること]

  • 学ぶとき、学ぶことに専念する。
  • 本をよむとき、その本に専念する。
  • 人の話を聞くとき、その話に専念する。

[検証のポイント]

  • 専念した結果、どんな変化があったか。

この記事は「藤平信一メールマガジンに掲載されたものです。

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2009/06/23

廣岡達朗さん対談

藤平信一です。

本日、USEN六本木ミッドタウンスタジオで野球評論家の廣岡達朗さんと対談いたしました。

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この対談の様子は、USENの番組「ビジネス・ステーション」で、7/6(月)の週と7/13(月)の週に分けて、前編・後編として放送されます。残念ながら、今回はCDやポッドキャスティングでの販売は予定されていません。

廣岡達朗さんは現役時代は読売巨人軍の名遊撃手でした。引退後は広島東洋カープのコーチを経て、監督としては最下位球団だったヤクルトスワローズ、黎明期の西部ライオンズをリーグ優勝・日本一に導きました。

現役時代から藤平光一宗主から氣の指導を受けられて、その後、現役選手としてプレーに、監督として選手の育成に活用されました。氣の呼吸法の実践者でもあり、藤平光一宗主の著書「氣の呼吸法(文庫版)」(幻冬舎)の巻末に解説を書かれています。

対談の内容は主に人材育成についてでしたが、廣岡さんは総て体験に基づいたお話のため、実にリアルでとても深い内容でした。ユーモアを交えてお話だったので、私だけではなく、収録スタッフの皆さんも腹をかかえて笑う場面もありました。

放送の詳細は、後日、このブログでお知らせします。

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2009/06/13

指導員講習会(東京本部) 指導

藤平信一です。

6/13(土)に「指導員講習会(東京本部)」で指導いたしました。心身統一合氣道会の東日本の各支部から42名の指導員が参加をしました。

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指導内容は6/9(火)に開催した「指導員講習会(神奈川県支部) 」と同じです。

私が指導する指導員講習会では、指導員の新規任命をしています。新たに7名を指導員に任命いたしました。

誠におめでとうございます。

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2009/06/09

指導員講習会(神奈川県支部) 指導

藤平信一です。

4/14(火)に「指導員講習会(神奈川県支部)」で指導いたしました。心身統一合氣道会の神奈川県支部から34名の指導員が参加しました。

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指導内容については「心身統一合氣道 指導者心得」でお読み頂けます。(アクセスには、指導員専用のIDとパスワードが必要です

指導員講習会は通常、心身統一合氣道会の東京本部大阪本部、もしくは氣の郷で開催しますが、神奈川県支部には多くの指導員がいるため、神奈川県支部のみの指導員講習会を開催しています。

全国のどの支部でも、指導員が20名以上集まれば指導員講習会を開催することが出来ます。

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2009/06/08

剣技・杖技特別講習会(氣の郷) 指導

藤平信一です。

6/6(土)~7(日)に心身統一合氣道会・氣の郷にて剣技・杖技特別講習会を開催いたしました。東日本から約40名の皆様が参加しました。

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この講習会では、私、藤平信一と大塚本部師範が参加者お一人お一人に直接指導をしました。剣技第一・第二、杖技第一・第二の基本、一つ一つの動作の意味、その氣の使い方を丁寧にお伝えしました。

剣技・杖技は一人で行うものですが、単なる形ではありません。例えば剣や杖で相手の剣や杖を払うとき、大変な威力を持っています。この講習会では、実際に相手の剣や杖を払う稽古を繰り返しました。

皆さん見違えるほど素晴らしい動きになりました。

今回の講習会には、近日、指導員の皆さんや昇段審査会を受験する方や多く参加されました。本日になって本部に多くの参加者から講習会の感想メールが寄せられていますが、とても喜んで頂いたようです。

余談ですが、初日の夜には懇親会もあり、皆さん仲良くなりました。

次回の剣技・杖技特別講習会(氣の郷)は、11/7(土)~8(日)に開催されます。指導員の皆さんや昇段審査会の受験予定者の皆さんには奮ってご参加下さい。

その他の講習会の日程については、心身統一合氣道会 年間スケジュールをご覧下さい。

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2009/06/01

指導能力の向上

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、そして検証することが目的です。

何事を身に付けるにも実践は基本ですが、「実践」だけではなく、実践後にどう変わったか「検証」が重要です。

知識として得た学びは、時に失いやすいものです。実践・検証して得た学びは、失うことはありません。まずは1ヶ月間、記事の内容を実践・検証して下さい。


藤平信一です。

今回の内容は上級者編です。

年間を通して、私は2,000名以上の方に指導をしています。この数には「講演で一度話した方」などは含まれていません。毎週/毎月/毎年など、定期的に指導している方の数です。

つまり、指導の結果、その方がどのように変化したか、私は2,000名分のフィードバックを得ることが出来る訳です。フィードバックがあってはじめて大切な情報が得られるので、これは本当にありがたいことです。

例えば、自分では「よく出来た」と満足する指導でも、実際には、相手には伝わっていないことがあります。自分では「よく出来なかった」と反省する指導でも、実際には、相手に伝わっていることもあります。

もちろん、相手の学ぶ姿勢に因るところもあるのですが、それだけではなく、自分の伝え方に課題があるのです。自分の感覚は重要ですが、実際、相手に伝わったかどうか、それを確認することが不可欠です。

これがない指導者は、自己満足の指導に陥ります。

「指導の仕方を専門的に勉強なさったのですか?」

この様な質問を頻繁に受けますが、私は今まで、一度も「指導の勉強」をしたことがありません。ましてや、専門的な訓練を受けたこともありません。ただ、いつも下記の3つをよく見ています。

  1. 自分がお伝えしたことを相手が理解出来たか。
  2. 理解出来たなら、それを相手が実行出来たか。
  3. 実行出来たなら、それで相手が良くなったか。

1.は、伝える相手に氣を向けていれば良く分かります。

人間は「分からない」「理解できない」状態は不快なので、そういった氣は、何らかの形になって表れます。(表情が曇ったり、視線が下がったり、声が小さくなる、等)「心が身体を動かす」のです。

相手が理解出来ていなければ、伝える方法を工夫します。相手が理解するまで試行錯誤するうちに、説明の仕方や表現方法が磨かれます。

2.は要注意です。多くの人は理解しても実行しません。

実行して頂くには、具体的な方法やポイントをお伝えして、さらに定期的にフォローする必要があります。相手が実行しなかったとしても、感情的になってはいけません。それは、伝える側の不足かもしれません。

どうしたら相手が実行するか、伝える方法を工夫します。相手が実行するまで諦めてはいけません。大変な根氣が必要ですが、それによって磨かれるのです。

3.は、実際に相手が出来るようになったかです。

もし、出来ないときには、1.か2.のどちらかで躓いています。1.、もしくは2.まで戻って、再度、指導をします。相手が出来るようになるまで諦めてはいけません。

指導能力の向上に特効薬はありません。1.から3.を愚直に繰り返すことで、指導能力が向上します。本を読んだり、専門的な知識を得たりすることも重要ですが、この基本的な取り組みがあるから活きて来ます。

指導は一方向ではなく、双方向のものです。相手の氣を見ることが、指導の根幹です。

さて、今月の実践・検証です。

[実践すること]

  • 本文中の1.~3.を実践し、ノートに記録を取る。

[検証のポイント]

  • 定期的にノートを見直し、効果があったこと、効果がなかったことの違いを検証する。

この記事は「藤平信一メールマガジンに掲載されたものです。

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2009/05/21

【重要!】新型インフルエンザの対応について

藤平信一です。

首都圏での新型インフルエンザが発生し、今後、全国的な広がりを見せる可能性があります。

そこで、私が会長を務める心身統一合氣道会では、指導員・会員向けに「日本国内における新型インフルエンザに関するお知らせ」を準備しました。

詳細はこちらをご覧下さい。尚、このお知らせは状況に応じて随時更新しています。定期的にご確認下さい。

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2009/05/16

指導員講習会(大阪本部) 指導

藤平信一です。

5/16(土)に「指導員講習会(大阪本部)」で指導をしました。心身統一合氣道会の西日本の各支部から28名の指導員が参加をしました。

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私が指導する指導員講習会では、指導員の新規任命をしています。新たに6名を指導員に任命いたしました。誠におめでとうございます。

  • 蛭川 一治 指導員 (平心館道場/三重)
  • 後藤 佳代 指導員 (平心館道場/三重)
  • 新谷 尚久 指導員 (魚津教室/富山)
  • 松葉 重昭 指導員 (守山教室/滋賀)
  • Nguyen Quang Anh 指導員 (京山教室/岡山)
  • 西村 たつや 指導員 (松橋教室/熊本)

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2009/05/11

理解のレベル(後編)

藤平信一です。

この記事は、心身統一合氣道の根幹である氣の原理(心が身体を動かす)を、日常生活で実践し、検証するための記事です。読むだけでは意味がありません。

何事を身に付けるにも実践することは基本です。しかし、ただ実践するのではなく、その結果、何がどの様に変わったかを検証することが重要です。

単なる知識として得た学びは、失いやすいものです。一方で、自ら実践し、検証して得た学びは失うことはありません。まずは1ヶ月間、実践・検証して下さい。


「理解のレベル(後編)」

前回の続きで「理解のレベル(後編)」です。前編をまだお読みでない方は、こちらでお読み頂けます。

きちんと実践・検証した方は、自分が理解したと思っていることが、自分が理解したつもりであったことがお分かりになったと思います。

人間は、自分の見たいように見て、自分の聞きたいように聞いて、自分の理解したいように理解します。だからこそ、自分の理解が正しいか確認が必要なのです。

それでは、さらに深いレベルの理解をお伝えしましょう。

相手が話した内容を正確に人に伝えられるようになったら、今後は「相手がどんな心情でその話をしたか」を汲むことです。つまり、相手の話す内容だけでなく、心情を理解することです。

すると、同じ「ありがとう」という言葉でも、発する人の心情によっては、心からの感謝であったり、形だけの感謝であったり、皮肉であったり、実に様々です。

言葉を聞いているだけでは、相手の心情は分かりません。表情や抑揚、間(ま)などを、ありとあらゆる情報から判断をします。

何よりも相手の氣(氣持ち)を見ることです。

言葉だけではなく、一度に多くの情報をキャッチする必要があります。これが出来ないと「空氣が読めない」と言われます。

これは決して簡単なことではなく、本当は訓練が必要なのですが、一般的には家庭教育で教えるのが当然とされていて、学校や会社などでは、訓練をすることはほとんどないようです。訓練すれば、大抵の人は良くなるのに、実にもったいないことです。

私は企業研修で指導をしますが、こういう基礎訓練から始めます。すると、目に見えて理解のレベルが上がって来ます。実際の訓練では、相手の心情を汲む工夫をして(実践)、それが本当に相手が感じていたことか確認をします(検証)。

私が大学合氣道部の新入部員だった頃、先輩から「俺の飲みたいものを買って来て」と言われていました。からわかれていたのかと言えば、決してそうではありません。今にして思えば、これが本当に良い訓練でした。

飲み物には温かいものもあれば、冷たいものもあります。シーズンによって、喉の渇き具合によって欲しいものは変わります。ジュースもあればスポーツドリンクもあり、炭酸飲料だってあります。日頃から注意深く、その先輩を観察しておくことも必要です。

実際に飲み物を買っていくと、始めのうちは「これじゃないよ」と、受け取ってもらえませんが、何度か実践・検証を繰り返すうちに、段々、求めているものが分かって来ます。しかし、次第に慣れてくると、今までの傾向から惰性で選んでしまい失敗することもあります。

そうしながら実践・検証を繰り返します。「飲み物を買ってくる」という、実に他愛もない行動なのですが、これ一つでも相手の心情を汲む実践・検証が出来ます。当時は理不尽でも、今ではとても感謝をしています。

いつの時代でも、相手の心情を汲めない人は常にいるようですが、今の20~30代の若い方には顕著に見られます。本人からしてみれば、一生懸命やっているのに空回りするので、とても苦しい思いをしています。

四人いる内弟子の一人もこのタイプで、いま手を焼いています。しかし、「訓練をすれば必ず良くなる」というのが持論なので、才能のせいにせず、日々訓練しています。

さて、今月の実践・検証です。

今回は、実践・検証に付き合って頂ける相手であることが前提です。人間関係が出来ていないと、人間関係が悪くなる可能性があります。

出来るだけ身内の方が良いと思います。

[実践すること]

  • 相手の話を聞くとき、相手の言葉だけではなく、氣(氣持ち)を見る。

[検証のポイント]

  • それが本当に相手の感じていたことかを確認する。(相手に尋ねる、周囲の人に尋ねる、など)

この記事はメールマガジンに掲載されたものです。

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2009/05/08

USENビジネス・セミナー 出演

藤平信一です。

USENの番組「USENビジネス・セミナー」に出演します!

『心身統一合氣道継承者・藤平信一さんが語る「心の静め方」』という40分番組で、著書「心を静める」に基づいてお話をいたします。

放送期間は、本日5/11(月)から1週間です。

音声だけですので、姿勢や呼吸を説明するのに限界がありますが、著書の内容を補う意味でお聴き頂ければと思います。

番組の詳細はこちらをご覧下さい(放送期間のみ)。
 
さらに、6月には同じUSENの収録で「ある方」と対談をいたします。私がじっくりお話をしたかった方なので、今から楽しみです!

こちらは、7月以降に放送される予定です。

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